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白コリドラスの孵化と育成

2024-11-19 12:54:08 | アクアリウム

当家のコリドラス水槽では、水が合っているのか? かなり頻繁に産卵が行われ今まで約50匹以上が生まれ育ちました。その過程で当初はうまく行かなかった育成方法も大体ノウハウが分かってきました。

・卵の採取

卵は水槽壁面に産み付けられることが多いのですが、最初はこれを指をへらにして採取していました。しかし採取時に半分ほどが落ちてしまい、また取った卵も付いている粘着層のため指から離すのが結構大変でした。そこでメラニンスポンジを壁面清掃の様に滑らせて採取し、付いた卵をピンセットで取っています。

・育成容器

一般的にはサテライトや小型水槽を使うようですが、どうもうまくいかず、最終的に水面に浮かべるメッシュ容器を使っています。

これを水流が当たる位置に置いておくと卵の採取から3~5日程度で孵化します。当初は無精卵と有精卵の区別が分かりませんでしたが、無精卵は白くキレイな感じでしばらくするとカビが生えくっつき始めますのですぐ取り除きます。なお有精卵は茶色っぽいですが全て孵化するわけではありませんので、毎日注意深く観察して孵化しない卵は取り除きます。

・エサ

生まれて数日はエサはいりませんが、最初はわずかづつ与え、余ったエサをすぐ除きます。このエサですが一般的にはブラインシュリンプを沸かして与えるようですが、これが結構面倒なのでいろいろと探した結果「殻なしブラインシュリンプ」を使っています。

これは普通のエサと同様にそのまま与えますが、そのままでは沈まないので一端容器に入れ水を加えてかき回し沈んだエサを与えます。結構食いつきが良くいままでエサが原因で★になった例はありません。また食べているかどうかは稚魚の体がエサの色に染まってくるので分かります。

・育成容器

生まれたての稚魚から水槽内に放つまでの間の育成容器ですが、これも育成メッシュと同様に水槽内に置いて生まれた水の中で育成した方が良いと思います。そこで百均で入手できる台所用品の透明で穴が開いているカゴ?と、流しの水切りネットで大きなメッシュ容器を作りました。

メッシュは「ストッキング」タイプでないと稚魚が穴をすり抜けてしまいます。まずこれを2枚重ねて左右からカゴを包み込みます。

さらにこの中央に上の部分を除いてネットを細い針金やタコ糸を使って張ります。水槽への配置はやや太い針金を曲げ水槽のへりに掛けますが、カゴが軽いため固定はそれほど難しくありません。このカゴを使うと横から稚魚の様子が分かり、また上からの照明を妨げることもありません。とにかく費用は¥220と格安です!

いまここには孵化した時期が2~3週間ずれた小稚魚(数mm)7匹と中稚魚(1cm~)5匹がいますが、毎日元気に泳ぎ回っています。やはり生まれた水の中が一番いいようですね。


水槽 エアポンプの簡単な修理(部品交換だけ)でエア復活

2024-10-17 15:46:20 | アクアリウム

水槽のエアレーションや底面/コーナーフィルタなどに使うエアポンプですが、当然ながら動きっぱなしなのでかなり短い時間で使えなくなります。その原因はバイブレーションで動かされるゴム製のダイヤフラムが劣化するためですが、それだけで新品を購入するのも面白くありません。しかし例えばGexのエアポンプにはその補修部品があり価格は新品を購入するよりずっとお得です。

現在エアポンプとしてGexの2000s、1500s、1000sがあり、どれもエアが?となってきたので、一挙にこの補修部品に取り替えることにしました。作業は簡単で裏面のビスを外し補修部品と交換するだけですが、これを外すにはマイナスドライバーなどを下に差し込んでこじ開けるようにするとうまく行きます。

取り出した部品を見るとひどいものではダイヤフラムに亀裂が入っていたりしますが、ほとんどは見た目ではその劣化は分かりません。

しかし補修部品といっても、交換したいのはゴム製のダイヤフラムなのでこの部分だけの交換ならもっと安価に復活すると思い、最初はアマゾン等でこのダイヤフラムだけの商品を購入して試してみました。しかし寸法が大体あっていても形状が少し異なるようでNGでした。これはあくまで印象ですが、Gexなどメジャーの会社のエアポンプでは合うものが無く、C国製の「良く分からない」メーカーのものでは一致する場合があるようです。

このように補修部品のダイヤフラムでエアの復活を試してみましたが、部品を交換したエアポンプは新品当時と比べエアが少し弱い気がします。気のせいでしょうか?


