邦題はずいぶんと大胆に変えちゃってて、そりゃまぁバケッツ。「バケツリスト」
とそのままってわけにも行かなかったのでしょうね。見終わってからだと絵本の
タイトルみたいなこの邦題が実に考え抜いたものだとわかるけど、正直この長い
邦題だけ見てだったらなかなか見なかっただろうな……でも有名な映画だし昨年
の緊急事態宣言下でコロナの体験談やあっという間に症状が進んでしまった悲劇
的なニュースに触れて、ふっと見てみる気になったもの。
なんか死ぬまでにやりたい幾つのこととか死ぬまでに行きたい幾つの場所とか
いう本や何かがブワーッと世の中に流行った時期があったけどこの映画が発端
だったのかと英語タイトルを見て気づいた。
映画は開始6分頃からテンポよく進み始める。やり残したと思ってたことを
やってみる。重くなりすぎないちょうどいいテンポで描かれる。軽薄じゃなく、
見ている人を気鬱にせないバランス感覚だと思う。
そして、どこか男性版シンデレラストーリーな面があるので単純に面白い。
見ていて感心させられるのがお金持ちさんの秘書。一度はクビ!と言われて
去ったんだろうけど倒れたボスのためには当たり前のように病室に戻ってきて
従来通りに世話を焼いてくれる。問われれば「全財産を僕に残して」と冗談
とも本気ともとれる軽口くらいちゃんと言い返せる。長い付き合いに見える
けど本当の名前すら呼ばれず、勝手な名前で呼ばれてもいる。でもいちいち
反論せず、流してるのがスマートだ。卑屈になりすぎない態度もいい。
二人の主人公なき後、そんな人柄と頭脳を生かして必ずや良い人生を送って
いるだろうと信じずにはいられない。
この作品は、誰かと見るより、一人で見て一人で何かを考えたらよい。
そんな映画でした。
「最高の人生の見つけ方」2007公開🇺🇸予告編
とそのままってわけにも行かなかったのでしょうね。見終わってからだと絵本の
タイトルみたいなこの邦題が実に考え抜いたものだとわかるけど、正直この長い
邦題だけ見てだったらなかなか見なかっただろうな……でも有名な映画だし昨年
の緊急事態宣言下でコロナの体験談やあっという間に症状が進んでしまった悲劇
的なニュースに触れて、ふっと見てみる気になったもの。
なんか死ぬまでにやりたい幾つのこととか死ぬまでに行きたい幾つの場所とか
いう本や何かがブワーッと世の中に流行った時期があったけどこの映画が発端
だったのかと英語タイトルを見て気づいた。
映画は開始6分頃からテンポよく進み始める。やり残したと思ってたことを
やってみる。重くなりすぎないちょうどいいテンポで描かれる。軽薄じゃなく、
見ている人を気鬱にせないバランス感覚だと思う。
そして、どこか男性版シンデレラストーリーな面があるので単純に面白い。
見ていて感心させられるのがお金持ちさんの秘書。一度はクビ!と言われて
去ったんだろうけど倒れたボスのためには当たり前のように病室に戻ってきて
従来通りに世話を焼いてくれる。問われれば「全財産を僕に残して」と冗談
とも本気ともとれる軽口くらいちゃんと言い返せる。長い付き合いに見える
けど本当の名前すら呼ばれず、勝手な名前で呼ばれてもいる。でもいちいち
反論せず、流してるのがスマートだ。卑屈になりすぎない態度もいい。
二人の主人公なき後、そんな人柄と頭脳を生かして必ずや良い人生を送って
いるだろうと信じずにはいられない。
この作品は、誰かと見るより、一人で見て一人で何かを考えたらよい。
そんな映画でした。
「最高の人生の見つけ方」2007公開🇺🇸予告編
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