もはや実現不可能かと思われた世紀のスーパースター対決だが、年齢によるものが大きいとオレは考える。両者とも30代後半にさしかかり、選手としてのピークを維持するのは難しいと思われるからだ。あと2〜3年遅れれば世間の興味は相当薄まるだろう。現にパッキャオはこの3年間で2敗を喫していて、そのうちの1つは壮絶なKO負けだった事からその価値を急落させた。
2009年に両者の対戦が近づいたことがあったが、金銭面・薬物検査・放映問題等で頓挫した経緯がある。当時なら五分五分、もしくはパッキャオやや有利かくらいの世評だったが、今や7:3でメイウェザーというところだろう。
試合日時は5月2日(日本時間5月3日)、場所はラスベガスMGMグランドで行われる。PPVはパッキャオが契約しているHBO、メイウェザーが契約しているShowTimeの共同放送で合意。ファイトマネーは推定でメイウェザーが1億2,000万ドル、パッキャオが8,000万ドルを手にすると言われている。何から何まで破格のビッグマッチだ。
気になるのはリングアナウンス。「Let’s get leady to rumble !」でお馴染みのHBOお抱えマイケル・バッファーと、「It’s Showtime !」でお馴染みのShowtimeお抱えジミー・レノン・ジュニアの2人のうち、どちらがアナウンスするのだろう?ルイス×タイソン戦の時のように両者がコールするというのが規定ラインなのだろうが、個人的にはマイケル・バッファーで良い気がするね。
機を逸した感のあるパッキャオ×メイウェザー戦ではあるが、一応WBA・WBC・WBO世界ウェルター級王座統一戦として行われる。正直この2人が対戦するのならもはやベルト云々はただの付加価値に過ぎないけどね。
日本時間5月3日は日曜日。その日はテレビの前に齧り付いてWOWOWを観ているのは間違いないって話(´∀`)
<関連記事>
「ロベルト・デュランってただの小太りじゃないのね。」
「パッキャオの強さは底なし!!」
「有無を言わせぬ判定勝利」
「世界のパックマン」
「国民の総意」
神々の拳―ボクシング中量級黄金伝説 (B・B MOOK 675 スポーツシリーズ NO. 547) ベースボール・マガジン社 2010-06-29 売り上げランキング : 98932 Amazonで詳しく見る |