昨日、チビちゃんが、病気のため、お星様になってしまいました。
享年約17歳でした。
・・・書くのかどうか、迷いましたが、記録を残したいという飼い主様の合意のもと、写真と一緒にアップすることにしました
チビちゃんは、私が最初にお世話した猫さんです
ちょうど分かりやすい写真がありませんでしたが、背中に黒の丸い斑点、しっぽは縞々模様のある真っ白で、とても美しい猫さんでした
チビちゃんは、お世辞にも人懐っこいとは言えない性格で、警戒心がとても強く、あまり構われたりするのが嫌い、抱っこしたりしようとするなら、時々突然噛み付いたり、引っかいたり・・・野生だった頃の猫に近い感じの性格。だから、猫好きな飼い主様の友人が来られても「構わないでください」と言わなきゃならなかったそうです
でも、猫科の強い動物、トラやライオンのように、とても誇り高く、堂々と、そして凛とした感じが私は好きでした
・・・・だから何となく、私の中では「猫ちゃん」というより、「猫さん」という感じでした
あ、誤解されないように付け加えておくと、完全室内飼いで、トイレのしつけなどもきちんと出来ており、こちらから不要に手を出したりしない限りは、怒ったりしない頭のいい猫さんでしたよ
チビちゃんは、約16年前に、全身ひどい皮膚病にかかって捨てられてたところを飼い主様が、保護されて病院に連れて行ってあげられたそうです
病院では、病気があまりにひどかった事と、飼い主様にも移る可能性があることから、安楽死を勧められたそうですが、できる限りの治療をしてもらって助けられたそうです。
案の定、飼い主様ご夫婦にも、全身に水泡のような湿疹ができ、移ってしまったそうですが、人間の病院と動物の病院、一緒に通われて、しっかり完治されたそうです
私がチビちゃんに出会った頃は、過去にそんなことがあったなんて少しも感じない程、とても綺麗で毛並みがよく、元気な猫さんでしたが・・・・
だから、そんなご夫婦と共に長年過ごされて、チビちゃん、とても幸せだったと思います
お電話頂いて、私がすぐにかけつけた時は、箱の中に、きれいで新しいタオルを体にかぶせてありましたが、まだ少し温かく、とても安らかな寝顔でした。
そして、猫生を尽くしたような、チビちゃんらしい、誇り高い顔をしてました。しばらくはこれが、最後だなんて信じられないくらいに・・・。
最初ひどい病気にかかってた上、人にも慣れない性格のチビちゃんを、飼い主様が最後まで、可愛がって一緒に過ごされたのは、時々気まぐれに甘えてきたり(それでもやっぱり抱っこされたり、撫でられるのは嫌い)、チビちゃんなりの甘え方、愛し方で、ご家族を笑わせたり、楽しませたりして、癒されてきたからだと思います
飼い主様も、最後は何度も「本当にこの16年間、楽しかった。ありがとう。」の言葉しかないのだと・・・。
私もチビちゃんの経歴や性格は、最初からお聞きしてましたので、お世話の時は、いい距離感で接しておりました(こちらから撫でたり、過度に構ったりしない、気にかけてるけど気にかけてない風にお世話するなど)
・・・なので、私以外の他人には、警戒して押入れから、ほとんど出てこないそうですが、私がお世話に来た時には毎回出てきてくれますし、ずい分安心してくれてました
10日程前に、お世話に伺った時には、割と元気で、このまま、もう少し長く元気で居てくれそうな感じでしたが、ただ私の顔を見てるのとは違う、何かを訴えるような力強い目で、ジーっと長く、私の目を見てました。
その時ふと、「チビちゃんのお世話、最後になるんじゃないか?」とも思ったけど、その日は、たまたま?好物のフードを少し食べてくれたし、ご機嫌でしっぽを立てて少し歩いたりもしてみせてくれたりと、少し元気を取り戻してたのと、何となく心構えはしてたものの、そうは思いたくない気持ちで、「大丈夫。また来週、お世話に来るから。」とあまり深く考えないようにしたところでした。
・・・でも今にして思えば、チビちゃんは、私と会うのは、これが最後だと分かってたのですね。
きっと「ありがとう、さようなら。」と言ってくれてたのだと思います
こちらこそ、お世話させてくれて、本当にありがとう
ペットシッター始めて、まだ2年目なので、そんなに沢山ではないけど、私たち人間より、ずっと寿命の短い、ワンちゃんやネコちゃんの最後を、それなりに見てきましたが、毎回、偶然ではない不思議なことがあるんです。
動物にはそういう優れた直感や感性、能力があるのだと思います
チビちゃんに限らず、私がお世話したワンちゃん、ネコちゃんたちは皆、今度いつ会えるのか、分からないはずなのに、最後の挨拶を必ず私にもしてくれるんです
チビちゃんの飼い主様のご夫婦も共働きで留守のことが多いのですが、昨日は大好きなママさんの仕事がお休みで、ずっとそばに居れたそうです。
偶然ではなく、チビちゃんが、あえて、その日を選んだのだと思います
「チビちゃん、沢山の思い出を本当にありがとう。どうか安らかに眠ってください」
