小さな出来事、大きな足跡

小さなことを積み重ねて気が付くと自分の型ができている。取るに足りない事にも意味はある。

昭和の職場

2020-01-25 19:20:51 | 職場

今の職場に来てはや8か月。長きにわたる転職人生においてはかなり平和なところである。全社の人数は100名を切る小さめの会社。社長は一族世襲のスタイルで派遣社員は私だけ。支店にパートさんが数名いるがあとはすべて正社員。辞める人も少なく、皆勤続年数が長い。生活が安定してるので社員同士も仲良し。こんな欠員のなさそうな職場にどうして入れたのかと言えば、産休に入る社員が出たからである。

なので、面接の時も雇用期間は約束できないと明言されてしまっていた。復帰すれば退職者がいない限りもう居場所がないのである。

先日はその産休中の社員が赤ちゃんを連れて挨拶に来た。4月には復帰するとのこと。人の出入りが激しいところは過酷な環境だし、平和なところは欠員が出ないし。いずれにしても流浪の人生である。

さて、こちらの会社、社長が世襲で、前社長が相談役としてちょくちょく来るためか昔からのスタイルを替えられない部分が多い。営業職に女性は採らないし、上下関係の序列に厳しい。仕事の出来不出来よりは在職期間の長さで役職がついたりする。70歳前になっても役職者達は仕事を辞めない。社内の至るところに昭和っぽい洋画や造花!が飾ってあり、この会社だけは今も昭和時代を生きているかのような錯覚に陥る。

女子社員にもこの昭和の上下関係は徹底されていて会議でコーヒーを出すときはなんと豆を挽くのだ。一応お茶当番はあって2人の先輩たちと順番にこなすのだが、このコーヒーの準備にかかわることは一番下っ端の私が担当。

お茶を出す準備が整ったらすぐ上の先輩を呼びに行き。先輩と手分けして配る(一番古い女子社員はお茶出しはしない)。話しやすい人のお茶は先輩が配って談笑。私は残ったの人担当です。

洗い物はすべてお茶当番がする決まりなのでコーヒーメーカーのポットとカップまとめておいといたら、すぐ上の先輩が大声で「(気を利かせて)洗っといてくれたらいいのに!」冗談っぽく言ってみたノリでなく真顔。以来やってますよ相手にして揉めるのも面倒なんで

会社でのいただきものを配る時も私は一番最後に残ったものを貰う。先週、小袋に入った、あられが配られた時は袋が開いたのが回って来た。先輩が一度選んで袋あけたのに、やっぱし別のがいいと交換したようだ。

ふつー袋あけちゃったらそのまま食べるけどな(=_=)

本当に封建制から来る古さが随所にあるのだが、『自分を立てて欲しい』だけなので大人しくしてれば今のところ問題はない。そんなに長居しないことが前提としてあるから平気ってのもあるかもな。職場はそもそも楽しみに来るところではないのだから、なるべく自分で楽しい部分を探さなくちゃね。

 

 

 

 

 


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