動物愛護管理法改正についてのトピックス その１

福岡県が行う、動物取扱業責任者研修に行ってきました

この研修は、「動物愛護及び管理に関する法律(以下動物愛護管理法)」に基づいて、各都道府県で毎年実施される研修で、各事業所ごとの動物取扱業者が出席しなければならない、大事な研修です

今年の研修でも重要なことが沢山話されましたので、しっかり勉強してきましたよ

平成１７年に「動物愛護管理法」が改正されて(施行は平成１８年６月)、５年が経過したので、今回改めて、動物に関する法律が見直され、改正動物愛護法が国会で成立しました

法律の一部、それもとても大事な所が、改正されたので、その詳細が、県の担当者から、話されました

主に動物取扱業者に関する内容ですが、犬や猫の飼い主、これから飼おうとしてる人、飼ってても飼ってなくても、動物が好きな人も、嫌いな人も、どちらでもない人も、いわゆる一般の消費者にとっても、関係のある内容がたくさんありました

なので、このブログでも、学んできたことの一部、改正された(あるいはこれから改正される)動物愛護に関する法律や、人と動物が感染する主な病気などについて、何回かに分けて、分かり易く少しづつ書いていきたいと思います


まずは、平成２４年６月から施行されてます

１．犬や猫の夜間の販売、展示、貸し出し業が、禁止。

長時間展示され、幼い犬や猫の体の負担になったり、夜も明々とライトが照らされた店内で、睡眠不足になって健康を害したり、繁華街などで、酔っ払った客が、勢いで買ったものの、飼育できなくて、遺棄してしまったり・・・。そんな事が多かった為、改正された。動物の愛護を考え、犬や猫の販売や展示は、午前８時～午後８時まで。夜中の販売はしない。


２．動物取扱業の登録の追加

ペットショップや、犬の訓練所、ペットシッター業などの他に、老犬・老猫ホームや(動物の所有権を元飼い主から事業者に移転させて飼養)、会場を設けて行うオークションなども「動物取扱業」の登録が義務付けられました。


犬や猫をショップなどから購入する時は、法律が遵守されてるところで購入されてくださいね



毎年、全国で約２０万頭もの犬や猫が、殺処分されています。ほとんどは人間の都合で飼えなくなったり、捨てられた犬や猫たちです。
こういった現状を考えると、まだまだですが、こういった殺処分を減らすために、様々な改善がなされてます

このブログでも、昨年の８月や１１月に呼びかけたパブリックコメントで、動物愛護の立場にたった皆さんの意見が、よく反映され、動物業者の販売の仕方や、管理の仕方、お客様にその動物の習性や、飼い方をちゃんと説明すること、またペットを購入した人も、責任を持って終生飼養することや、虐待や遺棄をした場合の罰則などについて、法律が少しづつ改正されていってます

「トピックス　その２」では、来年の９月から施行予定の動物愛護管理法について、分かりやすく紹介したいと思います

次回のトピックスもお楽しみに



ＢＭ　Ｗａｌｋｉｎｇのホームページ