「日本文化原論 真なる調和への道 」 美粋書房 横山俊一

私は神道や仏教を根にする伝統文化慣習に携わりました経験を軸に『日本文化原論』と題し執筆活動を展開しております。

長期政策の観点

2019-03-30 00:12:14 | 日記

1-1特定現象

メディアでしばしば、「一位は○○、二位は××、三位は△△」等とランキング表を示される。結果的集約についてコメンテーターが共感的な意見や私は違う等という意見が加えられる。どのような基準と評価の過程から結果に纏められたか、起案者の志向や見識に着目が及ぶ。なるほど、そうした評価軸を重視されるのか、そうした体系観を持つのか、あるいは視聴者にどのような質問をして得られた集計結果か、これらを公表する意図は何か等という結果を示す根拠の側に関心が生まれる。流通事業者として、どのような生活スタイルや社会観や人間観を抱くのか、それらに適正はあるか。結果を示し過程の明示が弱いと不健全な誘導の作用と勘繰られ、どこか一部の思惑を広告費を使い意図を達する態度への違和感が起こる。短期的な利益に偏し広く影響に相応する配慮の欠いた表現への批判が強まる。電波の私的利用という性格は力と責務の不均衡等と解される。公性を欠く私益性への不満が起こる。

1-2根本的観点

このような現象について「精神性と身体性の相関」という人間の根本的な観点が充てられ、性質面の良し悪しを問う事へ回る。日頃の習慣や規則性に映し出される欲求と充足の在り方に適性が映るか。盗みや詐欺、略奪的な性格の生産にないか。言葉と体と感性の連なりに歪性がないか等々の評価軸を浮かべて中長期性の利益を作る発想が進められる。言葉には意味はなくそれを従う事もない。体と観念の分断性と感性の悪性という姿が映る。慢性的な詐欺や盗み症という類の判定に至る。人間の長期的且つ根本的な性質の悪性と破綻への問題視が起こる。物質合理性や物質依存性の強い体質が顕在化し歪な精神性への不快感が高まる事について過剰な力を取り上げ健康な制御性に及ぶ力と責務の均衡へと修復させ歪な現象への対処と予防へと働く。これを放置すると悪性の常識や感性が広がり空間の根本的な性質の劣化に連なる。こうした反応が滞りなく出現する所に根本的な性質の健全性の所在が浮かび上がる。健康な精神の実態が形になって顕在化する。虫けら気質を放置せず淡々と対処し且つ予防の施策を合わせて不動的な価値観と稼働の回る主体性の実質が産まれる。「感性と感覚と言葉の相関性、精神性と身体性の相関性、感性と物質性の相関性」という根本的な観点と適正を問い、不動性の人間の適正像が変わらずに、短期や中期なる利益概念と制御に連動する価値体系と稼働性を求める原理や思想への認識が固まる。概念の明瞭性をもって鮮明性と不動性を求める作為が進む。文化政策等という集約的な生産体系が生まれる。

1-3因果性の深掘りや広がり

道具の利便性に慣れ身体性の弱まりや感受性の歪化を齎せる因果が抑えられ、人間自体の不動的良性を問い作る施策や習慣が内蔵される。空間の基軸性に適する人的要件なども、長期性の利益概念から引き出される。生態系の根元と幹と枝葉と果実の体系的な抽象概念をもって、人間性や生態系の中枢性の設計や施工が果たされる。二次三次的概念と細分化が進んで根幹性が瘠せる事への警戒と対策と予防へと回る。「法律を守る」という規律が示される事に対し上流から歪な法規の出現に及んでいないか。その原因は何処にあるか、道具の依存と精神の歪性の相関を浮かべ感性と体と頭の健康な姿を問い、根源的な基礎への見解が定まる。「法規や制度、自主内発的な道徳面、生物物理的因果性と精神性の相関と変容」という多段的な観点と連なりの体系を持って人間性や生態系の根幹の認識が生まれる。

1-4抽象原理化

短期利益と中期利益と長期利益等という価値体系が起こり具象と抽象の連なる健全な思想と集約し産出される。「局所現象と構造的な性格と人間の根本的性質」や「動静概念と規則性」等という観点が起こり現象の過程と結果の分析と適正化に向けられる。基礎概念をもって経済と政治なる概念と中身も構成される。基礎概念の形成を担う教育という分野の特徴が起こる。感覚と感性と観念の健全な相関性を持つミクロ的な人間像を基礎にして対象範囲の広がる経済と政治と教育等という概念を出現させ具象と抽象の連なる社会の大局観と稼働性が進む。「経済と政治は切り分けよ。」という発言への理解は起こるものの根本性の思慮の乏しい不健全な心象が生じる。そして人間と自然と創造力等という最大分母的な生態系概念と連なる。空間の健全性と永続性の体系と軌道が作られる。

インターネットの世界と割合感覚が広がる中で根本性の長期観点が重要に思われます。情報流通の利便性と価値概念の形成と稼働とは区分する意識が残り両面の適正な制御と統合に回る。いずれかの偏りが強まる現象に、感性と感覚と観念の歪な相関が起こる。根本的な基準の崩れを測定する基準概念の形成と過不足の評価と是正の周期が内蔵され健全な人間性と生態系の軌道に回る。文系と理系という各個性の尊重や有用性の認識と共に両者の統合する基盤性の基礎教養面の充実を求める発想が進む。

権力や財力に対し、人材派遣や芸能等というロボットのような領域が強まり一方向の力の向きが高まり暴走に歯止めが効かない。根本性を欠いたマクロ政策者の失敗が顕在化する。これを治す事に回らぬと悪性が治らない。力を持ち活用するにふさわしい要件が整備される。対処策と予防策を持って、適正軌道へと修復される。歪な人間を作られた教育に問題の根が映る。

 


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