享年約17歳でした。
・・・書くのかどうか、迷いましたが、記録を残したいという飼い主様の合意のもと、写真と一緒にアップすることにしました
チビちゃんは、私が最初にお世話した猫さんです
ちょうど分かりやすい写真がありませんでしたが、背中に黒の丸い斑点、しっぽは縞々模様のある真っ白で、とても美しい猫さんでした
チビちゃんは、お世辞にも人懐っこいとは言えない性格で、警戒心がとても強く、あまり構われたりするのが嫌い、抱っこしたりしようとするなら、時々突然噛み付いたり、引っかいたり・・・野生だった頃の猫に近い感じの性格。だから、猫好きな飼い主様の友人が来られても「構わないでください」と言わなきゃならなかったそうです
でも、猫科の強い動物、トラやライオンのように、とても誇り高く、堂々と、そして凛とした感じが私は好きでした
・・・・だから何となく、私の中では「猫ちゃん」というより、「猫さん」という感じでした
あ、誤解されないように付け加えておくと、完全室内飼いで、トイレのしつけなどもきちんと出来ており、こちらから不要に手を出したりしない限りは、怒ったりしない頭のいい猫さんでしたよ
チビちゃんは、約16年前に、全身ひどい皮膚病にかかって捨てられてたところを飼い主様が、保護されて病院に連れて行ってあげられたそうです
病院では、病気があまりにひどかった事と、飼い主様にも移る可能性があることから、安楽死を勧められたそうですが、できる限りの治療をしてもらって助けられたそうです。
案の定、飼い主様ご夫婦にも、全身に水泡のような湿疹ができ、移ってしまったそうですが、人間の病院と動物の病院、一緒に通われて、しっかり完治されたそうです
私がチビちゃんに出会った頃は、過去にそんなことがあったなんて少しも感じない程、とても綺麗で毛並みがよく、元気な猫さんでしたが・・・・
だから、そんなご夫婦と共に長年過ごされて、チビちゃん、とても幸せだったと思います
お電話頂いて、私がすぐにかけつけた時は、箱の中に、きれいで新しいタオルを体にかぶせてありましたが、まだ少し温かく、とても安らかな寝顔でした。
そして、猫生を尽くしたような、チビちゃんらしい、誇り高い顔をしてました。しばらくはこれが、最後だなんて信じられないくらいに・・・。
最初ひどい病気にかかってた上、人にも慣れない性格のチビちゃんを、飼い主様が最後まで、可愛がって一緒に過ごされたのは、時々気まぐれに甘えてきたり(それでもやっぱり抱っこされたり、撫でられるのは嫌い)、チビちゃんなりの甘え方、愛し方で、ご家族を笑わせたり、楽しませたりして、癒されてきたからだと思います
飼い主様も、最後は何度も「本当にこの16年間、楽しかった。ありがとう。」の言葉しかないのだと・・・。
私もチビちゃんの経歴や性格は、最初からお聞きしてましたので、お世話の時は、いい距離感で接しておりました(こちらから撫でたり、過度に構ったりしない、気にかけてるけど気にかけてない風にお世話するなど)
・・・なので、私以外の他人には、警戒して押入れから、ほとんど出てこないそうですが、私がお世話に来た時には毎回出てきてくれますし、ずい分安心してくれてました
10日程前に、お世話に伺った時には、割と元気で、このまま、もう少し長く元気で居てくれそうな感じでしたが、ただ私の顔を見てるのとは違う、何かを訴えるような力強い目で、ジーっと長く、私の目を見てました。
その時ふと、「チビちゃんのお世話、最後になるんじゃないか?」とも思ったけど、その日は、たまたま?好物のフードを少し食べてくれたし、ご機嫌でしっぽを立てて少し歩いたりもしてみせてくれたりと、少し元気を取り戻してたのと、何となく心構えはしてたものの、そうは思いたくない気持ちで、「大丈夫。また来週、お世話に来るから。」とあまり深く考えないようにしたところでした。
・・・でも今にして思えば、チビちゃんは、私と会うのは、これが最後だと分かってたのですね。
きっと「ありがとう、さようなら。」と言ってくれてたのだと思います
こちらこそ、お世話させてくれて、本当にありがとう
ペットシッター始めて、まだ2年目なので、そんなに沢山ではないけど、私たち人間より、ずっと寿命の短い、ワンちゃんやネコちゃんの最後を、それなりに見てきましたが、毎回、偶然ではない不思議なことがあるんです。
動物にはそういう優れた直感や感性、能力があるのだと思います
チビちゃんに限らず、私がお世話したワンちゃん、ネコちゃんたちは皆、今度いつ会えるのか、分からないはずなのに、最後の挨拶を必ず私にもしてくれるんです
チビちゃんの飼い主様のご夫婦も共働きで留守のことが多いのですが、昨日は大好きなママさんの仕事がお休みで、ずっとそばに居れたそうです。
偶然ではなく、チビちゃんが、あえて、その日を選んだのだと思います
「チビちゃん、沢山の思い出を本当にありがとう。どうか安らかに眠ってください」