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ミニPCに NVMe SSD でクリーンインストール 

2023-11-26 14:01:37 | PC

数年前から12cm~角程度の小さい「ミニPC」が目につくようになり、価格もかなり下がってきたので試しに購入してみた。ミニPCは「ノートパソコンからディスプレイとキーボードを取り除いてハコに入れたもの」という形態だが、現在のところほとんどが中華(大陸)製だと思う。

価格は2万円を切り、CPUはN95(4コア、4スレッド、1.7GHz)、8GB RAM、256GB SATA M.2 SSD、で Windows11 Pro。早速動かしてみると何の問題もなく立ち上がり起動は約20秒でなかなか速い。ファンの音は聞こえないくらいでもちろん軽量、またこのミニPCは同じ筐体に2インチの SATA SSD が外部記憶装置として搭載できる。

何の問題もない、のだが、OSが日本仕様ではなく、言語を日本語に換えても設定の所々で英語になっていたり、余計な言語バーが現れたりで今一つ面白くない。そこで手持ちの NVMe M.2 SSD をもとの SATA SSD と交換して Windows 11 HOME をクリーンインストールしてみた。

当初クリーンインストールで懸念されていたWindows11のライセンスとドライバーについてはまったく問題なく、最新の23H2のバージョンアップもスンナリ完了した。またSSDをNVMeに換えたことで起動が15秒と少し速くなった。そこでNVMeとSATAのRead/Write性能を CrystalDiskMark で計ってみた結果は、

左がNVMe SSD、右がオリジナルのSATA SSD

やはりNVMeはSATAよりかなり速く、ミニPCのM.2ソケットがSTATAだけでなくNVMeにも対応しているので、この方法(NVMe SSD でクリーンインストール)が正解かもしれない。なおオリジナルの SATA SSD 256GB は、アダプタを介して2インチ SATA SSD ソケットに挿入して活用することにした。

またパフォーマンスをCINEBENCHで計ってみたところ、 Multi 1904、Single 842、MP Ratio 2.26 とそれなりの数値になった。メインで使っている i-7 6700 のPCは Multi 4623、Single 1030、MP Ratio 4.49でかなり差があるが、普通の使い方ではその差が分からない。ただしCPU温度がすぐ上昇し最大75℃まで上がってしまい制限がかかったのかもしれない。なので夏場はかなり問題が出そうな感じ。

このミニPCは基板一枚の構成で、簡単に外してRAMやSSDを交換することができる。なおBluetooth、WIFiも装備されている。

一度買ってみて様子を見てみよう、が購入動機だったが、もしかしたら「でかい」デスクトップPCに置き換えて良いかもしれない、と思わせるような結果だった。

 


パソコンがクラッシュ SSDが壊れた? (その2)

2023-11-04 16:09:17 | PC

M.2 SSD を調べていくと、SATAとNVMeのタイプがあるようで、最近ではNVMeが主流、というか、SATA形式はSSDをノートパソコンに導入するために基板状のSSDを開発したのがそもそもらしい。その後シリアル通信のSATAより高速なPCIeの並列通信に対応したNVMeが登場し、現在ではこれが主流になっている。データ通信速度はSATAの5倍以上だそうである。ただしこれを使うには物理的なN.2ソケットがあり、またそのソケットがPCIeに対応していることが条件で、両者の互換性はない。

本題に戻って壊れたPCにはM.2 SSD SATA が使われており、当然NVMeは使えない。ただPCIeのソケットがあればアダプターで使えるようだが、空いたソケットがない、ということが分かって、今回は壊れたものと同じ M.2 SATA 256GB を購入した。

PCの復旧にはまずWindows11のインストールから、となるが、当初心配していたプロダクトIDの消失はマザーボードに書き込まれていたことが分かりホットした。インストール自体は MicroSoft のダウンロードサイトからダウンロードし、インストールUSBを作成するだけなので手順に従って行えば問題なく完了した。ただ15GB以上のUSBがなかったので購入。

データの消失だが、バックアップは時々別のPCと外付けHDDにとっていたので、2週間の間に作成したデータの消失だけにとどまった。やはり事故?はいつ起きるかわからないので保険はかけておくべき。

