滞在時間は数時間程度と、
ちょっとバタバタしたスケジュールでしたが、
20年以上経過した今になっても、
貴重な体験をしたと、
感慨にふけるときがあります。
この訪問は1997年でしたが、
インターネットで他の方のブログやYoutubeの動画や、
他の方が撮影した画像で近年の様相を見てみると、
まぁ、当然かもしれませんが、
ガラリと様変わりしているようですね。
「ハブに注意」といった看板や、
自決跡地への案内図といったものが設置されていて、
比較的簡単にその場所へ行けるようになっています。
どうやらガイドさんもいるみたいですね。
それに安全面を考慮してか、
鉄柵も設置されているようですが、
立派な遊歩道まであるのには驚きました!
沢まで降りる途中までみたいですが、
手すりも付いた本格的なものですね。
自分が訪れた1997年当時は全くの手つかず状態で、
なんの看板も案内板もなく、
本当に自然そのままの「谷間」だったのですから。
これも「平和学習」の賜物なのでしょうか?
沖縄本島の戦跡もそうですが、
自分は戦跡が整備されること自体には賛成です。
「ひめゆりの塔」のように、
戦跡が観光地化されることにも賛成です。
ただ、それと同時に複雑な思いもありますね。
これは渡嘉敷島に限らないのですが、
元々の原風景がなくなっていくという、
残念な事実にも繋がっていくことになりますから…
しかし、むやみやたらに、
なんの後先も考えずアホみたいに
「自然を壊すな!」と訴える、
ということでは決してありません。
リゾートホテルの開発と同じように、
自然との調和、
あるいはバランスと言い換えていいかもしれませんが、
「開発」「整備」と「自然」「環境」の、
程よい融合化がうまくいけば、
それが一番のアイデアと思うのですが…
でも難しいんですよね、そういうことって。
様々な思惑や利害がぶつかり合い、
それぞれが対立し、
収拾がつかなくなってしまうというようなことも、
自分自身の経験上、起きてしまう現象だと思います。
これは沖縄だけの問題ではありませんね。
ホント、一筋縄ではいかないことですからね…
これで「1990年代の沖縄旅行 渡嘉敷島の集団自決跡地へ」をおわりにします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。