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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

テレフォンソング  by アーサー、ハーレイ&ゴットリーブ

2021年09月29日 | 音楽全般

  Telephone song    by   arthur hurley & gottlieb

 

以前自分のHPを持ってた時、自分のこれまで聴いてきた多数の色んなアルバムの中から、特にお気に入りだったアルバムを紹介したことがあった。

で、その中の一枚に「サンライト・シャイニン」というアルバムがあった。

アーサー、ハーレイ&ゴットリーブというユニットのアルバムであった。

 

今回取り上げるのは、そのアルバムの中の1曲。

「テレフォンソング」だ。

正直そのアルバムは、収録曲どれも好みで、当時しょっちゅう聴いていた。

家に友人が泊りにくると、必ず聴かせていた。

「このアルバム、いいから聴いてみ」と言って。

 

実際、友人たちに聴かせてみたところ、そのアルバムをけなした人はひとりもいなかった。

むしろ「このアルバム、いいねえ」と感心する奴が多かった。

サウンド的にはメローで、親しみやすいメロディ、アコースティックなサウンドとストリングスのからみ、どれをとっても文句なしのポップロックの名作だった。

 

当時はソフトアンドメロウと呼ばれたサウンドが人気を博してた時代だったが、このアルバムは当時の音楽の人気の主流をゆくような内容であった。

ウエストコーストサウンドのポップさや爽やかさと、イーストコーストの洗練された要素がミックスされたようなサウンドになっていたが、個人的にはこのアルバムはウエストコースト的なサウンド寄りに思えた。

当時私はウエストコーストサウンドにはどっぷりハマっていたので、そんな私にはまさにストライクな内容であった。

 

だが、名作であったにもかかわらず、日本盤はとうとう発売されなかったのではないか。

もし国内盤が出てたら、私は国内盤を買いなおしたと思う。

解説や訳詞、そしてそのユニットのメンバーの素性なども知りたかったので。

今でも、もしCDで国内盤が出るなら購入したいぐらいだ。だが、LPの時代にあっても国内盤が出なかったぐらいだから、今更CDの国内盤なんて無理なんだろうなあ。

 

結局、国内盤が出ないまま、輸入盤を聴きまくってたわけだが、輸入盤には歌詞カードもなかったし、解説らしきものも皆無。

なので、このユニットの素性に関しては謎のままであった。

だが、アルバムの内容は最高だった。

 

アルバムジャケットからたいした情報を得られないまま聴いてたが、今この3人組ユニットを改めて取り上げるにあたって、少しネットであれこれ調べてみた。

情報量はごくごく少なかったが、、かろうじてこのユニットについての説明は見つけた。

 

それによると、このユニットは70年代初頭からギター、フィドル、ピアノ、ボーカルをこなしながら活躍し、現在までに20枚以上のアルバムを発表してきているマイケル・ハーレーが大学時代の仲間と結成したトリオらしい。

まずはピアノ、キーボード、ベース、フルート、ボーカルのマイケル・ハーレー。

ボーカル、アコギ、メインソングライターとしてジェフリー・アーサー。

そしてバイオリン・バックボーカルのニール・ゴットリーブ。

この3人によるユニットだったようだ。

 

この中でもマイケル・ハーレーは画家としても人気が高く、彼のソロアルバムではジャケットも彼自身が描いた絵が使われているようだ。

彼のソロアルバムをちょっと調べてみたところ、確かにジャケットの絵は魅力的。

ジャケット買いしたくなるぐらい魅力がある。

だが、3人ユニット名義の「サンライト・シャイニン」というアルバムのジャケットは、ハーレーのソロアルバムとは趣が違うジャケットになっていた。

私は、このアルバムのジャケットの雰囲気につられて買ってしまった覚えがある。

なんというか、ウエストコーストとハワイを足して2で割ったようなイメージに思えた。

 

 

私がそもそもこのアルバムを入手したのは、某中古レコード屋の中古盤コーナーでだったと思う。

このユニットに関する情報は何ひとつ知らないまま、ジャケットが当時の私の音楽の好みに合ってそうだったことと、値段に惹かれたんだと思う。

いくらで買ったのかは覚えていないが、せいぜい1000円前後だったのではないか。

というのは、それぐらいの値段が、当時の私が中古盤を買う時の値段相場だったからだ。

 

ユニット名も知らなければ、メンバーも誰ひとり知らない・・・そんなユニットのアルバムを買うぐらいだから、ちょっとした冒険ではあった。

でも、そういう冒険をして入手したアルバムの中には、けっこう「当たり」のものが多かったので、冒険とはいえ、聴くのが楽しみでもあった。

で、買って聴いてみたら、予想以上の大ホームランだったというわけだ。

私のカンに狂いはなかった・・・と自画自賛してたと思う。

 

 

前述の通り、このアルバムは全曲良かったので、このアルバムの中から何か1曲このブログで取り上げるとしたら、どの曲にしようか迷った。

だが、アルバムの曲は全曲がネットで見つかるわけではなく、私の検索ではせいぜい数曲しか見つけられなかった。

なので、その限られた数曲の中から選ぶことに。

 

で、この「テレフォンソング」を選んだのには、ちょっとした理由もあった。

当時私はカセットテープで「我が家にあるアルバムの中から私が個人的に特に好きな曲」を選んでオリジナルオムニバスアルバムみたいなテープを何本も作っていたのだが、その中の1本に入れたのがこの曲。

この曲を入れたカセットを持ち歩き、当時組んでたバンドの仲間とドライブに行った時に、私の作った「名曲オムニバスアルバムカセットテープ」をその車のカーステでかけた。

 

で、この「テレフォンソング」がかかった時、その時車内にいた仲間から悪くない反応があった・・・と思う。

 

その時のドライブは、バンドのメンバーの親睦を深める意味合いが大きかったので、この曲はドライブの目的にも色をそえてくれたような気もしている。

確か・・車は奥多摩方面を目指して青梅街道を走っていたと思うが、道が混んでて結局奥多摩にはたどり着けなかったような記憶もある。

 

まあそれはともかく、そんな「ちょっとした」記憶もあるので、アルバム「サンライトシャイニン」から、「テレフォンソング」をここでピックアップ。

 

できれば、この曲が収められていた名盤「サンライトシャイニング」が日本盤でCD復刻されればいいなあ・・・と今でもしつこく思っている私。

 

中古盤店では、たまにこんな掘り出し物を見つけることがあったから、当時中古盤通いはやめられなかった。

「よし、いいの見つけた!」と思えるアルバムに当たると嬉しかったものだ。

 

このアルバム「サンライト シャイニン」はこれまで私が聴いてきた全てのアルバムの中でも忘れられないアルバム群の中の1枚なので、このアルバムへの私の思い入れは強い。

こちらのブログでも、やっとこのグループの曲について触れることができ、なにやらホッとしている。

胸のつかえがとれた思いだ。いつか取り上げたい・・とずっと思っていたので。

 

 

では・・

結局国内盤は出なかったアーサー・ハーレイ&ゴットリーブの名盤「サンライト・シャイニン」というアルバムから、「テレフォンソング」をどうぞ。

メローでポップな曲です。

サビのキラキラしたサウンドアレンジが特に好き。

 

 

arthur, hurley & gottlieb - telephone song

 

 

 


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