刻まれてるの。
どっかのだれかに、きっと。
時間。
時が刻まれて、時刻って。
誰が刻んでるんだろうね。
「苦しい」って言うだけじゃ
どうにもならなくて。
「苦しい」って思うだけじゃ
なんにもならなくて。
わかってるよ。
わかってるけど、
ぼくは何も知らなくて。
ぼくは何もできなくて。
知ってても、知らないふりしてるだけかも知れない。
知ってても、なんにもしないかも知れない。
怖がるだけの、ぼくは。
わからないけど。
知っていたら、きっとそれをしなきゃいけない。
新しいことを誰かに教わるってことは、
「それをしろ」ってことだもんね。
だからきっと、何かしなきゃいけない。
でも知らないもん。
知らないんだもん。
知らないよね?
誰も知らないよね??
何もできないぼくを叱ったりしないよね?
何もしようとしないぼくを怒鳴ったりしないよね??
「助けて」なんていわないから。
泣いてすがりついたりしないから。
から。
じっとさせて。
ぼくに時間をちょうだい。
いっぱいいっぱい、考える時間がほしいの。
何を考えるかを考える時間が欲しいの。
欲しいの。
何も考えない時間も欲しいの。
何も考えないで、じとしてたいの。
置き去りにしてほしいの。
「時間」とは別の世界にいきたい。
騒がしい世界は、苦しくて。
ぼくの全部がかき消されていくようで。
目を覆われてるみたいな。
口を縛られてるみたいな。
ぼくはすぐに息ができなくなりそうだよ。
不器用だからかな??
くるしいんだ。
だめ?
ざくざく刻め
ざくざく ざくざく
ねぎ?
たまねぎ?
じかん?
だれかのおもい?
じぶんのおもい?
涙がでそうね。