最初は木の板棒でやったら背中がキズだらけになった。
ペーパータオルの芯がジャストサイズだった。
超ロングサイズになりキズにならなくなった。
今日はアルパチーノの『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』を半日かけて観ていました。
以前録画しておいたもので、お気に入りの一本です。
アルパチーノが盲目の退役軍人に扮し、非常識なふるまいをする役を快演している寡作です。
フェラーリを乗り回すシーンはハラハラさせられますが、親友を裏切りたくないチャーリーのために一肌脱いで演説をぶつシーンは圧巻でしょう。
『告げ口をするような人間に育つな』がメインテーマとなっています。
告げ口・・・高校時代に一度された経験があり、教頭室にもう一人の友人と一緒に呼び出され、『君たちの将来は絶望的だ』と、口角泡を飛ばして説教されたあの日のことを今でも思い出します。
告げ口をした人間は、その後芸人として名が知られるようになりましたが、こちらは鳴かず飛ばずで一生を終えそうな人生を送っています。
呼び出しを食らったもう一人の友人は、元ガラス屋のシゲちゃんです。
それでも修学旅行で級友の財布から現金を盗むヤツよりはまだましだと思っています。
盗癖は絶対に矯正できないので、修学旅行で盗みを働いた奴は、今ごろどこかでムショ暮らしをしているかもしれません。
我が家のアンポンタン大馬鹿間抜け倅は40歳。
そうです。
サカキバラ世代なのです。
秋葉原無差別殺傷事件の犯人も1982年生まれ。
埼玉の殺人犯も同じ年です。
金属バットで母親を殺害した少年も同世代。
あの世代は呪われているかのごとき大犯罪を犯すことがあるので、蟷螂も腹をくくっています。
理由はどこにあるのでしょう。
一つのヒントとしてあるのはコンピューターゲーム世代だということです。
殺人をゲームのごとく考えている。
残忍なゲームと残忍な映像。
それらが脳に染み込み、平常心が失われているのではないかと思います。
また、子供を叱ったり注意するべき親や祖父母が育児を放棄する傾向があることも見逃せません。
因みに蟷螂が教頭から叱責されたのは、教室でシゲちゃんと賭け事をしていたためです。
かわいいものです。