時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

信濃川が古風な女性のように流れていた

2010年07月28日 | 
先日、久々に・・・・思えば何十年ぶりかで・・信濃川に逢ってきた。

久々に逢う信濃川は、芯が強くとも穏やかな、古風な女性のように流れていた。


大昔は暴れ川だったそうで、しょっちゅう氾濫していたそうだが、分水が整備されることで、暴れることもあまりなくなったらしい。

信濃川といえば、なんといっても日本一の長さを誇る川。

新潟県民にとっては、郷土の誇りであるそうだ。

上杉謙信、米、酒、と並んで、信濃川。

いくつもの支流が流れ込む信濃川は、日本にあっては大河と呼ぶにふさわしい川だろう。


私が幼い頃にみた信濃川も、今見る信濃川も、川の流れは優しかった。

きらきらと太陽光を浴びていた。

天に広がる大空と、大地を流れる信濃川は、釣り合いのとれた「お似合いのカップル」のようにも見えた。

信濃川に片思いしていた私であるが、大空が相手では身をひくしかない(笑)。


昔は、信濃川ではよく子供たちが泳いでいたそうだ。

だが、今は、泳ぐ子は見かけなくなったそうだ。


そういえば、水自体はさして透き通っているという感覚はなかった。

昔は透き通っていたらしい。


かといって、汚れた川というわけではないので、念のため。


資源確保のために川底を掘り起こして、そのせいで渦が出来てる箇所もあり、その渦に巻き込まれると溺れてしまう子もいたらしい。
なので、泳ぐ子には、親たちは十分に注意を与えていたそうな。

でも、泳ぐ子がいなくなった今は、そういう心配もないのだろう。


私の作った歌「あの町を流れた信濃川」という曲の中に、こんな歌詞がある。
「空は高く広がって  ゆうゆう流れた信濃川」。

それは、私が幼い頃に信濃川を見て思った記憶であり、印象であった。

だが、それは、今も変わらなかった。
そのままだった。
なぜか、安心感と嬉しさが私の心に去来した。


「いくら時代が変わっても  変わらず流る  信濃川」。










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