今回ネタばれあり。
これから行かれる方で知りたくない場合は終演後に読んで下さい。
15分の休憩を挟んで、演奏が始まる。
美里さんはオレンジのブラウスと黒のドレスに着替えて登場。
「My Love Your Love~たったひとりしかいないあなたへ」では関西フィルの打楽器演奏者が間奏の♪ラララの部分を合唱した。それに観客も加わりあたたかい感じになった。
「My Revolution~第二章」はよりドラマティックに仕上がっている。歌詞ひとつひとつも響く感じがします。
「後半最初の2曲は何度歌っても新たな気持ちになります。新年って感じかな?」と、話していた。
「卒業」は春の曲。「はらはら」「さらさら」「花はちるらん」など日本語が響く感じがします。
「これからカバー曲を歌います。『TOY STORYⅡ』の中の曲なのですが、最初はお気に入りの人形を持っていた。でも、好きなものが口紅などにだんだん変わっていく内容です。『TOY STORYⅡ』『マツケンサンバⅡ』(この時のⅡの発音、真島先生ばりだった。)みたいな感じですが、(誰かがこう話していたみたいで客席に向かっていたようで)聞こえていましたよ~。」
と、突っ込む美里さんでした。この曲を聴きながら
「昔、大事にしていたおもちゃはどこにあるんだろう?」
と、思い出はあるのに、ものがなくなっていくのは寂しいものだ。歌い終わると美里さんは
「今日は日本語でお送りました。ワタシは関西(京都)と東京のバイリンガルですが、今度は関西弁で披露したいと思います。」
と、話していた。
「だんだん季節は夏へと変わっていきます。ここで皆さんにお願いがあります。『ソレイユ』という曲をこれからやるのですが、中指と薬指を曲げて合図を出したら振ってもらえたらいいなあ。上にするとM、下にするとW、『MISATO WATANABE』ですね。アルバムで『Live Love Life』と、いうのを出したのですが、次の曲は親指と人差し指を出して『L』を作って欲しい。曲ごとに手を変えてやっと方がいいですよ。」MWのサイン、漫画「まことちゃん」の「グワシ」に似ている・・・。
西武でやってから、いっそう好きになった「ソレイユ」は元気が出る曲だ。サビの部分で合図が出た。見事なくらい決まっていたようでOKサインが出ていた。
その次は「恋したっていいじゃない」だった。♪D・A・T・Eのところで合図があった。これでだいぶ客席があったまってきた感じがする。というか、熱い!
「♪D・A・T・Eのところで変なギタリストが出て来て♪Y・M・C・Aと歌うのではないかと思いました。大変だから、曲ごとに手を変えてやっと方がいいですよって話しましたよね?」と、話していました。
「20回目の西武ライブのDVDの編集作業に入っていますが、『TOY STORYⅡ』と映画がらみになってしまいますが、三時間半と『ゴットファーザー』よりも長いんです。いけなかった人はぜひ見て欲しいです。」
「それとアルバムも完成しました。『歌とバラの日々』です。近くに宝塚があるのですが、ワタシの周りにたくさんバラが咲いているわけではなく(客席に手を差し出して)バラ、バラ、バラって感じです。」
この最後のバラって言った時にわしと目線が合い、美里さんが「ベルサイユのばら」のオスカルに見えました。

その瞬間、
きゃーっ!!もう死んでもいい!!!
と、思った。本当に倒れそうだった。(本当は違う方かもしれませんが・・・かなり思い込み激しい発言をしてすみません・・・

)
「夏が来た!」は西武を思い出してしまった。最後の♪WOW WOW WOWのところは合唱になった。美里さん、とっても楽しそうだったなあ。もちろんわしも楽しんだけどね。正直席を立ちたくなったが、周りは着席しているので躊躇してしまった。
本編最後は「サマータイムブルース」原曲よりもドラマティックに仕上がっている。間奏のストリングスがいい感じです。
それに続く
♪夏の海のうねりのように
の歌詞がよりいっそう響く。
最後の♪WOW WOW~のところはまた合唱になりより熱い。
終わったあと、客席から大きな拍手と声援を浴びた。美里さんはそれにこたえて客席に手を振って「サンキュー」と、何度も言っていた。
「ありがとう!」「ありがとう!!」
と、わしは何度美里さんに叫んでいただろうか。
「みんなサンキュー!!」
と、いい、退場した。
鳴り止まない拍手。そんな中美里さんが登場。
「ありがとうございます。ここですばらしいメンバーを紹介します。」
すばらしいコーラスを聴かせてくれた、関西フィルハーモニーの打楽器パートの皆さんには大きな拍手が。
「今度声楽部を作ってくださいね。」には爆笑した。
最後にギターの稲葉さん、パーカッションの女性が紹介される。
「稲葉さん、みんなに『今日はよかったよ。』って伝えようね~。」
と、話していたのは、ほほえましかった。
「一緒に歌ってください。みんな知っている曲です。」
と、「故郷」が演奏される。最後のフレーズは美里さんは歌わず、客席の合唱を聴いていた。
終わると鳴り止まない拍手と声援。打ち合わせをしていたようで
「もう一曲歌います!」
と、鐘の音で始まった「いつかきっと」が流れる。原曲も好きだけど、たくさんの音が集まってさらに心温まる感じになった。美里さんが間奏のところで♪ルルルと歌うところとみんなで合唱する♪ラララ~のところが好きですね。
細かいかもしれませんが・・・。
最後にさらに大きな拍手と声援が。
「みんな、サンキュー!!」
と、客席に向かいノーマイクで挨拶した。
もう秋だというのに熱い気持ちのまま、終わったコンサートだった。終演後、遠方から来た友達が目を潤ませていた。
「よかったねえ~。」
と、第一声はお互いにこの言葉しか出なかった。西武とはまた一味違った感動だった。
終演後、ロビーでは11/27のバンドツアーの神戸公演のチケットを発売していた。遠いけれど、本当に買おうか買わないか悩んだ。