息子家族と同居することになってから、
この家は、気持ちが休まらない。
期待するからいけないんだ。とか、
徳を積んでるって思ったら気持ちが楽になるよ。とか、
自分に言い聞かせてきたけど、
私は、そこまで人間ができていない。
彼は、人生は修行だと言った。
これもそうなんだと、思うようにしてる。
でもね、やっぱり、
しんどいな。
私は、現実から逃げたくて、彼のところに行く。
そこは、スマホの画面の中の、二次元の世界。
昼ごはんを食べたら、
一緒に昼寝をしよう。
そんなことを言ってみる。
それだけで、
現実から逃れられた。
意図がわからないと、彼は言った。
わからなくて当然。
私の今の置かれた立場にならないと、わからない。
私は、自分の居場所を
そこに求めたの。
あの時私は、自分の居場所を探してたの。