今朝、あのキジさんがどうしてるか気になり見に行ってみました。きょうはよく見つかる場所にはおらず、その周辺を一回りしていると、ため池の土手の下で夫婦揃ってのんびりとエサ採りをしていました。
かなり離れた場所にいたので、静かに近寄っていくと、突然姿が見えなくなりました。田圃道なので足元が気になり一瞬目を離した瞬間に姿を見失ってしまったのです。「あれれ・・・今、そこに居たのに？おかしいな～あんなに大きな鳥が急に見えなくなるなんて・・・」と思いながら周りを見渡しましたが、なかなか見つかりません。まるで魔法にかけられたようで不思議でたまりませんでした。
しかたなく、見晴らしがいい、土手の上に上がってあたりを探してみることにしました。
そして土手から下の草むらを見渡してみると、なんと横目線では全く見えなかったあのキジが、初めに見つけたその場所でじっ～と身を伏せて隠れていたのです。
「なんだ、こんな所に隠れていたのか・・・」と私はようやく、キジの姿が突然見えなくなった理由を知ることができたのです。そして改めて身を伏せているキジの姿をみて思わず「クスッ」と笑ってしまいました。
それは、キジなりに私の目線から身を隠しているつもりのようでしたが、悲しいことに草の丈が短かすぎて、横からは見えませんでしたが、上からは全身がハッキリ見えてしまっていたからです。それに草むらに必死に身を臥せながら、チョコット顔をのぞかせ、私の方をじっと監視している姿がとても滑稽に思えたからです。「キジさん見えてますよ～！」といった感じでした。
ただ、キジにとっては夫婦でのんびり朝食をとっていたのに、突然、人間が現れて楽しい時間を邪魔されたので大いに迷惑をしただろうと思うと、キジには申し訳にことをしたしまったと、ちょっと「反省」もさせられました。
▼キジさん！見えてますよ！