白コリドラスがまた卵を産みました

2024-04-20 14:25:27 | アクアリウム

白コリドラスは一年に数回産卵しますが、数日前に今年になって初めて産卵しました。コリドラスは卵を水槽の壁や水草などに擦り付けますが、これを採取するには「指でこしとる」ようにし、指先についた卵を孵卵容器に移します。卵は粘着性がありなかなか指から離れませんが、ピンセットなどで押しとる(はさんではダメ)ようにして容器に沈めます。この時容器の壁に付くとまず孵化しませんので底に落とします。

孵化させる容器ですが生まれた水槽に浮かべるメッシュタイプのメダカ産卵容器がうまく行っています。サテライトも使ってみましたが使い方がうまくないせいか孵化率はあまり良くありません。

卵には無精卵と有精卵が混在し一見して白く透き通ったような卵は無精卵です。有精卵は少し茶色がかかっているので、慣れるとすぐ分かります。ただ有精卵は全て孵化するわけではなく、良く観察を続け卵の周囲にフワフワしたカビが出てきたらすぐに撤去します。

産卵して数日たつと上図右のように数ミリの稚魚が泳ぎ回るようになり、様子を見て餌を与えますが、いろいろと試した結果現在は「殻付きシュリンプ」を与えています。これは水面に浮いてしまうので拡散して沈めますが、多く与えすぎると塊になってしまうのですぐ撤去します。

白コリドラスは孵化した後は割合簡単に成長させることができ、稚魚が元気にたくさん泳ぎ回っている水槽はとても楽しそうです。


魚小屋を作る 水槽を(半)屋外に引っ越し (3)冬季の保温状況

2023-12-22 15:21:39 | アクアリウム

今朝の冷え込みで氷点下1℃を記録し、水槽を(半)屋外に移設した時に気になっていた冬の保温状況が大体明らかになってきました。

冬の対策として、3台の水槽の三方をスタイロフォームで囲い、水槽台の上にはクッションフロアを敷いています。

各点の温度はレコーダと熱電対で計っており、温度変化が連続して記録されるのでその温度差がよくわかります。

この記録を見ると外気温が-1℃でもガレージ(魚小屋外)は0℃、その一部を囲った小屋内でも、外気温より6℃程度の温度差があり、またスタイロフォーム内では水槽の水温(22~25℃)があるためその蒸発熱で「火の気が無い室内と同程度の温度」を維持できているようです。これはスタイロフォームの断熱性によるものだと思いますが、小屋内が風などの空気の流れを遮断していることも大きいのではないか、と思われます。

という結果から、どうにかこの冬を乗り切れそうな状況なので、スタイロフォームによる保温は成功だった、と胸をなでおろしています。


魚小屋を作る 水槽を(半)屋外に引っ越し (2)水槽の集中管理 

2023-10-08 15:24:03 | アクアリウム

水槽を屋内におく理由は、インテリアの一つとして楽しむ、ということであると思う。従って屋外に引っ越すことはインテリアをあきらめ、単に飼育を目的にすることになるのだと思う。

水槽を屋外に置くと多くのメリットが生まれる。まず地震が起きたときに水槽が壊れ、室内が水浸しになる危険がなくなる。次に水質管理に伴う音や、水槽からのニオイから解放される。

また水槽を一か所に集中しておく(熱帯魚屋さんみたいに)ことで、水槽管理が飛躍的に楽になる。例えば頻繁に行う水替え作業では、室内の時はまず水(冬季は温水、カルキを抜いたもの)をバケツに汲んでおいて、別にバケツに水槽水を出しこれを排水口に流し、後汲んでおいた新しい水を水槽に入れる作業になるが、水槽を集中して置くことでバケツの汲みだしや運んで流す必要がなくなる。

これは水槽台の端に水を溜めておくタンク(ここでは30Lのゴミ箱を流用)を置き、ホースを各水槽に延ばしておいて、タンク内に入れた簡単なポンプで新しい水を供給する仕掛けである。なお水は庭の水栓から引いてありタンクへの注水は簡単にできる。なお冬季は別にポットで水を沸かし、水を加えながら温度管理をしている。

一方排水は別のホースを庭へ流れるように注入口が一番高くなるように台の下に配置して、ここに水槽の排水ホースを差し込む。この仕掛けを使うと今までの水替え作業がウソみたいに簡単でかつ短時間で済んでしまう。特に夏季は空冷ファンを水槽の上に置いて回しているため水の減り方が激しく、毎日のように差し水をする必要があるが、この仕掛けだと非常に簡単に行えるため苦にならない。

また各水槽の温度管理は古いデーターロガーを使い、熱電対センサーを各水槽に差し込んで集中的に行っている。温度は水槽以外に外気温、水槽設置場所、給水タンク内もはかり、またACラインに電力測定用のループセンサーを挟んで、これによる電力量も同時に測っている。データーロガーは温度変化を記録できるのが普通の温度計と違うところで、暑い時の空冷効果や寒い季節のヒーター点火時間がグラフで読取れる。

そのほかのメリットとして、屋内では水をこぼしたり水草などの切れ端を落として床を汚すことを避けるため、水槽管理がかなり苦労だったが、ここではまったくその心配がなく、例え誤って水をぶちまけても全く面倒がなくその分とても気楽に作業ができる。

また照明は各水槽ごとではなく、LEDテープライトを木に張り付けたものを水槽の上に渡している。またこの魚小屋の天井はガレージの屋根なので自然光が差し込みある程度の明るさが得られる。

ただし夏の蚊やほこりの心配が新たに生じたり、猫、鳥などのアクセスが心配になるが、それぞれ対策を重ねて総合的に半屋外でのアクアリウムを楽しんでいる。