福岡のペットシッター・BM WAlking日誌

お仕事の様子やふと思った事、伝えたい事、真面目な話も、あれれ?・・な話も何でも発信していきます。よろしくお願いしま~す!

フィラリア予防してますか?

2012-05-31 | 日記
福岡の今日は、わりと涼しかったですね

でもすぐに暑い夏がやってきそうな予感です
夏と言えばここ数年やたら暑いですが、どうやら春夏秋が少しづつ短くなって、その分夏が長くなり、年間の3分の1くらいが夏になってるそうです

蚊もそろそろというか、すでに発生してますね。
昔は夏だけでよかったかも?しれませんが、最近は春でも暑いので蚊の発生が早いようです


ワンちゃん、ネコちゃんたちのフィラリア予防は始めてますでしょうか
私のお客様ではないのですが、ここ数日現在フィラリアに感染しているワンコ、フィラリアで亡くなってしまった子たちを数多く見かけたり、聞いたりしました。予防できる病気なのに本当に残念です


狂犬病予防は、義務付けられてるし、ハガキが来たりするので、忘れず受けさせてるけど、フィラリア予防は義務付けられてないのでしていない、もしくは「それ、何?」・・・って方も案外多いようです


外飼いの場合のワンちゃんは特に、お庭に草木があったりすることも多く、お世話に行ってもこの時期から、特に夕方なんかはブンブン蚊が発生してます。危険です

室内飼いのワンちゃんたちでも、毎日のお散歩に連れて行ったり、何かと外に出る機会はあるでしょうし、家の中にも蚊が入ってくることもあるでしょう。

フィラリアとは、蚊の体内で成長した乳白色のそうめん状の寄生虫で蚊に吸われる時に犬の体内に侵入して感染します。
フィラリア症にかかると、初期は症状が出ませんが、成虫が増えると犬の心臓に詰まり、血流に悪影響を及ぼします。症状は、咳や呼吸困難を起こし、末期には腹水が溜まったり、失神、吐血などを伴って死に至る恐ろしい病気です


病院などで処方される予防薬で簡単に予防できる病気なので、忘れずに予防してあげましょうね





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ボランティアの方々の活動

2012-05-28 | 日記
今日は、仕事中偶然にですが、地域のボランティアの方によく出会いました

なのでちょっとだけ紹介させて頂きます


このブログをよんで頂いてる皆様は、「地域猫」をご存知でしょうか


ちょっと話がそれますが、先日チラシを見たと言って、当店BM Walkingにお電話を頂いた方で、お世話やしつけの依頼ではなく、個人的な相談でお電話された方がいらっしゃいました

「あの~、依頼ではなく、こんなこと相談して申し訳ないのですが・・・・」と言ってお電話頂いた内容は・・・畑に猫が入り、糞尿をして困ってるとの事
丹精込めて作った畑の野菜に猫が糞をして、せっかく作った大根やら他の野菜に糞がついて食べられないので、何とか虐待にならないように猫を撃退する方法はないですか?・・・というものでした
(私もそのような相談は初めて受けたので、ちょっと困りましたが、できる限りでその電話に応答させて頂きました
そして、そのような迷惑をかけられてノイローゼになりそうだ、以前は猫好きだったのに嫌いになりそうだともおっしゃってました

勿論、猫に悪気はなく、ただ飼い主がいなくて、しつけなどされてないので、したくなったらその場で糞尿をし、生きていくためにごみをあさり・・・。
可愛がられてる飼い猫とは違い、厳しい環境の中で生き抜くために猫も必死です


そんな猫たちに、後先考えずにエサを与えると・・・すぐに繁殖して(通常、猫はかなりの確率で妊娠し、年に数回、複数の子猫を生む)、結果的に、飼い主のいない野良猫を更に増やし、地域に迷惑をかけ、殺処分される猫を増やすことになります
なので、そのような猫たちを「地域猫」として、ボランティアの方々が、トイレのしつけをしたり、避妊・去勢手術を受けさせたり、里親を探したりして、殺処分される猫たちを減らすために様々な活動されてます

因みに今日お会いした地域猫サポート会のH氏は、とても猫好きで、ご自身の飼い猫+飼い主のいない猫たちを数匹ご自宅などで保護されてるのですが、今日は何故か見たことのないワンちゃんを連れてらっしゃったので、「あれ?今日はワンちゃんですか?」とお聞きしたら、数日後に殺処分されてしまう運命だったそのワンちゃんとたまたま出会って、30年ぶりくらいに犬を飼ったそうです。・・・ワンちゃん、助かってよかったね