今回のことで改めて導入したのが CrystalDiskInfo、これはディスクの健康状態を調べて表示するもので、常日頃これで監視していれば今回のようなことは避けられたハズで、これからは用心深く使おうと思っている。

 


パソコンがクラッシュ SSDが壊れた? (その1)

2023-10-29 14:37:48 | PC

その兆候は2週間前に初めて現れた。

PCをONにするとメーカーのロゴが現れ、しばらくするとWindows11が起動するはずが、その日は画面の下に「ディスクチェック」が表示され勝手にチェックが始まった。チェックが終わるとWindows11の起動ではなく、BIOSの先頭ページが現れPCの構成内容をはじめとしたいろいろなメッセージが並んだ画面になる。ここで一番下に<F1>Continueと表示されているので<F1>をたたくと、何事もなかったようにWindows11が立ち上がった。

それからというものの、数日この現象が続き、とうとう<F1>を押してもWindows11は起動せず無限ループ状態、でここで改めてメッセージを読んでいくと下から4行目あたりに、

Disk: S.M.A.R.T Status Bad、 BackUP and Replace   の文字が!

これを調べていくと「Disk がもうダメなので至急バックアップをとり交換すべき」 とのことらしい。何れにしろもうWindows11は起動することがなくしばらくはボーゼンの状態。とりあえず何とかこのDiskの中を見てみないことには、ということで、最初に試したのはUSBスティックなどにWindows11をインストールするポータブル起動ディスクの作成。

これはマイクロソフトのWindows11ダウンロードのページで「ディスクイメージ(ISO)をダウンロードすればOKだが、あらかじめスティックにはRufusをインストールしておく必要がある。インストールを始めるといくら待っても終わらない状態でとにかく時間がかかる。

次にこのスティックを「動かない」PCに指してスイッチオン、F12を押しているとPCメーカーロゴの次にブートディスクの選択画面が現れるので作ったメディアの方をクリックすると起動が始まる。しかし最初のWindows11の起動はものすごく時間がかかり、途中画面が真っ暗な状態が続くので「大丈夫かな」と思うことしきりだったが、ようやくWindows11が起動した、かと思ったら Windows Update が始まり、これにも長~い時間が、結局2日がかりでどうにかWindows11の青い画面を見ることができた。

ここでエクスプローラーでつながっているハズのDiskを見に行くと、データ用のHDDは問題なく見えるが、Windows11が入っているSSDが見えない。つまり中を見ることができない状態。 頭は真っ白で消失したデータは、とか、アプリが飛んで、とか、Windows11やOfficeのプロダクトキーは、とか・・・・

次なるチャレンジはこのSSDを取り外し単体で中を見てみよう、との作戦、でPCの蓋を外し中を見渡したがそれらしきものがない。SSDが入っているはずのディスクベイは何もなく、全くわからない。そこでPCのメーカーの問い合わせ窓口にメールを送ってみたところ、このPCのSSDは「M.2」タイプでマザーボードにあるはず、とのこと。

何しろSSDといえば2.5インチのSSDしか知らなかった所に、M.2という新たなコトバ、その形状などを調べマザーボードの隅々まで探したところ、ありました、ハードディスクやDVDレコーダがセットされているディスクベイの下に隠れて、薄っぺらい基板形状のM.2 SSD がソケットに水平に差し込まれていました。

このSSDを単体で調べるため、まずM.2アダプタを購入し別のPCにつないで中を見ようとしたところ、見えない(当たり前か?)、やっぱり壊れたかな~とまたボーゼン、気を取りなおして「壊れたディスクのデータ復元」を検索してデータ復元フリーソフトをインストールし試してみたところ、中にあるファイル名は見えるものの、その復元には「ハイ何千円」と有料の表示が、とりあえずファイルの日付けをみて、前回データをバックアップした日以降のファイルを特定することはできた(つまり消えたデータ)。

こうしてSSDが壊れてWindows11のPCは動かない、でこの後どうしようか? との段階に・・・・             (その2に続く)