福岡のペットシッター・BM WAlking日誌

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狂犬病予防接種について

2013-04-06 | 日記
4月、5月は、狂犬病予防の時期ですね

狂犬病は、人を含む全ての哺乳類に感染する恐ろしい病気です
中枢神経を冒される病気で、発症初期は食欲減退、落ち着かずに暗所に隠れるなどの挙動不審、発熱など、中期は目の充血、よだれが特徴で、凶暴、攻撃的になり、最後に、全身麻痺、けいれん、呼吸困難などを起こして、衰弱死します。致死率は、人も犬も他の動物もほぼ100%という危険な病気なので、日本では「狂犬病予防法」により、生後3ヶ月以上の犬は年に1回の予防接種と一生に一度の登録が義務付けられてます


恥ずかしいことですが、(もちろん、ペットシッターになる前のことですが)・・・以前私は、他の予防接種は(6種とか8種、9種とかあるやつです)、毎年ちゃんと受けさせてたのですが、狂犬病の予防接種だけは、受けさせてませんでした
その理由は、ある犬友から、「日本では、もう何十年も発症してないから、受けなくても大丈夫だってよ。」って言われたので、何となく、「へ~、そうなんだ。」って思っちゃって


けれど、その後、ちゃんと狂犬病予防を愛犬に受けさせるようになったきっかけは、たまたま自分の愛犬のお世話をお願いしたペットシッターからのアドバイスでした
「日本では今、発症してないからと言っても、近隣の国を含む世界中で、たくさん発症してます。だから、いつ日本に入ってくるか分からないし、何かのトラブルに備える意味でも飼い主の義務としてちゃんと受けさせてください。」と言われたことでした
いくら昔のこととは言え、現ペットシッターがこんなことを書くなんてお恥ずかしいことですが・・・

でもそのおかげで、犬の病気や、日本をとりまくペット事情について考えるきっかけとなり、それに加えて自分の犬のしつけに苦労したことや、ご近所でネグレクトされてた犬を見て心を痛めてたこと、小さい頃からの動物についてのいろんな思いなどが重なって、ちゃんと勉強して、動物に関する資格が欲しいと思うようになり、とりあえず資格を取り、そしてプライベートなあることをきっかけで、ペットシッターになることを決めたのだから、結果的によかったと思ってます

ペットシッターに警告されたことを、今、私がペットシッターになって、皆さんに警告しているというのが、自分でも可笑しいのですが、これも運命なるべくしてそうなったような気がします
その時、気付かなかった私が言われて気付いたことや、考え直したのと同じように、気付いてくれたり、考えてくれる人がほんの少しでもいてくれると嬉しいです


まぁ、私のことはさておき、狂犬病の話しに戻ります
世界では毎年5万人以上の死者が出ている恐ろしい病気で、グローバル化で、日本にもたくさんの動物たちが輸入されてます。中には検疫を受けずに、紛れ込んでくる動物もいるとかで 確かにいつ日本に入ってきてもおかしくない、っていうか、日本で発症してないのが不思議なくらい同じアジア圏でもたくさんの死者が出てるそうです
そして、何より、私が個人的に、そうだなって思ったのは、万一、飼い犬のことで、訴訟問題などのトラブルが起こった場合のことです
普段から、自分の犬をちゃんとしつけて、飼い主やその犬が、特に悪くない場合でも(たとえば相手側が、故意に犬の嫌がることや怒らせることをしたとか、こちらは何もしてないのに勝手に驚いて転ばせてしまったなど)、トラブルになることはあります。
そういった場合に、飼い主が、狂犬病予防やワクチン接種などのやるべきことをちゃんとしてない場合、真っ先に、その責任が問われることになるそうです

そういった意味でも、狂犬病予防しましょうね

あと登録は、私たちに住民票があるのと同じように、ワンちゃんにも、住民票を作ってやるような気持ちで、登録するといいですよ

狂犬病の予防接種をした時にもらう番号札は、万一脱走したり、迷子になった時に、お家に戻ってきやすくなりますよ

ふと扉を開けた隙や、雷などに驚いて、「脱走した」とか、「迷子になった」とか、キリがないほど、よく聞くし、そんなワンコをよく見かけます

放浪した犬を見かけた人が、市に連絡して、保護されたけど(通常、保護の期間はほんの3日~1週間程度です)、飼い主が見つからずに、殺処分されるケースは多々あります

そういった悲しい事態が起こらないためにも番号札や名札をつけるようにしてくださいね



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