話は戻って、飼い主のいない野良犬や野良猫は、保健所や管理センターに収容され、殺処分の対象となります。
しかし、その子たちのもともとは、私たちの人間の都合で捨てられたり、後先考えずに餌やりをして繁殖してしまった子たちも少なくありません。

いろんなご意見あると思いますが、飼い主のいない犬や猫のことについてもちょっと考えてみましょう。


地域猫サポート会のホームページはこちら





それから迷子札や鑑札、マイクロチップなどがついておらず、放し飼いにして脱走してしまったという話もよく耳にします
脱走した犬や猫は、住民の方からの通報などで、保健所や管理センターなどに保護されますが、その保護期間は通常、5日~7日と非常に短く、その間に飼い主が見つからなければ、ほとんどの場合、殺処分の対象となります


今日お会いしたもう一人の方は、そんな犬たちを今まで何匹も自宅で保護したり、チラシやネットで飼い主を探したり・・・。
そして今日は、日差しの強い中、狂犬病の予防接種を行ってる公民館などに自ら足を運び、首輪に迷子札や鑑札を付けるように飼い主さんたちに呼びかけてらっしゃいました。
もう、そんな活動を、お一人で何年もやってらっしゃるのですが、膝をついて親切に飼い主さんたちに鑑札の付け方を説明してらっしゃる一生懸命な姿を見て、なんとも言えない気持ちになりました。
自分にできることを出来る限りでやってらっしゃるボランティアの皆さんには本当に頭が下がります。



私もシッターとして、これからも出来る限りのことをさせて頂きたいと思ってます
お世話やしつけのお仕事をさせて頂いてる飼い主様、一人ひとりに毎日感謝して、私が関わる全てのワンちゃん、ネコちゃんに愛情を持って

そして今までも何度か公民館などで、依頼を受けて講演会や講習会などで、正しい犬猫の飼い方やしつけ方をレクチャーさせて頂きましたが、最後まで愛情と責任を持って終生飼養されるよう、飼い主さんを励ましたり、アドバイスできる機会があれば、出来る限りさせて頂きたいと思ってます


幸せな犬や猫が1匹でも増えて、不幸な犬や猫が1匹でも多く救われること・・・それをいつも心から願ってこれからもお仕事させて頂きます



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西日本新聞のニュースより

2012-05-18 | 日記
福岡の動物に関するニュースです。

一犬の飼い主として、福岡県民の一人として、またシッターとしても・・・・いろいろ考えさせられました。


5月17日の西日本新聞より、以下そのまま貼り付けてます。



殺処分の操作盤保存 福岡市西区、動物抑留棟解体

2012年5月17日 13:33 カテゴリー:社会 九州 > 福岡

保存する操作盤を前に、「動物の命について考えるきっかけにしてほしい」と話す門司慶子所長

 野犬などの収容や殺処分を行ってきた福岡市西区内浜の市家庭動物啓発センター(旧西部動物管理センター)の抑留棟が30年の役目を終え、今夏取り壊される。近年、飼い主のモラル向上などから収容数・処分数とも減ってはいたが、同センターは「飼育放棄など人間の無責任さで命を奪われた動物のことを忘れないで」と、同棟で犬の殺処分に使われた二酸化炭素(CO2)注入用の操作盤を保存し、今後の啓発に役立てることにした。

 西区の抑留棟は、狂犬病予防法などに基づき、同市の東部と西部の2カ所に設置された施設の一つ。鉄筋コンクリート2階建てで、1982年に完成した。2010年4月に収容業務が東部動物管理センター(東区)に一本化されるまで、市内で捕獲されたり、持ち込まれたりした犬や猫を収容。飼い主が現れないまま最低6日間の収容期間が過ぎれば、殺処分された。

 操作盤は縦約80センチ、横約1・8メートル、高さ約1メートル。犬や猫を処分機まで自動的に追い込み、CO2を注入するボタンや計器が並んでいる。ほぼ毎週1回使われた。福岡市の推計では、82~09年度に同棟で処分された犬猫は計約14万2千匹に上るとみられる。

