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もうすぐ「後期高齢者」のロードバイク

2024-09-17 10:18:28 | ロードバイク

アラ還で始めたロードバイクはアラ古希を過ぎてもまだ続いています。でも乗っているロードバイクは年齢と共にアルミフレームのエントリーバイクからカーボンフレーム、そして現在は電動アシストロードバイクに変わってきました。

MTB、クロスバイクやロードバイクなどのスポーツバイクに、モーターを組込んだ「電動アシストスポーツバイク= e-bike 」は、自転車先進地域?の欧州で始まりましたが、丁度2018年あたりから日本でも発売されるようになり、古希を前にして徐々に漕げなくなってきたタイミングにはピッタリでした。

購入したのは台湾の BESV という大手電子メーカーのバイク事業部が開発した JR1 というロードバイクタイプの e-Bike です。台湾のスポーツバイクは元々欧米のブランドバイクの下請けから発展し、今や世界一の生産台数と幾つかのオリジナルブランドを持っていて、sその品質はイワユル中華製と一線を画しています。

この JR1 は他の e-Bike に比べ、バッテリーをダウンチューブと一体化したようなデザインと、クランクではなくリアハブにモータを内蔵させている点が大きな特徴となっています。従ってかなり軽量(15.7kg)で、また e-Bike とすぐ分かるダウンチューブ上の大きなバッテリーや、クランク周りのモーターBOXが無く、リアハブ内蔵のモーターはカセットスプロケットに隠れるので、パット見ではダウンチューブがやや太いフツーのモデルにしか見えません(またはママチャリなどの内装ギアケースに見える)。

JR1 のアシストモードには Eモード(重さキャンセルと等価のアシスト)、Sモード、Pモード(最大アシスト)がありますが、 Sモードは踏力(トルク)に応じてアシストが EモードからPモードまで自動的に変わるモードです。このSモードでは今までに経験したことが無い感覚があり、坂道の登りはもちろん、漕ぎ出しでもそのダッシュは凄まじくあっという間に20km/h~に達します。

気になるアシスト走行距離は、Eモードでは多少の坂があるコースで100km超、Sモードでは60km超が可能で、さらに本格的なヒルクライムコースでは Sモードで約30km程度ですが、軽量なためアシストが無くても平地ならノンアシストバイクと同様に走れます。なお詳細については このURL を参照してください。

ただこの JR1 のフレームはエントリークラスのアルミ製で、ホイールもモーターを組込んでいる関係なのか、かなり頑丈なため乗り心地は固く腕や肩への負担が大きく感じました。そこで乗り心地を改善するためにタイヤをオリジナルの25Cからフロント28C、リア32Cに換えましたが、これは同時に不整地への良い対応にもなりました。

さらにドロップハンドルをブルホーンハンドルに換え、またステムをサスペンション構造のものに換えて腕、肩への負担を軽減しています。ブルホーンハンドルとは「牛の角」のような形状のハンドルで、本来は乗車姿勢をより寝かせて速度を稼ぐことを目的にしたものですが、一方でドロップハンドルとは異なりクロスバイクのような楽な乗車姿勢もとれます。

特にブルホーンハンドルの手元部分は平になっているため、手のひらをそのまま置けるので手に与える振動を分散でき、手、肩への負担が軽減されます。またこのハンドルへのギヤ変速とブレーキの装着は、ドロップハンドルで用いる STI をそのまま使うことによって、(カッコはあまりよくありませんが)ブレーキレバーの握りはドロップハンドルの場合に比べ格段に楽になります。

このような e-bike への改修を行って「アラ後期高齢者」でも何とかサイクルスポーツの寿命が延びています。そのおかげで毎週のように行く自転車道路から貯水池へのコースでは、季節で変わる花木を見ながら 20km/h程度のノンビリライドを心掛けています。

夕焼けの貯水池と影富士

 


