或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

怒りのマネジメント

2009年03月10日 | 帰国後ママのくらし
ちょっとカタいタイトルになってしまいましたが、何のことはない
カーッとくるときどうしたらよいかを考えようとしてるという話。

子どもも三歳を過ぎるとめきめき成長してきて、それまでのように
「こっちおいで」といわれれば喜んでチョコチョコくるとか
「こうしたらいいよ」といわれれば「そうか」と興奮してそうしてみる
といった姿が減ります。

もっと自分でやってみたい、自分で考えたとおりにしてみたいという
欲求が強まってくるようです。読むとは無しに目に触れる子育て
アドバイスのような小冊子を見ても「自立心」の芽生えを摘まない
親になるために「危険以外はおさえつけない心で」とあります。

なるほど自立心か。成長の証、頼もしい!と思えればよいのですが
けっこう「余計なことしないで」と思う場面もあったり。

携帯電話のメール着信ランプが光っていれば、ササッと走っていって
持ってきてボタンを押せるように携帯を広げて「ボタンを押すんじゃないか」
とヒヤヒヤしてしまう。

「恥ずかしいから見ちゃダメ」といってトイレの鍵を内側から
閉めて、母親を真似て補助便座の掃除と片づけ、水洗レバーを
押して蓋を閉め、着衣を直すのを終えるまで延々時間をかけるため
心配にさせられる、などなど

書くとなんとも瑣末な出来事ですが、これが日常繰り返し繰り返し
いろんな場面で起きてくる。

いまや頭ごなしに否定されるとプライドが傷つくらしく、公園で
人前で注意されたりすると一定時間は私から離れて手も繋ごうと
差し出しても嫌がり、話を聞いてと小さい声で言っても無言で
拒否されたり・・・。

こういうとき、カーッと頭に血が上ってしまいます。怒りを抑えたくて
自分の手をきゅっと握り締めるだけで我慢できればよいのだけど、手近の
ものを誰も居ない床へ投げつけて壊してしまいたい衝動に駆られる。

ひどいときは、目の前の子どもの強情にかんしゃくを起こして
パチンとやりたくなったり。実際、パチンとやってしまって、びっくり
して泣きじゃくる姿に参って自己嫌悪でたまらなくなったり。

テレビで報道されるようなひどい虐待にいたっていなくても、自分の
なかに片鱗を見つけたようでいたたまれず、急に何もかもが自分には
手に負えない過大な責任に感じてしまったり。そうとう精神的に不健康さ
が増してきてしまいました。

こどものためにも、怒りの衝動を抑えて、穏やかに正しいことを教えたり
こうしてほしいという自分の気持ちを表明する術を知りたい。自分はなぜ
そうなってしまうのかを探る心の旅に出ています。

ネット書店アマゾンで、心理学の本を買い込み、ペンを持って、ノートに
色んな心の動きを書き込み、チャートを作ったり、総括できる部分を探して
ペンで本の文章を書き込んでみたり。まるで学生に戻った気分で、自分を
見つめる作業にあたっています。

幸い、どの本も示唆に富み、着いたその日、手にとって読み始めた瞬間
から引き込まれて日常生活・自分の人生にどうやって還元したらよいか
考えられるもので助かっています。

読み進むうちに、ときどき泣きたくなるようなひどい心境になるけれど、
それでも冷静に自分の過ごしてきた時間や今おかれている心境や対人関係
のクセを理解し始めると、実に役立つ。

ただ、没頭したくなって、家事も育児もちょっと横へ置きたくなります。
ちょっと片付いていない部分が増えてきてしまってますが、はやく読み進め
たくてウズウズします。本には「急いてはいけない。ゆっくりゆっくり」と
書かれているのですが(笑)

昨日など、子どもはなにやら真剣にノートに書きこむママを見て少し
の間は遠慮していたけれど、「ママ、もう書いちゃダメ。遊んで。いっしょに
座って」と手を引っ張ってきてちょっとキューンとなりました。

TVを見せてしばらく誤魔化してしまうこともあれば、手を止めて十分な
スキンシップや遊びに当てたりと休み休み。

でも、そうやって勉強した甲斐あってドッカンというのを避けて、
何とか声を荒げない伝え方、怒りではない受け止め方を実践しようと
奮闘する数日間が過ぎたところです。

「最初から従いたくない」という子どもの気持ちを理解して、どうしても
コチラの提案に従って貰った時や、本人のやり方を制止した時、「ほんとうは
~したかったのね。ごめんね。悔しいよね。やりたい気持ちは分かったの。
でも、カクカクしかじかだからこうしてもらいたかったの。」と手間でも
聞いてくれてるか分からなくても話してみています。

子どもの意欲を「余計なこと」と最初から無視しないように努めることで、
いったん頭にカーッと血が上りそうになるところから、意識をそらして
説明に神経を集中させてみようかと。

どれだけ続けられるかまだ自信がなくて、コレを本当に身につけて、
日常的に「感情的な怒り・衝動」で子どもを叱ったり怒ったりしないで
いられる母となりたいです。

更新がトツトツで申し訳ないのですが、精神的な行き詰まりを乗り越える
べく、珍しく重い腰を上げて、自分なりに行動してみているので
私の大切で大好きな友人、知人の皆様。深刻な心配はいりませんので
安心してくださいね。

ではでは、またの更新まで。


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