 収容や殺処分は、狂犬病予防を主目的としているが、施設が、「放浪犬」を保護した人や警察などから引き取るケースが多い。同市が01~10年度に収容した犬猫計3万6082匹のうち、職員が捕獲したのは犬1764匹でわずか約5%。猫はすべて引き取りだった。

 ペットの飼い主自身が持ち込むケースも少なくない。同啓発センターによると、持ち込む理由は「(犬猫が飼えない)マンションに引っ越した」「子犬(猫)が生まれて困る」などのほか、「子どもの情操教育期間が終わり、必要なくなった」と言う人もいたという。

 持ち込まれた犬猫には何の罪もない。90年から処分を担当した男性職員(45)は「こんな施設がなくなればいい」と思いながら、操作盤のボタンを押していたという。一方で、動物愛護運動の高まりや、市が不妊手術、放し飼い防止などの啓発に力を注いだ成果は数字に表れている。01年に5545匹だった同市内の犬猫の収容数は10年には1095匹にまで減った。

 同センターは5月末までに操作盤を撤去、隣接する管理棟に移設し、今後、もの言わぬ不幸な命の代弁者として見学できるようにする。門司(もんじ)慶子所長は「こうした施設に持ち込まれる犬や猫をゼロにするために、市民に考えてもらうきっかけになれば」と話している。


=2012/05/17付 西日本新聞夕刊=

今日のワンコ ~ ばぶちゃん

2012-05-11 | 日記
今日のワンコはトイレトレーニング中のばぶちゃん





人が大好きで懐っこく、とても頭のいいばぶちゃん
いつでもちゃんと、飼い主様の顔を見て声を聞いてそれに応えようとしてます

できたことを誉めるとすぐにお腹を見せて「撫でて撫でてもっと誉めて」、ダメなことを「ダメ」と教えると最初は顔色伺ってますが、やっぱダメなんだ・・・と分かるとちゃんと覚えてくれます

そうやって噛み癖などはほとんどなおってきたました

吠え癖もママさんがちゃんとお散歩連れていかれるようになって、ほとんどなくなりました



そして今、一番手を焼いてるのが・・・トイレのしつけです


(サークルと別の場所にトイレを設置してる場合などは)トイレに行きたくなるタイミングに(朝起きたときや、ゴハンの後、お昼寝の後や、就寝前など)、トイレシーツの上に連れて行き、そこですることを、覚えるまで、繰り返し繰り返し、根気強く教えていくのが基本です

室内で飼ってらっしゃっても、自営業で出入りが多く、リビングなどの生活の場と、ばぶちゃんのいる場所が別々のA様宅・・・お忙しい飼い主様とのすれ違いで、気付いた時には既に違う場所で、やっちゃってるとかで、なかなかそのタイミングで教えるのが難しいようです

先ずは、ほんの数回でもトイレシーツの上でできた時、思い切り誉めてあげると、もともと覚えの良いばぶちゃん、直ぐに覚えてくれそうですが、その成功体験がまだ一度もないために、トイレをシーツの上ですることをよく理解できてません。

普段から、ご家族で協力し合ってよく努力されてるA様ご一家ですが、今日はさらに、問題点と改善点を細かく分析していきました。
そして思いを新たにされたA様でした。

A様もおっしゃってましたが、犬を飼うということは、やはり可愛いだけじゃ飼えません。しつけや責任も伴いますし、その上、この時期は、フィラリア予防とか狂犬病予防なども受けなきゃいけないし大変ですね

シッターMもいろんなワンちゃんたちのしつけのお手伝いをさせて頂いたり、また普通に一飼い主としても、その大変さはよく分かります

でも大丈夫
飼い主様の愛情と根気があれば必ず覚えてくれますよ
先ずは飼い主様が、自分のワンコを信じてあげてくださいね

飼い主様が諦めてしまうとそこで終わりですが、いろんな工夫をしながら、努力を重ね、飼い主様が試行錯誤されてる姿は、ワンちゃんたち、ちゃんと見てます・・・・どのワンちゃんも皆、飼い主様が一番大好きなので
勿論ばぶちゃんもです

しつけ中は、手がかかったり、なかなか思い通りにいかなかったり・・・何かと大変かもしれませんが、人と犬がお互いに楽しく生活していく上で、しつけはやはり重要ですし、必ず役に立ちます
この先ずっと、きっと十数年は共に生活していくでしょうしね

