自分が中学生くらいの頃、お爺さんが通りすがりや近所の若者を注意して殴られ重症で
あるとか刺されて亡くなったといったニュースが多く流れ、昭和的人付き合いはもはや
身を危険に晒すと。見猿聞か猿言わ猿で過ごすのが身のためという風潮が定着したよう
に思う。
そして今回おすすめする映画は、タイトルそのまま。偶然に犯罪を目撃してしまった
ところから始まる。果たして誰でもがタイムリーに通報に移れるだろうか?という現代
社会に対する哲学的問題の投げかけとなっている。
主人公が「家族を危険に晒したくない」一心で関わらないと決めるのに、状況は悪化し
ていく。良心が痛んでも、躊躇なく人を殺していく犯人を前にして立ちすくむ。ときに
滑稽にさえ見える右往左往ぶりだがそれをどうして笑えるだろう。どうやら何か知って
いそうだと勘づいたベテラン刑事から協力を求められても「協力したら警察が家族を
守ってくれるのか?!」と言い返す主人公の言い分は正に見守る観客と心が一つに
なるシーンだった。
だから心象スケッチは、犯人が目撃証言したらタダじゃ済まないぞと暗がりから無言で
凄む姿と愛する家族が鉢合わせして通報したくてもできなくなった身も凍る瞬間を。
激情家の国民性を反映して、犯人の報復を心配してたら埒が開かないといらだった主人
公が逃げる犯人を追いかけて直接対決する。死に物狂いでやりあうところは一気に
「おはなしおはなし」で画面も暗く内容も見づらくなるため10秒スキップを何度も使い
飛ばさせてもらったけど、この映画が訴えているテーマは意味があると思う。
ちょうど見終わった翌朝に茨城の迷宮入りしていた殺人事件の容疑者逮捕のニュースに
触れて余計に説得力があった。最後の最後、殺人事件に理由や原因を知りたくなる一般
の人々が考える「なぜ?」の答えが最初から無いような犯罪があると実にあっさりと
結論づけ、フィクションとはいえ映画を通して鮮やかに描き切っていた。
2018年公開
あるとか刺されて亡くなったといったニュースが多く流れ、昭和的人付き合いはもはや
身を危険に晒すと。見猿聞か猿言わ猿で過ごすのが身のためという風潮が定着したよう
に思う。
そして今回おすすめする映画は、タイトルそのまま。偶然に犯罪を目撃してしまった
ところから始まる。果たして誰でもがタイムリーに通報に移れるだろうか?という現代
社会に対する哲学的問題の投げかけとなっている。
主人公が「家族を危険に晒したくない」一心で関わらないと決めるのに、状況は悪化し
ていく。良心が痛んでも、躊躇なく人を殺していく犯人を前にして立ちすくむ。ときに
滑稽にさえ見える右往左往ぶりだがそれをどうして笑えるだろう。どうやら何か知って
いそうだと勘づいたベテラン刑事から協力を求められても「協力したら警察が家族を
守ってくれるのか?!」と言い返す主人公の言い分は正に見守る観客と心が一つに
なるシーンだった。
だから心象スケッチは、犯人が目撃証言したらタダじゃ済まないぞと暗がりから無言で
凄む姿と愛する家族が鉢合わせして通報したくてもできなくなった身も凍る瞬間を。
激情家の国民性を反映して、犯人の報復を心配してたら埒が開かないといらだった主人
公が逃げる犯人を追いかけて直接対決する。死に物狂いでやりあうところは一気に
「おはなしおはなし」で画面も暗く内容も見づらくなるため10秒スキップを何度も使い
飛ばさせてもらったけど、この映画が訴えているテーマは意味があると思う。
ちょうど見終わった翌朝に茨城の迷宮入りしていた殺人事件の容疑者逮捕のニュースに
触れて余計に説得力があった。最後の最後、殺人事件に理由や原因を知りたくなる一般
の人々が考える「なぜ?」の答えが最初から無いような犯罪があると実にあっさりと
結論づけ、フィクションとはいえ映画を通して鮮やかに描き切っていた。
2018年公開
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