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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ぎっくり腰でライブをやると、、、?

2018年11月29日 | 音楽活動

自慢じゃないが(?)、ぎっくり腰でライブに出たことがあった(笑)。
エレキバンド時代のことだから、今からかなり前のことだ。

 

ライブを1週間後にひかえたある日、家でパソコンに向かってて、そろそろ寝ようと思いパソコンをシャットダウンし、席を立とうとした時、グキッ!ときた。
一瞬電流が走ったような感覚。


もう、痛いのなんの。
まともに立とうとしても、体が「くの字」型にまがって、まっすぐ立てない。
実は私は、それが人生初の「ぎっくり腰」であった。
ぎっくり腰は、重いものを持ち上げようとした時になるもの・・と勝手に思っていたので、その時は自分がぎっくり腰になったとは思わなかった。

 

だが、当時組んでたエレキバンドのライブが一週間後に迫っていたので、翌日整形外科に行った。で、検査してもらったら、「ぎっくり腰」だと診断された。
こりゃ困った。
1週間後にはライブなのだ。しかもエレキバンド。

 

しかも・・と書いたのは、これがアコギでのライブなら、私は座って演奏することが通常だからまだいいのだが、エレキギターを弾く時は基本私はスタンディングである。
「くの字」型に体が曲がった状態でステージに立つのは、どうにも嫌だ。


先生に私は嘆願した。「一週間後にライブなんです、急場しのぎでもいいですから、なんとかなりませんか」と。
それを言ったら、その医者はけっこう心配してくれ、「出来る限りのことはしましょう」と言ってくれた。

 

どういう治療をされたかもう忘れてしまったが、一週間後のライブには、なんとか出場することができた。
これが弾き語りならともかく(座って演奏もできるし)、バンドだと、ひとり出れないだけでも、まわりのメンバー全員に迷惑かけることになる。
そうなると、それまで皆でスケジュールをやりくりして練習してきた時間が無駄になる。
それに私自身「出たい」。

 

医者の治療のおかげもあり、とりあえず、重いギターを背負い、当日ライブ会場に到着。
そしてリハが始まった。
1~2曲ぐらいだけなら立っていられるかもしれないが、一時間の持ち時間すべて立ちっぱなしというのは、さすがに辛い。


そこで・・エレキギターを持った状態で、生まれて初めて座って演奏。
バンドの中ではドラマーはいつも座りだが、それ以外のメンバー・・ボーカル、もうひとりのエレキ、そしてベースは全てスタンディングだったが、私だけはアンプに腰かけた状態でライブを乗り切ることにした。

 

そのライブでは1曲だけ私が歌う曲もあった。
なので、その1曲の時は、臨時で(?)スタンディングで演奏。
で、その1曲を歌い終わったら、また座りに戻った。

 

バンドのボーカリストが、MCでお客さんに「だんぞうは今日はぎっくり腰をおして出てきてます」と説明してくれたおかげで助かった。
それを聞いたお客さんは「無理するなよ~」などの声をかけてくれた(笑)。
でも、それを聞いて、安心して座りでエレキ参加が出来た。

 

ライブをひかえている時は、なるべく体調を崩さないように留意しているのだが、ぎっくり腰は、前兆もなくいきなり来るから、困ったものだ・・。

 

ライブの最中は、正直ヒヤヒヤした気持ちもあった。無理して出場した部分もあったので、ライブの最中に悪化してしまったらどうしよう・・・という不安もあった。

 

幸い無事に乗り切ることができ、安堵はしたが、ふいに来るぎっくり腰を防ぐ方法ってないのかな・・。もしくは、前兆とか。

 

バンドもそうだが、他にも・・例えば演劇やお笑いなどのように人前に出てステージ(舞台)上でパフォーマンスをする機会がある人は、本番前にはくれぐれも体調には気をつけないとね・・。他のメンバー(出演者や相方など)にも、その影響がまともに出るから。
迷惑もかけるし・・。

 

お笑いコンビなどの場合、ひとりがダウンしてしまうと、元気な方のもう一人はライブをどうするんだろう。
いざという時はひとりでもできるように、保険(?)として「ひとり漫談」ができるようにしておかないといけないのだろうか。
それとも、ひとりが出れなくなったから、もう1人も出れなくなったりするのだろうか。

 

ちなみに、演劇などでは、臨時で代役をたてて乗りきったりしてるよね。
だが、バンドだと臨時の代役は中々難しい。特にダウンしたメンバーが自作曲を歌うボーカルだったりしたら、なおさら。

 

 

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (鮎川愛)
2018-11-30 17:32:21



確かにエレキギター演奏で、さらにバンド形態で、座っている人、滅多に見ませんからね(笑)


メンバーによるMC「本日、だんぞうは、ぎっくり腰を押して出ています」とは、ありがたいけど、ちょっと恥ずかしいような…(笑)


そのバンドでは、だんぞうさんはリード・ボーカルは無かったのですか?


アンプに腰かけたまま、エレキギターを演奏しながらリード・ボーカルがあるとすれば、ドラムス担当者が歌うように、かなりやりづらかったでしょうね。


ついでに私は、アコースティックギターでも、エレキギターでも、キーボードでもスタンディング・スタイルで演奏しながら歌うことが好きです(腕前は別問題…)。


座りながら歌うと、声が出しにくいですからね(^-^;
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Unknown (だんぞう)
2018-11-30 23:00:05
少なくても、エレキを弾くロックギタリストは、たいがいスタンディングですね。
座って弾くギタリストもいないことはないけど、数は少ないです。

そのライブでは、私も1曲だけ歌いましたよ。
街道の旅人たち という曲でした。
時代屋でアコギバージョンで歌った時は、お客さんからの反応はありませんでしたが(泣)、エレキバンドでやった時は、かなり好評でした。
会場にいた誰かのお子さんまで乗ってましたから。

さすがに私がボーカルを取る曲の時だけは、スタンディングでやりました。

ライブでは、座りよりもスタンディングのほうが見栄えはいいです。

なのでスタンディングがお好きなら、ぞれを通したほうがいいと思いますよ。
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