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南京大虐殺 and IMAGINE 9

2009-03-28 08:38:30 | Weblog

南京大虐殺の発生当時外相であった、広田弘毅が日本国内で軍部にいろいろと抗議していたとき、吉田茂駐英大使は次のようにコメントしている。(吉田は戦後5回総理大臣に任命されている。麻生総理の祖父、旧吉田邸は3月22日に全焼した。)
 『ノース・チャイナ・デイリー・ニュース』から(ラーベによる抄録)『南京の真実』より
 
 1938年1月30日
 日本大使は懐疑的
 ロンドン、1938年1月29日。吉田茂駐英日本大使は、本日『デイリー・スケッチ』のインタビューで、中国で日本兵による言語を絶する残虐行為が行われたとの報道に遺憾の意を表明するとともに、次のように付け加えた。わが国の軍隊がかくも自制心を失い、伝統に反するとはきわめて考えにくいことである。そのような行為は我々日本人の伝統とまったく相容れないものであり、わが国の歴史始まって以来そのようなためしはなかった。日本軍は非常に規律正しいのだ。

 (日本人としては信じられない事件だった。外交官生活が長く、戦時中の本当の日本軍の姿を知らない人の発言だ。)
 
 
「この事実を・・・・」(「南京大虐殺」生存者証言集:侵華日軍南京大遇難同胞紀念館/編
            加藤 実/訳)
1、日本軍の狂暴な集団的虐殺
燕子磯、草鞋峡、煤炭港、幕府山一帯での集団虐殺(1984年と1990年に証言収録)

 劉喜権(男、55歳)の証言
 1937年には私はやっと8歳で、家は南京の下関区宝塔橋東家巷493号でした。
 1938年の1月末か2月初め頃のある日の午前、およそ10時頃だったと覚えているのですが、とても寒く、粉雪が降っているときに、私はお婆さんの劉桃氏と家にいて外で機関銃の音がするのが聞こえました。銃声が止んでから、お婆さんが私を連れて父を探しに外へ出ました。何日か前に父の劉城坤が、日本兵に捕まって連れて行かれ、私はお婆さんとどこを探しても見つからなかったのです。下関(シャーカン)の煤炭港で、この目で見たものは、煤炭港の至る所死人ばかりで、地が血でいっぱいだったことです。その日の午前10時過ぎから午後までの時間に、腕に卍字会の腕章を付けた少なくない人たちが屍を片付けていて、4人で屍1つを抱え、大きな溝まで運んで積み重ねるのを見かけました。溝は卍字会の屍を片付ける人たちが掘ったのです。
 父が日本兵に捕まって行った後、南京の下関煤炭港一帯で日本兵に殺されたというのが、叔父が自分の目で見かけたことでした。叔父が逃げてきて祖母にいろいろ話していたとき、私はそこにいてこの訃報を聞いたのです。(呉大興と章歩錦と朱玉静が記録)

  

 「Imagine9」【合同出版】より


軍隊のお金を


みんなの暮らしのために使う

世界


1年間に世界で120兆円、日本で5兆円という、想像もつかないほど巨額のお金が、戦争のため、又はその準備のために使われています。1発数千万円ないし数億円もかかるようなミサイルを何百発も準備することが、「国を守るため」として正当化されています。
 世界の軍事費は、今世紀に入ってから特に増え続けています。世界の軍事費の約半分はアメリカの軍事費なのですが、そのアメリカが、2001年の「9.11テロ」をきっかけに、「テロとの戦い」と称してイラクを攻撃したり、世界中のアメリカ軍を強化したりして、軍事費を増やしているからです。
 その一方でアメリカ国内では、社会保障や教育すら十分に受けられない人々が増えています。ハリケーンがアメリカを襲った時、これらの貧しい人々が最も大きな被害を受けました。これによって「超大国アメリカ」の中の貧困問題が目に見える形で浮かび上がりました。

 世界的には、いわゆる北の先進国が莫大な軍事費を使う一方で、南の途上国では貧困が広がっています。「人類の5分の1が住む国々では、人々は1杯2ドルのコーヒーを当たり前に飲んでいるのに、別の5分の1が住む国々では、人々は一日1ドル以下で暮らし、子どもたちは蚊帳(かや)がないためにマラリアなどの病気で死んでいる」(国連開発計画=UNDP,2005年)というのが、世界の格差の現実です。



第九条【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】

1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

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