迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

赤羽橋

2005年04月03日 | 映画や音楽や舞台や本とか。
午後から都心へ。
お芝居を見る。バリ島で出会った「お嬢様」が実は女優であったことから、公演のときはいつもお知らせをもらうのだが、怠慢な私はいつも不義理なので申し訳ない。

はねた後に演出家のA氏とちょっとお話。台詞がほとんどない上に、役者の動きが極端にゆっくりで、しかも時に様式的、時に舞踏的なので、見る方は大変緊張を強いられる。文学的にはアンチ・ロマン、美術的にはミニマリズムというコンセプト(というか、ただの用語だよそんなもん)で了解されるのかもしれないが、実際には役者の身体、技術、あらゆる要素を使って組み合わせて舞台に現出させた実験空間、なのかもしれない。

ま、こういうものを言葉で表現しようという試み自体が虚しいからこそ、舞台にしているわけでもあるし。
ポピュラリティに背を向けているのは勇気がいることだと思う。

そのあと、なんか呼ばれていたような気がして小田急線某駅へ。
いろいろあったがオリジン弁当のカツ丼を食べて、web講習。
いや、それ以前にインターネットへの接続。
最近は無銭LANで、どこでもラクチンでつながるせいか、新鮮な作業ではあった。
こういう面倒くさいことがない方がいいんだろうが、個人的にはモデム・スクリプトを手書きしていた時代が懐かしい。
あの頃は、サーバーがピーピー、ギャーギャーいう音で接続状態を判別できたもんだが。