今回は、改めて原点に戻り「なぜ今、亜麻仁油が必要なのか」を復習します。
「亜麻仁油」は、亜麻(別名フラックスリネンという原産地が中央アジア、南ヨーロッパのアマ科の1年草)という植物の種を搾った油で、必須不飽和脂肪酸で最も重要とされるオメガ3の含有量が可食動植物の中でエゴマ油とともに最も多い(約50~60%)類の食用油であることをご存じの方は、ここ5年ほどの間にテレビの健康関連番組で繰り返し取り上げられてきたことにより思いのほか多いのではないかと推察します。
なぜ「亜麻仁油」の成分中の50%以上を占めているオメガ3が必須不飽和脂肪酸の中で最重要なのかについては次回以降にするとしまして、現代の日本におけるがん、認知症、アトピー、肥満、高血糖、高血圧などのいわゆる現代病急増の原因は、平均年齢、高齢者の割合の上昇によるもの以上に食生活の欧米化による食事内容の変化であり、特に脂肪の摂り方の変化にあると言われています。
食事内容の変化と言えば、一番に牛、豚肉の肉、脂身や乳製品、スナック菓子などの飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含む食品の多食を思い浮かべますが、その奥にある問題の脂肪の摂り方の変化の正体は、水素添加による不活性化や高温高圧での圧搾、溶媒を用いる等の大量製造手法による油の質の劣悪化(当然ですがオメガ-3は消滅し変質しています)と「リノール酸は健康に良い油」の旗印のもと健康に良い油と称する良くはない油を大量製造、大量販売を今もって続ける製油メーカー業界主導による油脂類の摂取量急増であります。
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