「日本文化原論 真なる調和への道 」 美粋書房 横山俊一

私は神道や仏教を根にする伝統文化慣習に携わりました経験を軸に『日本文化原論』と題し執筆活動を展開しております。

2)思想の要点と想定する効用

2019-05-07 10:30:07 | 日記

2-1哲学文化の本質

 

2-1-1創造力と正道

ミクロからの技術革新とマクロ的な観点からの再構成等という創造力に分かれる。特定的限定的な実感の高い技術力の革新を持って、二次三次の技術の変容に連ねる作為が生まれる。後者は各種領域を大局的に繋げ全体最良的な構成を図るアプローチと伺える。直接的な変容というよりも体全体の好循環性を促進される。前者の側はミクロの要素の変化にエネルギーが注がれる。これに加え根源的な技術革新性の強い創造に及ぶとそれが全体性の構図を枠づけ根源的な基準の変革から全体構成の変動に連なり特定領域の配置を付け全体最良性へ及ばせる総合的変化に回る。ミクロやミドルやマクロという対象範囲の想定に対しどの領域にも汎用性を持つ根源的な基準の構成と適用を図り根本からの良性と好循環の持続する創造体系へ発展する。内包的革新と外形的な連動を生む中枢的基軸の刷新と特定観と全体性の変容に至る。外側からの一面的一過性の刺激と変化に留まらず内面からの変容と体質の改善へ連なる本流軌道の創造が生まれる。基礎基盤面が変わるとそれまでのあらゆる秩序の形成に変容を齎し上流的根源の力が二次三次の基準に変質を齎せると共に根本性が全体の枠組みを描く。インフラという性格の創造規定が産み出される。確かなインフラを構築し根幹的基軸の良性を遂げ枝葉と体系を構成し永続への軌道が進む。

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出てきた悪性をその都度、叩く施策はきりがなく非効率・無思考的とも言い換えられ真に良好な精神性による創造とは異質の態度に映る。限られた資源で大きな効果を遂げる発想に生滅不可分と最良の生の感性が生まれる。右から左に物事を流しピンハネ的な盗みに似た創造では良い点が映らず、又は物質的因果の量的拡大の効用は質的変化とは異なり乗数的な利益の広がりは少なく、副作用の観点を欠くと寧ろ悪性の想像へ及ぶ。確かな付加価値を産む質的な変化を目指し良好な質を根にして全体と特定を遂げる創造を実現させる事に高い付加価値と優先性が生まれる。良好な水源は良質な田畑や作物を作ると共に良質な人間や社会と自然の循環性を引き上げる。根源且つ上流の良質に高い付加価値が出現する。急激な変化という意味に「革新」なる言葉を適用する場合と真に良質の相乗性を齎せる質的変化と広がりの違いが確認される。長く良好な乗数的循環系を作る事に主要な関心を投じ真理を探究し実現に及ばせる基軸的な習慣に正道なる道筋が描かれる。

2-1-2良質の根源性と創造体系と軌道

算数も偏狭な技術論に陥ることなく、根源性や全体性なる観点をもって、要素と要素性の最良的相関性を産出する創造力を含んだ算数において、健全な精神性と発想と現象を遂げる技法と至る。皮膚感覚の因果性と数値の精査と共に、大きな意味合いを含んだ因果性の構築に及び持続的再生産と永続の働きに資する。ごく限定的な決まった算式の構成と広く最良の要素性を引き出す算式を合わせ、創造体系が構築される。欲ばかりが深まるとごく限定性の算数と偏狭な利益に執着する傾向が映る。逆に、実行性の弱い大局観の弊害も視野に含み、適正な算式が作り込まれる。乗数的な負を産む創造に陥る事のなき根源的基軸性への確かな答えを引き出し長期利益と中期や短期の利益を配置する不動的な算式を遂げる。

2-1-3根の悪性化

物質任せの生存策が強まると短変数と一方向的な従属を強いる態度が強まる。これが犯罪者の本質と規定を産む。自己の側を見ずに外界へばかり要望する悪性に嵌り文化を喪失した感性の病んだ性質が現れる。建設的な向きの創造性が乏しく盗みや詐欺、略奪性の気質で支配された病理質が出現する。この性格に大きな力を持たせると負のスパイルと破滅の軌道を深め広げる。絶対性と相対性の相関を問い準絶対性等という様式が産み出される。一面的な偏りによらぬ準絶対性の観点を含む習慣と創造の算式が起こる。二次三次の基準に依存し根源からの基準を問う感性が萎むと技術の悪用に流れる傾向が映る。意思や顔の見えない感性の喪失と無機質ロボットの反応を強め自存を求める不健全性が進む。

2-1-4文化観念の抽象性

根幹の良質を作る探究と持続に「哲学・文化」なる発想が出現する。生み出す過程と生み出される結果と持続的な習慣や規則性の概念に発展し、動静概念と規則性等という枠組みの導出へ至る。生滅不可分性という変わらぬ感性を横軸に固定化し最良的生の導出を自然律と組み込んで人間の変わらぬ感性を表す縦軸の規則性を進める。絶対性の観念と相対性の基準と両面の因果性を繋ぐ準絶対性の観点を挿入し生滅不可分の感性を不動に最良的生の導出を求める動態性が出現する。二極対立の強まりに対し両面の勘案と良く思慮を重ねる思考が出現し極端な悪性の反応に陥らぬ発想と体質が作り込まれる。

2-1-5文化様式の具象性

健全な感性が多様な変数を浮かべ抽象と具象の連なりと整合へ働き最良的な生の産出を起こす回路を作る。根源性と特定性と全体性の静的概念体系を横軸に浮かべ概念形成と観測と評価と予測を起こし具象的方法と検証と改善に回す動態性を起こす「動静概念と規則性」という主体性原理を生み人間像が作られる。このような様式を身につける事が社会性と公益性と永続性を志向する人間の中枢性となり文化形成者の要件となる。根の感性が具象的形と現れ稼働性に反映し質実の良き様式と持続の感性を産む。主体性の根本と基軸を備え生態系の良性と永続軌道を遂げる。根本と全体性に同一基盤性が生まれ特定性へ対する肯定や相乗性の上回る建設型の力が進む。堂々とした精神と身体を遂げる型式が構成される。良好な哲学文化を整え教育や産業経済や政治行政の個性の在り方に連動する。

 


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