久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

たかが椅子、されど椅子・・・

2011-10-26 11:42:35 | Weblog
 昨日の西日本新聞朝刊の経済欄に、先週の「わいわい塾」のことが掲載されました。写真入りで結構大きく嬉しいことです

 先週の「わいわい塾」は食べ物の企業さんではなかったのに、大変参加者が多く、大盛況でした。出演は、佐賀の平田椅子製作所さん。
 私は以前から椅子には大変関心があって、椅子の良し悪しで健康や仕事の効率が違ってくるのではないかなーと思っていたものですから、一度きちっと話を聞きたいと思っていたところでした

 この平田椅子さんは、県の地域資源活用に申請されていた企業さんで、佐賀大学と体にいい椅子を開発されたということや直接うちの社員が会社に行ってお話を聞いてきて、個人的にも、いやきっとわいわい塾の会員さんたちも聞きたいだろうと思いご出演いただくことになりました。

 今回開発された椅子は、病人を寝たきりにさせないためにと考えて作られたそうです。高さを変えられる椅子はありますが、椅子自体S・M・Lの3サイズあって、これも話をお聞きしてびっくりしたのですが、普通の椅子は身長170㎝の人に合わせた作りだそうで・・・本当は私のように背が低い人用のがあってもいいはずですよね

 当日は、3サイズ持って来ていただいて、参加者はそれぞれ合う椅子に座ったりして体験。この椅子の特徴は、背もたれが調整できること。背骨がしっかりのびるように、背もたれの後ろに付いているマジックテープベルトを調整して使います。
 こういう時「わいわい塾」って楽しいですね。座る人、調整する人、わいわいがやがや、平田社長に質問したり・・・毎回そうですが、商品を前にして、それを作った企業さんと直接話が出来る、質問が出来るというのは、消費者にとって大変嬉しいことです
 現代は、作る人と買う人の距離が遠いと思います。売る人がきちっとどのような質問にも答え、説明してくれるといいのですが、なかなか作った人のようには消費者に伝わってこないので、それで「わいわい塾」のような作り手企業さんと直接会話が出来る場を考えたのです。

 今回開発された椅子は、それこそ座り心地がとてもいいのです。意外にもリクライニングのように倒れるのが楽かと思っていましたが、この椅子のようにほぼまっすぐで背骨を支える、背骨を伸ばした姿勢で座る方が楽だということが分かりました。残念ながら、値段がちょっと高くて・・・これまでの需要としては親へのプレゼントなどに買われることが多いそうです。

 私はもうひとつ持って来られていた食堂用の回る椅子が気に入り、実は今日注文しました。
 この話を聞いてから、社内でも椅子の座り方に気を付けるようになったと言っています。椅子には、深く腰掛けて高さを調整する、背もたれに付くように深く座って作業する方が疲れないということも分かりました。

 知らないことが多いなー。食堂の椅子が届くのが楽しみです