buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

4分の3の喪失

2009年08月26日 | 今日の一言
ドイツの哲学者、ショーペンハウアーのことばから、とても面白いものを見つけました。

我々は、他の人たちと同じようになろうとして、自分自身の4分の3を喪失してしまう。

実は『処世訓』について調べていたのですが、、、。
世界の偉人たちの「ことば」をずっと読んでいると、
いかに「世間の目」と闘ってきたか、ということがわかります。
ユニークな発想、新しい発見、自己を表現した文学、哲学などなど
かなりの批判を浴びながら、それに耐え、そこから更に新しい何かを探し続ける
やっぱり『偉人』は自分自身を越えているからこそ『偉人』であるのかもしれません。

とはいえ、みんな悩んでいます。
下記はその一部。

常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう
アルベルト・アインシュタイン

衆に優れた人物は、運に恵まれようと見離されようと、常に態度を変えないものである。
マキャヴェッリ マキャベリ

教養のない人は小理屈をこね、あらさがしをして得意がる。
あらを見つけるのはたやすいが、
よい点とその内的必然性を知るのはむずかしいからである。
できはじめの教養はきまってあらさがしをはじめるが、
できあがった教養はどんなものの中にも積極的なものを見る。
ヘーゲル

かけがえのない人間になるためには、常に他人と違っていなければならない。
ココ・ シャネル

もっと読みたい方は
http://m.anond.hatelabo.jp/20070420000103

写真は昨日通り抜けした湯島聖堂(孔子廟)
徳川5代将軍綱吉の時に建てられ、日本の学校教育の発祥の地 という掲示があります

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なるほど・・・ (ヒルティ)
2009-08-26 22:33:42
どれも含蓄のある言葉ですが、僕はヘーゲルの言葉がポジティブで好きですね。
どうも、ショーペンハウアーは苦手です。
そう言えば、ヘーゲルとショーペンハウアーは、当時同じ大学で教えてたそうです。ヘーゲルの講義は人気があり学生でいっぱいで、ショーペンハウアーの講義は人気がなかったといいます。
どういう意図かはわかりませんが、ショーペンハウアーは飼い犬に「ヘーゲル」という名前をつけていたというエピソードを読んだことがあります・・・。
返信する
4分の3の喪失 (buriburineko)
2009-08-27 00:00:05
もしかすると、ショーペンハウアーはヘーゲルと関わって、自分自身の4分の3を喪失してしまったのかも。彼らの学問はともかくとして、その生き様は何だか共感を覚えるところがありますね。
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処世訓といえば・・・ (ヒルティ)
2009-08-27 06:41:59
カール・ヒルティの「幸福論」と「眠られぬ夜のために」(岩波文庫)は、僕の人格形成と処世のスタンスに最大の影響を与え続けています。
カール・ヒルティは、「私淑」という今は死語になってしまった美しい言葉を使いたい、僕の人生の師です。
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