今までに散々家内の容態に就いて色々と恥も外聞もなく一方的にブログに書き綴って参りました。 認知症状と正常圧水頭症の実態が如何なるものかをあからさまに私が体験した事を書いて来ました事は決して私に対しての同情を求めるものでは無い事はご理解して頂いているものと思います。 或る意味では家内を恥曝しにした様に思われ夫として恥ずべき行為と看做され快く思われない形に取られるかも知れませんが、本人には正常な意識を持って日々をまともに暮らせる能力は最早持ち合わせていない状態に有る事を考慮して頂きたいと思います。
下記に示す説明はウエブサイトよりコピーした一部ですので参考までにご覧下さい。
正常圧水頭症の症状は?
三大徴候
o痴呆 物忘れが多く、自発性や意欲の低下が目立ち、日常動作が緩慢となります。
o歩行障害 小刻み歩行で不安定、片足立ちが困難となります。進行すれば一人で歩けなくなります。
o尿失禁 尿意を催してから排尿するまでの時間が短い(尿意切迫)ため、失禁してしまいます。
正常圧水頭症の治療は?
脳室- 腹腔シャント手術のように余分な髄液を身体の別の部分から吸収するためのシャント手術が行われます。手術は、発症3か月以内、遅くとも6か月以内に行わなければ効果が期待できないとされますので、症状を放置することなく、神経内科医と脳外科医の連携の基に早期診断、早期治療が行われることが必要です。
猶、アルツハイマー型認知症に就いては数多くの種類と様々な説が表記されていますので、此処では載せません。
圧水頭症は非常に認知症と類似した症状が多く見られるので認知症と誤認されがちですが、余程経験豊富な専門精神科医でないと誤診されるケースが多いと信じています。私の家内の場合は正に其の被害者の一人です。 今になって思えば、何故最初から圧水頭症の可能性を疑って治療を施して貰えなかったのであろうかと悔やまれます。もう4年間が経過しております。
今となっては認知症も兼ねた症状で有ろうと新たな診断の見方をされています。全く区別出来ない症状だと判断されています。猶、再手術の検討は来年まで見送りされる事になりました。同時に第三者の専門医のセカンド オピニオンも検討されていますが、余り期待はしておりません。
脳梗塞を患って居られる方達のリハビリと異なる点は自ら良くなろうとする努力をする気力の違いに有ると思います。 家内の場合も勿論リハビリを必要とされていますが、自ら手足を動かそうとする意思が全く見られない状態ですから体力は益々減退する一方です。脳に何らかの刺激を加える事が必要なのですが、全くの無気力で何も興味を示しません。態と怠慢な態度を取っているかの如くに振る舞う様になって来ました。 会話の節々にはしっかりした口調で語る時と全く言葉にならない意味不明な言葉を発する事も多くなって来ているのが現状です。
過去4年間の間に社交的、お節介焼き、多趣味、気性の激しかった家内の性質は完全に変化して今でも信じられないくらい別人になりました。認知症で良く見られる徘徊や暴力沙汰の症状が無いだけでも楽で幸せな事だと思っています。 かくして唯無償の愛情を精一杯尽くす毎日を送っています。 これが我が身に授かったどうしようもない運命として前向きに頑張るのみです。 幸いな事には私が未だ元気な引退の身で充分な時間が取れて介護して遣れる事です。
若しご質問がございましたら何でもご遠慮なくお申し付け下さい。又如何なるご忠告も喜んで承ります。
人は皆、様々な夫々の人生を定められた運命と共に歩んで生きて行くのです。現実を見つめて悔い無き人生を有効に最善を尽くして前向きに頑張って下さい。