国民的コミックでありアニメでもある作品、ご存知「ドラえもん」。
泣く子も黙る(?)ぐらいのメジャーな作品であるのは、ご存知の通り。
ドラえもんの人気の大きな要素は、そのストーリーもさることながら、なんといっても「ドラえもんの道具」は外せないだろう。
ドラえもんには、様々な未来道具が出てくるが、その中でも人気投票でもやれば、必ず上位にくるのが「どこでもドア」であろう。
「タイムマシン」「タケコプター」「ほんやくこんにゃく」「スモールライト」「ビッグライト」「四次元ポケット」などを差し置いても上位に来てもおかしくないぐらいの人気アイテム、それが「どこでもドア」であろう。
なにせ、便利。ともかく便利。
大きな荷物を持っていようが、天変地異が起きようが、関係ない。
「どこでもドア」があればなあ・・・などと考えたことがある方は、多いはず。
私もその一人。
だが、もしも「どこでもドア」が実在して、手元にあったら、どうなるか?を少し考えてみると、その良い点の反面、そのデメリットも思いつく点がある。
例えば旅だ。
電車もいらない、飛行機もいらない。車の運転もいらない。荷物の多さもクリア。しかも、最短時間・・というか、瞬間移動。なので、目的地までの時間を省略できる。その分、目的地での滞在時間を長くできる。
そんな点はいいのだが、反面、移動にかかる時間が皆無なだけに、「経過」という要素も皆無になる。
旅というものは、目的地に着くまでの経過も楽しむ場合であることは多い。
経過という要素がなくなる以上、出発地と目的地だけのものになる。
だから、電車やバスで、移り変わる風景を楽しむこともない。
これって・・けっこう味気ないのではないか。
駅弁なんかも必要なくなるが、もし駅弁を食べたいなら、駅弁を売ってる駅に一瞬「どこでもドア」で行き、そこで買って、再び元の駅に戻ることにすれば、駅弁は食べることはできるが、私の個人的意見では、駅弁は経過の中にあるから楽しいと思っている。
一見「どこでもドア」に入りきれないほどの大きな物を運ぶ時、トラックやトレーラーなどは、そのまま必要かもしれないが、それとてスモールライトで一時的に小さくしてしまえば、それも解決されてしまう。
そんなことを考えると、「どこでもドア」が普及してしまうと、電車や飛行機、自動車、バスなどの会社はつぶれてしまう場合もありそうだ。
経過を大事にする人もいるだろうから、すべての移動手段が消滅するということはないとは思うが、それでもかなりの関係会社はつぶれてしまってもおかしくない。
旅の「経過」的な場所で商売をしている人たちにとっても失業ものになりそうだ。
あと、国境というものも意味がなくなりそうではある。
そうなると、スパイ天国にもなるのではないか。
となると、「どこでもドア」の効果を無効化するシステムの開発も必要になってきそうだし、需要はあるはずだ。
国家機密関係なら、なおさら。
・・・とまあ、なんだか、話が大きくなってきてしまったが(笑)、一見究極の便利道具ではあるが、その反面場合によっては深刻なデメリット部分も含んでいるのは確かであろう。
なので、もし実在したら、「どこでもドア」の「圏外」を設けるのは必要だろう。
「国外」は最初に「圏外」扱いされるだろう。じゃないと、犯罪などで、犯人は「高跳びし放題」になる。
まあ、そう考えると、「どこでもドア」には「使用履歴」などを調べられるようにしておかねばならないだろう。
ともかく、もし「どこでもドア」を開発するなら、同時に「圏外」の設定をも考えていかねばならない・・それが現実だろうとは思う。
もっとも・・その前に、交通手段の会社から、かなりクレームがきそうではあるが。
でも・・・やはり、あの便利さは・・・究極ではある。
実現性はタイムマシン同様かなり無理がありそうだが。
なんでもそうだが、「便利さ」には、それに対する「不都合や不利益」もつきものなのだろう。
きっと、ドラえもんの生まれた「未来」の世界であっても。
どこでもドアに「国外圏外設定」は、よくお考えになりましたね。
私は、「どこでもドア使用は、何時何時までに3回まで」と使用期限を設けることです。
あれほど便利な道具が永久保証で使用できたら、きっと人間は堕落しますよ(笑)
さて、私も旅行の過程をも楽しみたい方です。
特に飛行機で大空の旅は、最高ですね。
今から10年ほど前、1人で大分県まで行ったことがあります(他の家族は既に大分県に)
初めて1人で乗る飛行機は、特に緊張と興奮しました(笑)
しかし眼下を見下ろせば、果てしなく広がる青空、いくつも漂う白い雲、着陸近くなれば四国・九州の島々が見えてくること。
そして大空のエリートとして活躍されるキャビンアテンダント、チーフパーサー、そしてパイロット。
全てが本当にときめいて見えました!
飛行機を降りるとき、私のために、いろいろ尽くしてくださったキャビンアテンダントのお姉さんに、深々と頭を下げた思い出…。
どこでもドアが開発され、量産されたら、人間は確実に旅行という「詩(うた)」を喪失します。
あくまでも、ドラえもんだけが所有し、のび太くんや静ちゃんなど一部の人たちだけが利用しているから、その素晴らしい価値は永遠なのです(笑)
どこでもドアは、現実的には実現不可能な道具だと思いますが、もし実現したら、無制限な使用は禁物でしょう。
へたしたら、法的な制限もなされるかも。
犯罪にも使えますから。
また、無制限な使用が可能だと、人類の進化や文明の進歩の妨げにもなるような気がします。
まさに鮎川さんの仰る通りだと思います。
飛行機といえば、飛行機が苦手な人もけっこういますよね。
高所恐怖症な方には特に。
また、墜落したら、まず助からない場合が大半ですし。
その一方で、素晴らしい「旅や移動の経過」をくれますよね。
悪用すればパンデミックを起こしたり、宇宙空間につないで地球を壊滅できる。(誤用でなりかけた話もあり、対策していないようですね。)
時間の外にようこそ。
そう、どこでもドアが実在したら、交通産業はたまったもんじゃないですよね。
電車、バス、タクシー、自家用車、飛行機、ほか、あらゆる移動手段が困ることになるでしょうね。
世には失業者があふれるかも・・・。
宇宙空間につないで地球を壊滅させる??
こ、これは恐ろしい・・。
もぢどこでもドアが、別の星にも移動できるなら・・・ロケットもいらなくなる・・。
犯罪への転用も、容易ですよね
そういう意味じゃ、考えれば考えるほど、恐ろしいかも・・・。