迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

【DAY27】スラヴ叙事詩の行方

2005年06月14日 | 旅する。
アルフォンス・ムハ(ミュシャ)の畢生の大作、スラヴ叙事詩を見にモラフスキー・クルムロフへと出かけた。

裏から見ると廃屋と見まがうような建物のなかに、それは展示されていた。
ムハは、スラヴ民族が一体となる夢を見ていたようだが、まさに夢のままに、いまだにスラヴ地域では争いが絶えない。

静かな街で、ムハの夢は静かに眠っている。

少ない観光客はあるのだが、大型バスで乗り付けては去っていく。
路線バスを乗り継ぐような酔狂な輩は私だけのようだった。
小さな店で、動物たちが客を待っていた。