火曜日の午前(9時20分前後?)に毎週放送されているTBSラジオ番組の1コーナーに「俺の5つ星」というものがある。
このコーナーがいつから始まったのかはわからない。
気づけばいつの間にか放送されるようになっていた。
午前、なんとなく職場でBG代わりにラジオが流れていると、いつしかこのコーナーが始まり、聞くとはなしに聞いてるうちに、いつのまにか好きになっていったコーナー。
リスナーから「思い出の店、あの味」の記憶を投書で送ってもらい、その店はどういう店だったのか、今はどうなっているのか、無いのならその後どうなったのか・・・を探るコーナーだ。
利用者の心に残っているからには、その店は、その投書を送った人にとっては忘れられない味の店だ。
必ずしも有名な店というわけではなくても、おいしい店というのは確実にある。
昔は・・・例えば学生時代によく利用してた店だが、学校卒業と共に、自身の活動範囲がかわり、足が遠のいてしまった店・・・そんな店もある。
でも、たまにそんな店のことを思い出すこともある。
そんな時、「あの店、まだあるかなあ」とか「あの店、今どうなってるかなあ」などと思ってしまうこともある。
私にもある。
学生時代によく行ってた店で、昼間はカレー屋だが夜は居酒屋になる・・そんな店があった。
昼間のカレーは安かった。癖のある味だったが、妙にうまかった。
トッピングもあれこれできた。
就職して足が遠のいても、たまに無性にその店のカレーが食べたくなったことはよくあった。
卒業してかなりの年数がたって、久々にその店があった街に行く機会があった。
で、その店が今どうなってるのか知りたいとおもった。健在なら久々に入ってみようと思った。
だが・・・その店はもう、なかった・・。
学生時代の「思い出の味」はもう残ってなかった。
ある意味、学生時代の思い出のひとつが消えたような気分だった。
そんな経験がある方も、いらっしゃるのではないか。
その店は、どこかに引っ越してしまったのか。そうだとするなら、どこかでまだ営業してるのだろうか。
それとも完全に廃業し、その店も、その味も、もう完全になくなっているのか。
場所をかえて今もどこかで営業してるなら、今はどこにあるのか知りたい。
完全廃業してしまったなら、理由はなんだったのかな・・。
それを知りたい。
そんな気持ちに応えてくれるのが、「俺の5つ星」というコーナー。
このコーナーには、けっこうドラマチックな展開の時がある。
今はもうなくなってしまっている店に関する情報を、リスナーや、その店が入っていたビル(?)のオーナーをはじめとする関係者などから集め、その店の「その後の情報」に少しづつ近づいていく過程は、けっこうわくわくする。
お、だいぶ肉薄してきたな、もうすぐだ・・・と思ったり。
結局「その後」がわかる場合もあれば、結局「たどり着けない」場合もある。
だが、たどり着けなかったとしても、けっこう近づいたりはしたりする。
このコーナーのそういう展開を聴いてると、これを映像つきでテレビバラエティなどでやってくれないかな・・などと思ったりする。
その店のあった現地の今の姿や、その店への道筋などを、テレビなら映像で見せてくれることが可能だし、より情報も集まりやすいような気もする。
もしテレビのバラエティでやるなら、深夜枠でもいいから。
思い出にも色々あるが、それは景色や人間だけでなく、「味」というのも確実にある。
私も、そういう企画番組大好きです。
だんぞうさんがおっしゃる通り、ラジオ番組からテレビ番組へと転進しても、間違いなく好感度高い内容になりますね。
私にも、ありますよ。
「あの店の、あの味」
場所は東京都世田谷区。
東急世田谷線が走るローカルな町並みにある、小さな中国料理店。
そこの「唐揚げ定食」が特殊な味付けで、とっても美味しいのです。
私が二十歳の頃、あるきっかけで、その店で食事して以来、何度も通いました。
それから18年以上の月日が流れて…。
つい2年ほど前の冬、その店を訪ねると、まだ営業していました。
経営者も変わらず、中国人夫妻のままで。
「唐揚げ定食」の味も、そのまま健在でした(嬉し涙)
そのラジオ番組に私も投稿してみたいですね。
音声だけのラジオでも良いなと思えるのですが、企画内容的に、映像つきのテレビでも良いと思えてます。
現地の様子とか。
鮎川さんのそのお気に入りの店は、今も健在なんですね。
良かったですね。
18年もたっているということは、店主はけっこう歳を重ねられてるはず。
無理せず、なるべく長く店が続いていくといいですね。
誰か若い人が後を引き継いでくれるといいですね。