梅雨空が広がる、今週。
野良ちゃんたちは、どのように過ごすのでしょうか?
生きる力・・・・・
都会でも、田舎でも、その場所に適応する力が備わっていくのでしょうね。
さて、昨日の続きです。
段ボールに入れた赤ちゃん猫を再び家に移動させて、
道路に出てみると、
しずくちゃんが出てきていました。
道路の端に座っているもふちゃん。
しずくちゃんは、においを嗅ぎながら、
道路をうろうろし始めました。
道の真ん中の、赤ちゃんが亡くなっていた場所に
たどりつき(必死でさがしていたのです)
その周りを何度も周りはじめ、
そこにもふちゃんもやってきて。
しずくちゃんにも会わせなければならない。
赤ちゃんの段ボールを再び持ってきて、
そっと、道路の端に置きました。
警戒してはいるのですが、
いつものように、遠くに逃げるのではなく、
少し離れた位置まで移動し、様子を伺っていた2匹は、
少しずつ段ボールに近づき、
中を覗き込み、手で触れたり、
舐めたり・・・・・・
少しの間そうしていましたが、
そのあと、
2匹が顔をくっつけ、
口と口をくっつけ、
もう一度、箱の中を見て、
2匹同時に
尻尾をピンと立て、
道路を渡ってきたのです。
道路を渡ってきた2匹は
歩道に座り、
遠くをみつめ、
空を見つめ、
少し時間を過ごし、
家と家の隙間を、
南に歩いて行ったのです。
どこにいったのか
捜しましたが、まったくわからず、
残りの赤ちゃんの姿もないし、
気にしていたところ、
また戻ってきました。
もふちゃんが私の方を向いて、
にゃあとなくので、
赤ちゃんの段ボールを我が家の前に置くと、
しずくがやってきて、なんどもなんども赤ちゃんをのぞき、
もふちゃんはじっと後ろで座っていました。
その後、我が家の横の道に移動して、
赤ちゃんの段ボールも
その道に置き換え
様子を見ていましたが、
2匹は並んで座り、
遠くを見つめたり、
空を見たり、
長い時間そうしていました。
その時、すでに午前1時半近く。
2匹は、赤ちゃんの死を感じ、
お別れをしているように見えました。
2匹が立ち去ったので、
私も、家に戻りましたが、
私は、動物の知らなかった一面に衝撃を覚え、
命を守り、育むという父親と母親の愛情が
そこにあることを感じたのです。
動物は子孫を増やす
それは、どんなものでも同じですが、
人間のような、そんな愛を感じる感情が
野良猫にも、強くあることを
感じました。
動物は純粋な分、本当に命を育てるということに
ただ、ただ、一生懸命なんだと。
そして、そこには、喜びも悲しみも存在していると
そう感じられ、
そうなると、虐待されたり、飼育放棄されたり
そんな過酷な運命を生きる犬や猫は
どれほどの悲しみや苦しみの中に
いるのだろうと思うと、
胸が痛くなりました。
今日も、長い文になってしまいました。
この話には、まだ続きがあります。
今日は、時間はあるのですが、
余りに長くなるので、続きは明日に・・・・・・
※ 我が家を中心にとらえると、
赤ちゃんを産んだ家は、我が家の道路を挟んだ北側。
現在移動している家は、我が家の南側になります。
我が家の北側は交通量がそこそこある道路。
我が家の東側にある道路は、人と自転車がたまに通る道路です。
我が家の東西に並ぶ家の隙間は猫道。