私は、今日、
遠回しに、なさようならを彼に伝えることができた。
あれから、桜が咲き、散って、
新緑の青さも、もう感じなくなり、
初夏を迎えるほどの日差しがさすほどにまで、
時間を費やしたけど、
やっと変われる気がした。
きっといろんな愛し方がある。
ずっと
これからも
元気でいてほしい。
そう願うのも、その一つだと思うから。
朝の散歩で、ラインを送り終わった後、
犬が木陰を求めて歩かなくなった場所は、
くしくも、
思い入れのある場所だった。
私は、しばらく、このグランドを眺めて、あの頃のことを思い出していた。
真冬の夜の散歩で、彼が来るのをここで待ったことがある。
寒くて凍えそうで、立っていられなくなり、地面にしゃがんで待ったけど、
全然辛くなかった。
むしろ、これから彼が来てくれると思ったら、幸せな時間だった。
その時と、同じ場所には、見えなかった。
今まで、応援してくださった方、ありがとうございました🙇♀️
今後、もし、また、ここにくる時があるとしたら、
相手は、彼と違うかもしれないし、
彼と違った関係を取り戻しているかもしれないし、
私にも、わからないです。
おしまい。