Hirokaz' Diary

Ondangwa Life in NAMIBIA

大火事

2006-09-18 20:18:07 | Weblog
 夜、寮の生徒がまた騒がしくなりました。いつもと違う悲鳴に近い叫び声…。これはもしや、また近くで火事?…的中でした。今度は前回(北側)と反対側(南側)が燃えはじめていました。火の勢いはみるみる大きくなり、寮の建物を包みそうな勢いになりました。生徒は、出入り口のドアのカギをかけられているので、半軟禁状態です。出してくれと言わんばかりの勢いで、騒いでいました。当然ですね。寮監の先生が少し遅れて到着して、生徒を解放しました。みんなすでに荷物一式をまとめていて、緊急避難の態勢バッチリでした。
 ふっと、あたりの電気が消えて、停電になりました。不気味な赤い光に照らされた暗い空には、キレイな天の川と星々が輝いていました。消防車がようやく到着したころには、火の手は3カ所に分かれていて、手のつけられない状態になっていましたが、必死の消火活動が行われていました。消えたと思ったら、突然火の手が上がったり、消火活動の全く反対側で火が再発火したり、結局、寮全体が包まれるように火が回り込んでいきました。しかし、幸いなことに、燃えている荒れ地と学校の建物との間にはわずかな砂の空間があります。風向きが最悪でも、そのおかげで火は寮には燃え移りませんでした。
 前回よりかなり大規模な火事になりました。火災発生から約1時間後、消火活動も自然鎮火に近い形で終わりを迎えました。そしてさらに1時間後、電気が戻ってきました。それにしても、火災の原因は何だろう?なぜ、こんなに火事が多いんだろう?たばこが原因?…とにかくこの火事でいちばん被害を受けたのは、草むらに住んでいた「虫たち」です。住処を失ったたくさんのバッタが家の中に入ってきました…。

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