入浴剤が好きで、家の風呂には必ず何かの入浴剤を入れている。
私が家風呂に入浴剤を入れるようになったのは、もうずいぶん前。
若い頃から、気づけば入浴剤を入れていたと思う。
もともとのきっかけは、旅願望からだった。
温泉に行きたい、でも中々行けない・・・そんな時期に入れ始めたのを覚えている。
ほら、よくあるでしょう、「〇〇温泉の湯」などと書かれた入浴剤。
それを入れて、気分だけでも、その温泉に行った気になって、その温泉に入った気分になって、中々旅に出れない自分を慰めていたのだった。
その時使っていた「〇〇の湯」という入浴剤は、それぞれ1回分の分量が袋に入っている商品だったので、当然1回使うと1袋づつ減ってゆく。
それを毎日繰り返すと、消費ペースも早い。
なので、なんとなくもったいない気持ちもあったので、「特別な日」や、何かしら意味のある日のみ使うことにしていた。
だが・・・やがて、そういう1袋タイプの入浴剤以外の、少し大きなカンや箱に入っていて、1回に使う分量を自分で調整できる入浴剤を買うようになった。
すると・・
「たまに」使うだけだったのが「数日おき」に使うようになり、しまいには毎回使うようになっていってしまったのだ。
あ、風呂の湯は、一回ためると2日くらいは使ったので、さすがに毎日入浴剤が減るというわけでない。
それでも、2日に1回は使うことになるので、消費ペースもそれなりだ。
だが、入浴剤の入った風呂に慣れてしまうと、それが普通になってくる。
使い続けるうちに、たまに入浴剤を入れない日があると、なんとなく風呂が物足りなく感じるようになってしまったのだ。
・・・てなわけで、今では、風呂には必ず何かの入浴在が入っている状態で、入浴している。
入浴在にこりはじめると、色んな入浴剤を試してみたくなる。
当初の頃に浸かってた、1回の量が決まった1袋タイプの「〇〇の湯」も、色んな種類を買い置きしてある。
また、たまに旅行した時に、現地でその地の名前が入った入浴剤が土産屋で売られていたりするが、そういうのも買ってきてるので、そのストックもある。
もちろん、毎日「通常用」に使うための「1箱や1缶に大量に入っていて、1回の使用量を自分で調節できる」タイプの入浴剤のストックも、切らさない。
1袋タイプの「〇〇の湯」や、旅行先で買ってきた入浴在は、少し贅沢な感覚があるので、何か特別な日にしか使わない・・・という姿勢は今も変わらない。
そういえば、以前九州に旅した時に、液状の天然の硫黄の入浴剤が入った「小さなペットボトル」を買ってきたのだが、ペットボトルに注意書きのラベルが貼られていた。
で、そこには「追いだき」は禁止と書いてあった。
つまり、1回暖めた浴槽の湯に入れてしまったら、入浴後にその湯はすぐに処分しなければいけないのだ。
何度も湯を暖めなおして使うと、天然の硫黄成分で、風呂を痛めてしまうらしいのだ。
なので、一度湯が暖まったら、その湯にはいる人は、湯が暖かいうちに全員が早めに入り終わらなければいけない。
湯の温度が冷めてくると自動で暖めてしまうハイテク風呂には、使えない。
なので、使いどきが難しい。
風呂を痛めるのは嫌だし。
てなわけで、その入浴剤だけは、1回使っただけで、その後使う機会がないままでいる・・。
だけど、その天然硫黄の湯、匂いが温泉地で匂う「硫黄温泉」そのものズバリな匂い。本物の硫黄温泉に入っている感覚がある。
これを使うと、家中に硫黄の匂いが広がる。ホント、温泉地にいるような匂い。
通常の入浴剤や、「〇〇の湯」と書かれた入浴剤は、どこか「人工的な湯」という感じもあるのだが、その天然硫黄の湯は、凄い。ものが違う、レベルが違う感じだ。
気軽に使えない・・ってのが、ほんともったいないぐらい。
お勧めしたいが、おいそれと気軽にはお勧めできない・・・ってのが、もどかしい。
この天然硫黄の湯は別格として。
通常の入浴剤の中で私がお気に入りなのは、「檜(ひのき)の入浴剤」かな。
これを使うと、家中に檜の香りが広がるのだ。
檜の香りって・・・いいよね~。
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