もう少しです。一緒に楽しくがんばりましょうねまた来週伺います











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ほっこり・・・・

2012-05-08 | 日記
先日、百ちゃんの飼い主様、M様に鍵の件などでお会いした時、とてもいい話を聞きました

とてもほっこりした気分になったので、M様の承諾のもと皆様にも良いお話をおすそ分け


その前にちょっと・・・私たちの町、福岡での犬猫の殺処分数をご存知でしょうか
毎年少しづつ減っていってるとは言え、平成20年度14,759匹(全国ワースト1位)、平成21年度11,763匹(全国ワースト2位)です
福岡だけで毎日毎日、約36匹の犬猫が殺処分されている訳です。
そのうちのほとんどは猫で、特に野良猫や子猫が大半を占めています。

可愛いからつい・・・と野良猫に後先考えずに餌を与えたりすると当たり前ですが、大きくなり子猫を生みます。(猫は半年くらいですぐに妊娠できる体になり、交尾をするとほとんどの確率で妊娠します。そして妊娠期間約60日くらいで複数の子猫を生みます)その子猫たちがまたすぐに大きくなり、すぐに妊娠できる体になり、交尾をするとかなりの確率で妊娠し、すぐに複数の子猫を生み、その子たちがまた・・・・と繰り返していく訳です。

現在、犬や猫が欲しい人より、犬猫の数の方が圧倒的に多く飽和状態、なかなか貰い手は見つからないのが現状です

野良猫に餌を与える前に、あげたらどうなるのか?・・・ということもちょっと考えてみましょう。(福岡の犬猫の現状と殺処分数を減らすための情報誌Dog Monthの記事も参考にしてください)
勿論、餌を与えること自体が悪いのではありません。でももし与えるならできるだけ飼う、それが無理なら貰い手を探す、地域で飼う(地域猫のボランティアをされてる方に協力する)、避妊去勢手術を受けさせる・・・などの方法も、これ以上不幸な猫を増やさないために、考えてみましょう


話を戻して・・・・M様の勤務されてる会社には、犬好き猫好きな従業員の方たちがいっぱいおられるそうで、地域猫ならぬ会社猫・・・何と会社ぐるみで野良猫さんたちを保護してるそうです
だから会社の中を猫たちがのんびり歩いてたりする光景があるそうです
夜はご近所に迷惑をかけないように、自分たちで決めた担当の方(猫好きな社員の方が交代で)連れて帰られるそうです

そして現在、何と6匹の猫を保護されてるらしく・・・・「じゃ、その猫ちゃん同士で子猫が出来ちゃったりしないのかなあ?」と思わず心配になったシッターM。
(ちょっと恐る恐る)聞いてみると・・・・そこはちゃんと、避妊手術を受けさせてるそうで、ホッとしました


・・・・でも次に心配になったのは、そのための費用・・・・どうしてるんですか


何と会社に貯金箱を置いて、そこに50円とか100円とか200円とか?・・・とにかく皆さんで小銭を出し合って猫貯金してるそうで、そのお金でフードを買ったり、避妊のための手術費を出したりしてるんだって


何だかM、とってもジーンと来ちゃいました


動物が好き、犬や猫が好きな人の中でも考え方はいろいろあって、勿論人それぞれです。
何が正しいとか、正解とかではなく、人間の扱い次第でどうにでもなっちゃう(飼い主さんのもとで一生可愛がられて幸せに過ごす子もいれば、人間の身勝手な都合で捨てられたり処分されたりする子もたくさんいるのです)犬猫のことを真剣に考えて、そうやって会社ぐるみで、社員の皆さんが協力し合って、一人一人ができることをやってらっしゃってる姿に、シッターM、とってもジーンときちゃったのです

もし、その会社で保護されてなかったらきっと処分されてたかもしれない6つの小さな命が、そこの社員の皆さんの協力のおかげで、救われて幸せに暮らしてるのです。

素晴らしい・・・と思うと同時に何だかほっこりしちゃって・・・・


そんな話をM様から聞いた後、そのうちの1匹のニャンコの写真が直ぐにメールで送られてきました。



「元野良のアルミちゃん捨て犬や捨て猫がいなくなる世の中に早くなって欲しいです」のコメントも・・・

本当にそうですね
幸せな犬や猫が1匹でも増えて、不幸な犬や猫が1匹でも多く救われること・・・それをいつも心から願ってシッターM、お仕事させて頂いてます



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