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平凡な日常生活にまつわる拘り情報、写真、並びに体験談等を交えて皆さんとの交流を深めて参りたいと思います。

ハワイの桜?を探訪

2014-02-07 17:21:48 | 花、植物





















私達は今から丁度3年前の2011年にこの生まれ故郷のホノルルに憧れてラスベガスから引っ越して来ました。 この常夏のハワイでは桜や梅等の鮮やかな満開風景は二度と見られないと思っていましたが、或る人の話ではこのオアフ島の南部のほぼ中心部に在る
Wahiawa(ワヒアワー)と呼ばれる小さい町に行けば日本人が住む家の庭に桜の木を見ることが出来るそうだが,何処だかははっきり判らないと言う事でした。 長く住んでいる人の中にも案外知らない人が多いのには驚きましたが、それだけ桜には最初から興味が薄いと言う事なのでしょう。 私自身も今まで諦めていました。 それが今年の2月に入って現地の小さい新聞の中から桜に関する切り抜きが非公式ですが「桜タウン」と称して「日本やワシントンに旅行しなくても綺麗な桜を楽しめます」と題して宣伝されていたものを近所の人が持って来て見せてくれたのでした。 戦後の1950年から遡って500本以上もの桜の木がこの涼しい気候の土地で植樹されて来たと伝えられていました。

その切り抜きの記事はWahiawaNikkeiCivic Associationからスポンサーされた企画で、担当者に拠ると毎年2月の最初の土曜日のみ、一年に一度のみ、何とその町で桜見物の為に20人乗りのバスが午前9時と11時の二回、一人$18ドル、各々90分間掛けて桜見物に案内してくれるとの事、更には特別に$5ドルの弁当まで用意されているとの事でした。 私がその記事を手にしたのは日曜日でしたので、その日の午後には好奇心一杯で早速家内を伴って馳せ参じました。 片道自動車で約30マイルの距離を40分掛けて
町の中央部に有るCaliforniaAvenueを北に向かって行けば道路脇に桜の木々を見る事が出来ると言われてドライブしたのでしたが、とうとう道路の最終点まで辿り付いてしまい、桜の木はほんの4,5本位しか見る事が出来ませんでした。 後戻りして見つけた民家の日本人に訊いてみると親切に色々とこの地域で見られる桜の木の場所を教わりました。 私が期待していた立派な桜の木は見られませんでしたが、未だ比較的若い桜の木が多く細くて低いものばかり、それに咲いている桜の花は普通のサイズよりやや小さいですが濃いピンク色のものが殆どでした。 ハワイの桜は全て沖縄からの桜だそうでした。 民家の人の話では2月現在の気候状況では満開の桜を見るには既にやや遅いと言われていました。

桜に関心を持つ日本人の一人として初めてハワイの桜の木を見て懐かしい思いを込めて出来るだけ沢山の写真を撮りましたが、その反面、これだけ多くの日本人が住む割には、自分たちの住む家の庭に植えられていた桜は一箇所だけでした。その他の私が見た桜の木は全て路上の道路脇だけでした。 恐らく個人的に桜の木の手入れはされていないのではないかと思われました。これでは態々トローリーバスを駆り出してまで見物出来る桜には適していないと思われました。 果たして見物に参加された方々の数が如何程で有ったのか判りませんが、興味が合っただけにがっかりさせられました。 或いは私が見過ごした桜の木は如何程のもので有ったのかも確認は出来ません。 最近のハワイは日本人の観光客で賑わっているので、ハワイの桜の満開風景が楽しめられる様にもっと力を入れて欲しいと願っていますが、やはり気候状況に拠る桜の木はハワイには向かないのかも知れません。