アリ@チャピ堂 お気楽本のブログ

日々の読書記録を勝手きままに書き記す

ワイン好きが高じてワイナリーのオーナーになった人のパリ解説本

2010-08-22 22:00:00 | ノンフィクション
「パリ旅の雑学ノート -カフェ・舗道・メトロ」
「パリ旅の雑学ノート -レストラン・ホテル・ショッピング」
 これ2冊で大丈夫だった・・パリ一人旅



「パリ・旅の雑学ノート―カフェ/舗道/メトロ」 玉村 豊男(著) 中央公論新社(中公文庫) 1983年


「パリ・旅の雑学 (2冊目)レストラン/ホテル/ショッピング」 玉村 豊男(著) 中央公論新社(中公文庫) 1983年

今をさること30年前(そんなになるんですね)1980年の観光オフシーズン
知人を介してエールフランス航空の家族割引航空券(3泊付)というのを手に入れ
道路カッター工事のアルバイトをしてパリを一人旅したことがありました
その時ガイドブックとしたのがこの2冊

さすがにガイドブックとするには改訂がされていないのか
第2冊は絶版になっているかもしれません
もともとペーパーバックの単行本を持っていましたが
パリに行くと言う友人に貸したけれど帰って来ず
手元にあるのは買い直した新潮文庫版で
現在は中公文庫で1冊目の「カフェ・舗道・メトロ」しか手に入らないようです

1冊目はパリの雰囲気を知る読み物とすれば
時代が変わっても十分読まれるものだと思います
2冊目もそう言えなくはないのですが

メトロの乗り方、ホテルの予約と勘定、レストランやカフェで慌てないために
予行演習通りにやれたわけではないけれど、おおよその見当はつき
英語もフランス語もろくに喋れない貧乏学生が
7泊8日無事に帰ってこれたのはこの本のおかげ
「英語やフランス語が喋れなくてもなんとかなるぞ」と
より一層語学に手を抜くきっかけとなったという点では
良かったのか悪かったのか・・?

著者の玉村豊男はエッセイストで画家?で
ヴィラデストガーデンファーム アンド ワイナリーのオーナーでもある
ただ、ここのワインは美味しいかもしれませんがやや高い
(庶民には井筒ワインでしょうか)
美味しいワインを日本で作ってしまおうとワイナリーのオーナーになる
行動派で実践的な旅のガイドもそういうところから生まれたのだと思います

公衆トイレの使い方、チップの払い方、メトロの乗り方と
いまでも通用することではないかなと思います
この本とパリ区分地図があればパリ市内なら太鼓判(だった)の2冊です


雑学こそが余裕を作る、実践的なパリガイドブックです

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