或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

書籍|繊細さんの本

2021年01月06日 | 2021
昨年中にあげたかったのですがうまく文章にできず年越ししてしまった件……
買って手に届くのを楽しみに待ったし届いたら一気読みして大事に持っている一冊。

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「繊細さん」の本―「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる

「まわりに機嫌悪い人がいるだけで緊張する」「相手が気を悪すると思うと断れない」「疲れやすく、ストレスが体調に出やすい」「細かいところまで気づ...

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「行く先々でなんでそんなにイライラしてる人と仕事するのが辛いって」「パート
続かないね」「そういう人はどこへ行ってもいるし、社内通報先があるなら遠慮せず
電話してみればいいのに」と夫に言われ、「それやると事務所の責任者がリーダー
シップがないせいって非を負わされそうでな〜」というので躊躇っていました。

意見というより文句をギャンギャン言われても一応その場を納めるには溜飲が下がる
まで吐き出させるよりないかと耐えていました。あるとき責任者の方から「ちょっと
時間いい?」と言われ小さな会議室に入ると「ーーさんや〜〜くんがあんな話し方で
接していて申し訳ない。いつも大人の対応をしてくれてありがたく思っている」
「思うことがあったら自分から注意するから話して欲しい」「ただ、そもそもの人に
対するマナーは自分で気づいて直さないといけないことでしょう?本来なら社会人と
して少しずつ成長して知っていかなきゃいけない。前にそういう子がいてバシッと
注意指導したことがあるけど、それで逆に自分がパワハラだって関係部署に報告され
てしまった結果、いろんな研修ほか指導を受けた。」「人がね、絶対量たりてない
から人員増やして欲しいと要望してるが異動などで減るばかり」とおっしゃった。

職場内に社内環境向上のためのSOSダイヤルっていうパワハラを訴えて良い電話案内
ポスターが貼られていたけど結局そんなことしていいかわからなかった。誰に言えば
良いのか本当にわからなかった結果、一刻も早く縁を切りたくなって入職から1年に
なったのを待って辞めた。後になって知ったのは辞めていったひとのうち少なくとも
3人はSOSダイヤルに相談してたはずということ。

わたしの前に何人採用しても試用期間1ヶ月を待たずに辞退したり、入ってもすぐに
辞めたりしていると漏れ聞こえて来てたけど業務が繁忙期に入って豹変した社員さん
がたから憂さ晴らしのように責められる。責められては嫌だからとにかく早く仕事を
済ませたいから新人に教える時間も惜しくなってくる。結果、先輩パートさんたちも
普段は「辞めないでね」と言ってたのに急転直下で感じ悪いモード全開に。

「ああ続かないよね、これじゃあね」と思った。けど一旦入職してしまったら、そう
そうすぐ辞めるのもまずいかと気兼ねする。次に仕事したいと思ったとき、堪え性の
ない人と思われたくないしなぁとも悩んだ。

個人的に少し考えてみるとごく簡単に言えば人間性には2種類あって「自罰的」か
「他罰的」かの大別が可能だと思う。目の前にトラブルが生じた時、「うっかりした
かな?周りに迷惑かけたかも?」とまず思うのが前者。「周りがうっかりしてるから
悪い、自分はわるくないのに大迷惑だ」と思うのが後者。そもそもの出発点からして
丸っきり重なってないのにうまくやっていこうとあくせくしていたわけです。平行線
を辿って当たり前なものの見方のちがいが厳然と聳え立っていたわけで。

この本を読むと自分が苦しいのは何故か、まるで自分だと思う挿絵の中の人物を見て
客観視でき、上から目線でも何でもない、優しいことばが連綿とつづられている。

職場にストレスを抱えているけどこぼしたくてもこぼせば「考えすぎ」「真面目〜」
と茶化したり逸らしたり又はやや軽蔑した目でみられたりしそう、閉塞感で苦しい、
なんかものすごい疲れてると思い当たる方がいたら手に取って見てほしい良書。


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