小さな出来事、大きな足跡

小さなことを積み重ねて気が付くと自分の型ができている。取るに足りない事にも意味はある。

深海職場

2018-10-20 03:37:42 | 職場
昨日で辛かった職場の勤務終了。やったー終わったー。人生最悪の職場だったかどうかは
まだわかんないけど初めて精神的に病みそうな危機に晒された職場だった。

がっつり有給をとり久々に出てきたら、私の後任で入った新人が暗い顔で働いており、人を悪い方に導く空気は健在!


仕事そのものは難しくないのだが、隣で粗探しをする人が控えていて、わんこそばのようにこなすとすぐにダメ出し、言われたことを直すとまた次のダメ出し、くらいついていくとまた別のダメ出し。段々どうでもいいことのダメ出しをされたり、前に言われたことを直したのにそれをまた直すように言われたりになってくる。直した後もしつこくネチネチと蒸し返しされるし。褒められることはないということを毎日繰り返されるとメンタルの強さに自信がある人でも必ず病むかひねくれるかになるということを確認した。
臨床心理学の研究してるみたいだ。


その執拗なダメ出し好きな晴やんも久しぶりにみるとやはり間違いなく歪んだ顔してた。
ただ醜いというのは違って闇の住人として生きる運命の人の顔だ。

前回は蓑虫と書いたがちょっと違うなと考えて
ここで思い出したのが深海魚である。テレビで深海の番組があると観てるが
なんでこんな格好してるんだという魚がいる。異常にグロテスクに見えるのだが
そもそも深海というのが地上からすると異常な場なのである。

光がなく気圧も高く水温も低い。そんな環境で生きることになった姿が浅瀬で暮らす
魚たちと同じわけがない。

晴やんの異常な感じはそうした深海魚たちに通じるものがあった。
ダメ出しよりはいいがかりの領域だったがいわゆるチンピラではないのである。
深海魚だ。浅瀬からは異常でも深海では常識だ!最終日にようやくわかった。
深海の暗闇と圧倒的な気圧に耐えられる人のみがあの職場で平常心で働ける。


プライベートは全く聞けなかったが晴やんのスマホの待ち受けは若く恰幅のいい男性だった。晴やんよりは20歳くらいは年下のように見えた。あれは誰だったんだろう。突然足が腫れて歩けないという理由で欠勤したことがあったがあの写真の男性から暴行でも受けたのだろうか。

華やかな職場に入ったと思ったら暗闇だったなー
職場のビルもキレイでオシャレな飲食店がいくつも入っており、ビル内にオシャレカフェがあるところで働いてみたかったと思ったが、飲食店が多いビルはたとえどんなにキレイでも
一見掃除が行き届いていても…ゴキブリさんが結構いる。

朝、ビル内のオシャレ休憩スペースで寛ごうとしたら、美しい大理石風の床に横たわる
ゴキブリの死体、なんてことが何度かあった。

いい勉強になりました。
そういえば還り際に世話になった正社員に挨拶するときも晴やんはついてきて
私の代わりに挨拶をしていた。正社員と私が一言も会話しないように頑張っていて
悪口防止か?と勘繰りたくなるくらい。

社屋を出た後の開放感おわかりいただけるだろうか。まぁ今回は水深8500メートル級の
職場で気圧に耐えられなかった。以前は幼稚園とか動物園みたいな職場にいたこともある私。今度はどんなところだろう。あまり楽しみでもないが頑張ろっと( 一一)


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