創世記 27章。
2 イサクは言った。「わたしは年老いて、いつ死ぬかも知れない。
3 それであなたの武器、弓矢をもって野に出かけ、わたしのために、しかの肉をとってきて、
4 わたしの好きなおいしい食べ物を作り、持ってきて食べさせよ。わたしは死ぬ前にあなたを祝福しよう」。
5 イサクがその子エサウに語るのをリベカは聞いていた。やがてエサウが、しかの肉を獲ようと野に出かけたとき、
6 リベカはその子ヤコブに言った、「わたしは聞いていましたが、父は兄エサウに、
7 『わたしのために、しかの肉をとってきて、おいしい食べ物を作り、わたしに食べさせよ。わたしは死ぬ前に、主の前であなたを祝福しよう』と言いました。
8 それで、子よ、わたしの言葉にしたがい、わたしの言うとおりにしなさい。
9 群れの所へ行って、そこからやぎの子の良いのを二頭わたしの所に取ってきなさい。わたしはそれで父のために、父の好きなおいしい食べ物を作りましょう。
10 あなたはそれを持って行って父に食べさせなさい。父は死ぬ前にあなたを祝福するでしょう」。
11 ヤコブは母リベカに言った、「兄エサウは毛深い人ですが、わたしはなめらかです。
12 おそらく父はわたしにさわってみるでしょう。そうすればわたしは父を欺く者と思われ、祝福を受けず、かえってのろいを受けるでしょう」。
13 母は彼に言った、「子よ、あなたがうけるのろいはわたしが受けます。ただ、わたしの言葉に従い、行って取ってきなさい」。
14 そこで彼は行ってやぎの子を取り、母の所に持ってきたので、母は父の好きなおいしい食べ物を作った。
15 リベカは家にあった長子エサウの晴着を取って、弟ヤコブに着せ、
16 また子やぎの皮を手と首のなめらかな所とにつけさせ、
17 彼女が作ったおいしい食べ物とパンとをその子ヤコブの手にわたした。
18 そこでヤコブは父の所へ行って言った、「父よ」。すると父は言った、「わたしはここにいる。子よ、あなたはだれか」。
19 ヤコブは父に言った、「長子エサウです。あなたがわたしに言われたとおりにいたしました。どうぞ起きて、すわってわたしのしかの肉を食べ、あなたみずからわたしを祝福してください」。
20 イサクはその子に言った、「子よ、どうしてあなたはこんなに早く手に入れたのか」。彼は言った、「あなたの神、主がわたしにしあわせを授けられたからです」。
21 イサクはヤコブに言った、「子よ、近寄りなさい。わたしは、さわってみて、あなたが確かにわが子エサウであるかどうかをみよう」。
22 ヤコブが、父イサクに近寄ったので、イサクは彼にさわってみて言った、「声はヤコブの声だが、手はエサウの手だ」。
23 ヤコブの手が兄エサウの手のように毛深かったため、イサクはヤコブを見わけることができなかったので、彼を祝福した。
24 イサクは言った、「あなたは確かにわが子エサウですか」。彼は言った、「そうです」。
25 イサクは言った、「わたしの所へ持ってきなさい。わが子のしかの肉を食べて、わたしみずから、あなたを祝福しよう」。ヤコブがそれを彼の所に持ってきたので、彼は食べた。またぶどう酒を持ってきたので、彼は飲んだ。
26 そして父イサクは彼に言った、「子よ、さあ、近寄ってわたしに口づけしなさい」。
27 彼が近寄って口づけした時、イサクはその着物のかおりをかぎ、彼を祝福して言った、/「ああ、わが子のかおりは、/主が祝福された野のかおりのようだ。
28 どうか神が、天の露と、/地の肥えたところと、多くの穀物と、/新しいぶどう酒とをあなたに賜わるように。
29 もろもろの民はあなたに仕え、/もろもろの国はあなたに身をかがめる。あなたは兄弟たちの主となり、/あなたの母の子らは、/あなたに身をかがめるであろう。あなたをのろう者はのろわれ、/あなたを祝福する者は祝福される」。
*弟のヤコブは兄エサウと偽って、死期が近い父親のイサクにシカの肉を献上した。
そして神から栄光を約束された。
一番下記の青字部分は正に神の国のことである。
ヤコブは神の国の主となると書かれている。
つまり、ヤコブの中身は聖霊である。
父親は気づいているはずだが、弟ヤコブを重んじた。
何故か?
神ヤハウェがこの世で一番大事なのは聖霊だからである。