過日、野村万作萬斎新春狂言を観に行った。
母の影響か幼い頃から狂言が好きでたまに行っていたが野村家の狂言はなかなか行く機会に恵まれず今回が初めてだった。
萬斎さんの父である人間国宝、野村万作さん(『釣狐』やCM「違いの分かる男」でご存じの方もいらっしゃるかも)御年93歳になられたそうだが、声も出るし足元もしっかりしておられた。
ご年齢から親子孫揃って出演される舞台もこれからは少なくなるだろうとの思いもあり是非行きたいと思ったのだ。
「魚説法うおせっぽう」と「附子ぶす」は狂言の中ではよくある話の1つで作品は違えど観る機会は多い。
面白かったのは「茸くさびら」家中に大きのこが生えるのを山伏の祈祷で駆除しようとしたが・・・のお話。小さな子供も楽しめる演目。
山伏役が祐基さん(萬斎さんの息子)で謡の声はお父さんにそっくりだった。
舞台演出も現代を意識した工夫や面白みがあって楽しめた。
演目前に萬斎さんのレクチャートークがあったのだが、会場のパンフにも古文辞書のような語句解説もあって親切なこと。
言葉も昔よりかなりわかりやすくしていたようにも感じるなぁ
現代にも生き続けている文化だから進化しながら守っていってほしいね。
帰りに少しだけ梅田周辺をうろうろ
ハイブランドの入るビル街を抜け、中央郵便局跡のビルをのぞいてみたり。
KITTEビルの正面デザインは郵便局時代の名残りかな。
JR大阪駅北側にできた「グリーングラン大阪」の公園エリアに行ってみたかったけど今回はパス。相変わらずあっちもこっちも工事してて遠回りになっちゃうんだよね。
2ヶ月半後に迫った大阪関西万博だけど実際盛り上がっているのは一部の関係者だけじゃないの?と隣県の住民は感じますけど・・
久しぶりの大阪はパワー溢れて面白くもあり、人が多くて疲れもし、神戸に帰ってホッとした私。 たまにはこんな刺激的な1日もないとね😉
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