Nゲージ 旧3線式ポイントの2線式化と集中制御盤

2024-09-16 16:05:03 | Nゲージ

およそ40年以上前に子供と遊ぶことが目的で作りかけたNゲージのレイアウトが長い間ホコリをかぶっていましたが、ひょんなことからまた製作を続けることになりました。

しかしレールやポイントは現在市販されているものより古い形式のトミックス製です。特にポイントは3線式なので専用のポイント切替スイッチが必要で、これを使う場合ポイントの集中制御盤を作ることができません。

そこでこの古い3線式ポイントを(現在市販されているポイントの様に)2線式で動く回路を作成し一般的なON/OFFスイッチでポイントが切り替えられる様にしました。鉄道模型の一般的なレールポイントは、ポイントを駆動するY側とR側のコイルに瞬間的に電流を流すためタッチ接点(モーメンタリスイッチ、ONの時だけ接続される)の専用ポイント切替スイッチが必要でした(コイルに電流を流し続けると焼けてしまう)。

これを2線式にするには上の様に電解コンデンサ(容量は1,000~2,000μF)を電源~両駆動コイル間に入れます。ここでスイッチをY側にするとポイントのYコイルに電流を流れますが、電解コンデンサが入っているためにコンデンサが充電を完了すると回路は遮断された状態になりYコイルに電流は流れません。次にスイッチをR側にすると電解コンデンサに充電された電荷がR側のコイルに流れポイントをR側に動かします(Y側は本線、R側は切替線でコードの黄、赤色に対応している)。

このような回路を使うと各ポイントのコイルの共通ラインは全てアースになるため、各ポイントの切替は他の2線だけの回路構成になりポイント制御が簡単になります。またポイントの切替に連動して切替えた路線をLEDで表示することもできるのでポイントの集中制御盤を作るにはこの方法が良いと思います。なお複数のポイントON/OFFスイッチを同時に動かすためディスクリート回路をICで構成しています。

具体的な回路例として島式ホームを挟んで本線と待避線があり、さらに本線から引き込み線がある場合に本線、待避線、引込線へのポイント切替は次のようになります。なお本線と待避線だけの切替なら、3線式のまま両方のポイントの配線を逆に一緒に束ねて結線することでできます。

現在のレイアウトは8の字を重ねた内側の路線とその外に複線の外周線があり同時に3編成の運転ができますが、もちろんそれぞれの路線間の入れ替えも可能なようにしてあり、これから制御しているポイントは計16個になります。

ここで使っているパネルは百均の下敷きを切ったものです。また2つ以上の路線を切替えるにはロータリースイッチを使っています。


TVの音が聞こえにくくなったら FMラジオの再活用はいかがでしょうか?

2024-09-06 10:46:31 | 修理と工夫

何やら最近よく見るTVコマーシャルのようですが、年を取ると特に高音域が聞き取れないのでドラマやニュースなどのコトバが良く分からないように誰でもなります。で、TVのボリュームはどんどん大きくなりますね。

そこでこのコマーシャル製品がいいかな? とも思うのですが少し高すぎます。そこで主にクルマ車内用のFM送信機をTVにつけて、これをFMラジオで聞くスタイルを試してみました。

これはフリマで¥1,000前後で入手でき、FMラジオはもう使わずにホコリをかぶっているものがどの家にも数台あると思いますのでタダ。この送信機の電源入力はUSB TYPE-AなのでTVのUSBに刺し、音声入力はイヤホン端子に差し込みます。ここでTVのオーディオ設定で音声出力をイヤホンとスピーカー両方にしておきます。

我が家では食卓がTVから数m離れているのでそこにFMラジオを一台、TVの前のリビングテーブルに一台、そして携帯ラジオにイヤホンを差し込んで特に聞きにくいドラマなどはこれで聞いています。つまり Bluetooth の様に1対1ではありません。

このスタイルの効果は抜群でよく聞き取れます。FM送信機は安いし、特に電源など他の用意が必要なく、何よりも使わなくなったFMラジオの利用は正に「墓が生きた」になりました。