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ウィーンの老舗カフェのひとつ、「Café Hawelka」(ハヴェルカ)です。
かつて、第二次大戦直後のウィーンに出現した、奇妙な幻想絵画を描く画家たちの一団 “ウィーン幻想派” の画家たち(フンデルトヴァッサーやヴォルフガング・フッターら)と、彼らの周辺の人たちの溜まり場だったカフェです。
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戦前から内装が変わっていないという店内は、煙草のけむりがモクモクとたちこもり、壁には一面、コンサートや演劇、映画などのポスターが隙間なく張り巡らされています。
今でも芸術嗜好の学生たちの溜まり場となっていて、昼夜を問わず常連客らでいつも混んでいます。
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ウィーンのカフェで、コーヒーと言えば、この “メランジェ” が定番です。ふわふわに泡立てた温かいミルクとコーヒーが、半々に入っています。
そして、このようにお水と一緒にシルバーのトレイで出されます。スプーンをグラスの上に置くのも、ウィーン流。
【Café Hawelka】
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住所 ; Dorotheergasse 6, 1010 Wien, Austria
HP ; http://www.hawelka.at/ (ドイツ語・英語)
OPEN ; 8:00~26:00、日祝10:00~26:00 木曜休
ウィーンの目抜き通りグラーベン [Graben] の、ケルントナー通り [Kärntner Straße] から数えて3つ目の通り(ドロテアガッセ [Dorotheergasse])を左に入ってすぐ。
また、ドロテアガッセにある、オークション・ハウス “ドロテウム” [Dorotheum] から北へ歩いて行くと、左側にあります。