バスケと釣りと。。。

小4から始めたバスケット。今では中学バスケにコーチや審判活動で携わっています。

1対1!③

2020-02-20 07:40:08 | バスケットボール
おはようございます!ば~ちです。

1対1の第3回です。第1回と第2回は下記からどうぞ。


第2回にて、
「おぉい、なんか2対2の話になっちゃいませんかってんだ」
とはなりませんでしたか?
ですが、1対1とはそもそも、ボールを持っていない状態(オフボールマン)でも起こっているんですよ。
ボールをもらってからの仕掛けだけが1対1ではなく、バスケットボールでは常に1対1が行われているのです。


そもそもボールをもらう頃自体が出来なければ、世に言う『1対1』は出来やしない

「ま~た当たり前を言ってるよ」

この当たり前をどれだけ理解出来てますか?
ちなみに興行であるプロを引き合いに出しても参考になりません。
彼らは「魅せる」ことが生業です。”ソレ”を国内で一番理解している選手は富樫選手でしょう。NBAは言わずもがなですよね。局所的に参考になることもありますが、基本プロというのはショーですから。

バスケットボールのOFの極みは、いかに1対0を作り出せるかです。
そしてそれの始まりはほぼすべてにおいてオフボールマンでの1対1であるということです。
”ほぼ”としているのは、アクションを起こさずともボールを持つことが出来る場面があるからです。
それは、フリースロー時とスローイン時です。
この時だけは、有無も言わずボールに触れることが出来ます。

つまり、オフボール時の1対1を勝てるかどうかというのは軽視(2回目)出来ません。

ウイングを例にすると、この範囲だけでウリウリやって動いている子をよく見かけますが、これじゃボールはもらえませんし、ボールマンもパスを出したところで...となります。

ゴールに向かうことを覚える

こういった「ゴールに向かう」動きはOFにとってはとても嫌なアクションです。例えば黄色のフロントカットをしようとしたら、止めにきますよね?ならばと、裏(バックドアカット)を取ったり、それを逆手に取り外でもらうことも出来ますよね。
はなからゴールに向かってこないOFは非常に止めやすいです。
前回もお話しした通り、DFを後手にさせることでOFはシンプルかつ効果的になります。

そうは言ってもこのシチュエーションばかりではないよね。

そうです。常に状況は変わっていきます。例えば、
こんな形。よく見かける、そしてベーシックなOFですね。
この場合、黄色や青のカットは適切でしょうか?

どう見ても難しいですよね。
それは、
これならここに切り込むためのスペースがありますが、
これじゃスペースがないですよね。
黄色で行くと、B1とB2の間を通らなくてはならず、非常に狭いコースで、さらにその狭く細いコースにパスを通す精密さも必要になってしまいます。
仮に通ってもB4のDFがいますのでかなりタフなショットになる可能性は高いです。

青で行くと、そもそもA4の味方とかぶってしまいそのエリア自体が死にエリアとなってしまいます。(スクリーンプレイ等は別の話)
そうするとボールがもらえないですよね。

ではこれは?
これも難しそうですね。
ですがB4のポジショニングにもよりますが、裏は先ほどより通しやすいかもしれませんね。

一見難しそうではありますが、②でお話ししたスパッと瞬間的に動き出すが出来れば、レシーブもパスもしやすくなります。

ここをスパッと動き出し、
DFをこのように出来ればOKです。
そうすればレシーブからジャンプシュートも出来ますね。
シュートが出来ればDFは慌てますよね。カバーが出てきたり、リカバリに焦ったり。
そしたら次のことが見えてきますよね!

だらだらと動き、ゴールに向かわないからボールがもらえない。だからOFが難しくなる

特にミニや中学バスケの子たちは、外でウリウリ動くばかりではなく、中に切り込んでいくことを覚えていきましょう。

1対1の必殺技でDFをやっつけたい?

でしたら、YouTubeの
ともやん
DIME
RISE

を見てもらった方が良いです。

でも結局、ボールをもらってからでないとこれらも出来ませんけどね
DFは危険度の高いものから処理していきます。
シュートがないプレイヤー、特に切り込んでこないプレイヤーにはDFは後手になってくれません。
インサイドのプレイに対しては体を張って止めますよね。ゴールにより近い位置はDFにとっては危険なので、全力で止めるわけです。
ぼやーっと突っ立っていたら、やりたい放題ですよね。

どうすればその選択になるのか。
どうすればその選択ができるのか。

ここを押さえることで1対1の幅は、グーンと広がりますよ。

最後に

お分かりになったかと思いますが、完全なる1対1の状況というのは、アイソレーションという特殊なシステムで意図的に作り出さないとほぼない状況といえます。

なので、こういった片側サイドでの2対2や3対3の中で、1対1をやっつけなければなりません。そうなると自分だけの動きだけでは少々難しくなってきますから、見る(目視)をして状況を瞬時に把握・判断しなくてはいけません。

シュートがあれば、自分のDFを出しぬける。
シュートがあれば、そのあとのDFが対応せざるを得ない。
そうすれば、『次』が生まれチームがどんどん動いていく。

ではでは!
良いバスケットボールライフを!


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