ゴールデンの犬友ちゃんが 悪性リンパ腫になってしまった。
なにもしなかったら 余命2か月。
パパ ママさんは抗がん剤治療を選んで投与を続けているけれど。
それでもいつまで生きるかは わからない。
犬友ちゃんは 食欲は減っているものの いたって今までと変わらず。
ニコニコ きゃはきゃは笑って 天真爛漫ぶりはかわっていない。
言われなければ リンパ腫を患っているなんて わからないくらい。
ゴールデンレトリバーって 腫瘍やガン系に弱い。
友達のゴールデンも3頭 リンパ腫で逝ってしまったし。
実家の「さくら」も リンパ腫の「疑い」 って診断されたけど。
どう考えたって リンパ腫だったよ。
あっという間に逝ってしまった。
脂肪腫が体にボコボコできているゴールデンもたくさんいる。
悪性か良性かで 治療やその先の運命も変わってくる。
高齢になると関節にも不具合が出やすくなる。
ミュウさんもいろいろ病気をしたね。
若い頃は「ホットスポット」と言われる皮膚疾患に度々悩まされた。
7歳ころから腫瘍ができ始めた。ほとんど良性のものだったけど。
11歳の頃に背中にできていた 良性と言われていた腫瘍が破裂。
ちょっと様子がおかしいので手術を受けたら 実は悪性だったと判明。
予定より大きく切開して きれいに取り去ったから そのあと問題はおきなかった。
しかし12歳後半。今度は後ろ足の甲部分に腫瘍ができ 破裂。
その場所は獣医にとって手術が難しいというか 面倒な場所らしく 破裂したままの状態で
「お母さんがつきあって日々処置してください」 と言われた。けれど。
ミュウさんが気にして しきりに舐める。眠るのも惜しんでなめ続ける。
「こんな状態で一生を過ごせるわけないでしょう~。ストレスでまいっちゃうでしょうに!!」
と ワタシが爆発。
その頃 サブでミュウさんを担当していた「イケメン先生」に訴え 主治医に手術をするように促してもらった。
「じゃあ しましょうか」 ということになって予定を立てているうちに 破裂して流れ出ていたのが止まり。
自然にきれいに治ってしまったのだった。
ここは良性脂肪腫だった。
その後。
2度ほど突然倒れたこともあった。心臓発作みたいなものだった。人でいうなら狭心症みたいなものかな。
心臓のお薬を飲むことになったけど その頃許可がでたばかりの薬で ものすごーく高価だった。
副作用が出た犬も多いという話が耳に入ったから いやだなぁと思った時。
JVBP関係の獣医さんにふと話をしたら
「心臓疾患の犬にはコエンザイムを必ず一緒に処方している。犬猫用もあるから試してごらん」
と言われて投与を続けたら その後まったく倒れることもなく みごとに復活したのだった。
前庭疾患も患ったっけ。
食べるとすぐ吐くことが続いて受診。獣医に言われてミュウさんの目を見ると ぐるぐるまわっていた。
三半規管系の働きが狂って ものすごい眩暈がしている状態だった。眩暈のために嘔吐してたのだ。
その後前庭疾患特有の症状 斜頸も現れた。このままずっと首が傾いた状態になっちゃうのかしら? と・・。
「眩暈で固形物が食べられないから 食事はスープ系にしてくださいね」と言われたので。
日々スープ。4日目くらいに「もー!! スープばっかり!!もういやだっ!!」とだだこねられた。
ミュウさんがわがまま言ったのは 一生であの時だけだったと思う。
その後。これも見事に回復。首もまっすぐにもどった。
脾臓がパンパンに腫れたこともあった。
「どこかの角にぶつかっただけで破裂することもありえるから気をつけてください」 なんて状態までになった。
けれど。気が付けばこれも復活。自然にもとの大きさにもどったのだった。
13歳の頃は突然腰を痛めて 立てなくなったこともあったけど 1週間後には ちゃきちゃき歩いてた。
イケメン先生に「関節によいサプリメントがあります。競走馬も使ってる物です。試してみますか?」
と言われて投与を始めた。
あの頃はまだ 積極的に治療にサプリメントは使われることは少なかった。。
亡くなるまで飲み続けた甲斐があってか 亡くなる前日まで立てて 歩けていた。
サプリメントなんて と思う人もいるけれど ばかにできないとワタシは思う。
継続しないと効果が現れないのが難点だけれど・・。
ミュウさんは小さい頃から「モンローウォーク」だった。
「おしりふりふりでかわいい~」なんてよく言われたけど。
実はこのふりふり歩きは「股関節形成不全」というもので よくないもの。
たくさん犬を飼ってきた人はよく知っていて お散歩中に「ワンちゃん腰がよくないね」って
なんどか指摘されることも。
きっと高齢になったら 問題がでてくるだろうと覚悟していたけれど。
全くの心配不要だった。本当に最後の最期まで しっかり歩いていたから。
このことを思いだすと 関節炎になったゆうらさんも きっと大丈夫。
ちゃんと歩き続けることができる と思えて元気がでる。
イケメン先生がミュウさんが逝ったあと。
「ミュウちゃんてすごい犬でしたよね。あんなにいろいろあったのに 全部乗り越えましたから。
前庭疾患の首なんて 僕はきっとあのままと思ってました。でもその後病院に来たとき見たら
まっすぐになってニコニコしてて。なんか感動しちゃいましたよ」と言ったのが 忘れられない。
病気を治す力もたくさん持っていたし。
たくさんの人に支えられて。 助けてもらえたし。
逝ってしまった今も「ミュウちゃんて ほんとうにいいコだったよねぇ」って
いろんな人に言ってもらえてる。
巻いたゼンマイがきれいに全部伸びきるように 生き切った。
老衰で穏やかに逝けた。
ミュウさん。
あなたはほんとうに Luckygirlだったよ。
みんなによくしてもらったから。
こんどはミュウさんがお空から。
お友達たちがすこしでも長く たのしい日々を過ごせるように 見守っていてね。
Luckyboyのクーさんと ね。