ちーむ☆ものくろ

黒色ダップー犬と飼い主の日々のつぶやき。
ときどき白黒ネコと茶色の犬の話も、ね。

10月はピンクリボン(乳がん啓発)月間です

2021-10-17 | 日常・つぶやき

毎年10月は 「乳がん啓発月間」です。

その取り組みの象徴としているリボンの色から「ピンクリボン月間」とも言われています。

今朝のニュースでも取り上げていましたが コロナで乳がん検診を受ける人が激減したそうで。

病院に来た時には かなり重症化してしまっている患者さんが増えているそうです。

コロナも心配ですが なにか小さな異常 不安があったら 迷わず検査を受けてくださいと

お医者さんが画面を通して訴えていました。

女性のみなさん 乳がん検診 受けていますか?

 

私は ゆうらが家に来て2年目くらいの時 右胸に小さなしこりのようなものを見つけました。

すぐに近くの施設は小さめですが もと職場でもある大学病院に行き 診察を受けました。

その当時 乳腺外来というものがそこにはなく 外科で診察を受けました。

(乳がんは婦人科 と思っていらっしゃる方も多いと思いますが 婦人科ではなく外科が担当です。

乳腺外来 乳腺外科があれば そちらです)

CT撮影をしました。診察したドクターが「乳がんの疑いあり」といいました。更に。

「ここでは単なる外科だから もしここで手術をしたら 外科的にごっそり乳房を取ることになると思う。

本院の乳腺外科だったら 乳房の温存も可能だから 本院に行くことにしましょう。

その前に しこりのの中の細胞液の検査だけ私がしますから その結果も持っていってください。

最速で結果がでるように手配しますから しばらく待ってください」と。

5日間 結果待ちしました。この5日間 地獄に落とされたような気持ちでした。

5日が過ぎて結果の書類をもらいに行くと「ごめんなさい うまく細胞が取れていなくて検査ができなかったので

本院のほうでもういちど検査を受けてください」と。

はぁ??? こんなに暗い気持ちで5日も過ごしたのに?? 無駄な日々になってたの? 勘弁してくださいよぉ。

でも確かに 採取する時 悪戦苦闘してたから 大丈夫? 採取するの そんなに難しいのかな って思ってたんだ。

やれやれ・・・。

紹介状を持って 本院の乳腺外来に行きました。朝9時の予約で 診察を受けたのは夕方4時近くでした。

外来担当のTドクターがとても実力のある方で患者多数。

忙しいのに常ににこやかでやさしいため とても人気がある。でも威張ってなくて。

一度診察受けたら 次もお願いします って気持ちになるのが 初診でよくわかりました。

触診と持って行った画像 本院で取ったMRIの画像をチェックして。

「うーーん。ガンじゃないねぇ。たまたまその辺りの乳腺に体液が溜まってるだけだと思うなぁ」

「とりあえず 細胞液取りましょう。たぶんね 細胞液とったらこのしこり 消えちゃうと思うよ」と。

採取は助手のドクターが担当しました。

エコーで場所を確認しながら 針を刺して細胞採取。あっという間に取れて ほんとにしこりもなくなっちゃった。

この時わかったこと もうひとつ。

分院のドクター エコー使わずに細胞取ろうとしたんだった 手探りで針さしてたわ。

それをいったら「そりゃあ うまく取れないよ。あいつは後輩みたいなもんだから もっと勉強しろって

よーーく言っておくね。気持ちが動転してる時に迷惑かけたねぇ」って優しく笑って言ってくれました。

結局 良性の水たまり みたいなもので しこりも消えて その後は何も起きていません。

でも 水たまりもない状態が普通なわけで そういうものができたってことはいろんな可能性がなくもないので

半年に1回は検査しましょう となり。

それが1年に1回になり。

4年目 本院の大学病院では 念のための検査だけ の患者は診ないことになり。

その頃 分院に乳腺外来ができたので そちらで検査を続けることになり。

Tドクターの部下の Oドクターの検診を受け続けてきました。

ある年Oドクターが言った。

「ミュウママさん 来年の3月でここの乳腺外来 なくなっちやゃうんだよ」って。

えーっ? じゃあどうしたらいいの? と嘆いたら。

「S病院にボクとTドクターが週1で出向しているから そこにおいでよ。

ちょっと遠くなるけど 来れない範囲じゃないでしょ? 年に1度だし(笑)」と誘って? くれたので

数年前からその病院に検査に行っています。

たまたま乳がん月間の10月に。

 

本来なら その病院 検査を受ける日と 結果を聞く日が別々なんですが。

ミュウママさんは遠くから来るから と1日で済ませられるように Oドクターが手配してくれます。

病院サイドも同じく 遠いものねって 納得して予約を入れてくれます。

ここも なんの異常もなく ただ検診してほしいだけの人は 併設の検診センターに回されて。

結果は郵送で来る・・・なんですが。

私が自分の画像を見ながらドクターの話を聞きたい患者 だということをOドクターは知っているので

外来扱いにしてくれています。

「なんかあったらボクの名前だしていいからね~。ボクに言われたって言っていいよ~」って。

とってもありがたい。そして 安心して受診 検査できること いつも感謝しています。

Tドクターは 数年前大学病院勤務は定年となりましたが ここの病院にはでています。

大学病院の患者さんがTドクターを追いかけてくるので 初診予約を取るのは高額宝くじに当たるのと同じくらい。

大変な確率です(笑)

たまたまお会いしましたが 変わらず優しい笑顔でした。

大学病院の頃は お昼ごはんも食べられないくらい忙しい毎日だったTドクター。

「うーーーん。あの頃に比べたら 食べれてるね」って笑ってたけど どうかなぁ(笑)

でも看護師さんがこっそり言ってた「毎回愛妻弁当持参で にこにこしながら食べてますよ」って(笑)

それならいいけれど。

TドクターとOドクターに倒れられゃうと 私たち患者はとーーーっても困るので ご自愛していただきたいです。

 

話が長く ちょっとそれてしまいましたね。

そんなストーリーがあった私。

今週乳がん検診に行きます。

そして安心をもらって帰ってこようと思っています。

「じゃ ミュウママさん また来年の予約入れておきますね。来年また元気にあいましょう」

っていう言葉をうけて 帰ってこようと思います。

万が一。

なにかがあっても。このおふたりがいれば きっと大丈夫。

 

乳がん検診の内容は3つあります。

マンモグラフィ 超音波(エコー) 触診。

自治体の検査はマンモグラフィ単体 もしくはマンモグラフィと触診。

ですが Tドクターに以前言われたのは ベテランドクターからすると

マンモグラフィよりエコーのほうが見やすく 発見しやすいそうです。

だから 自治体の検査を受けるより やはり医療機関に出向いて エコーを受けたほうがいい。

できれば マンモグラフィとエコーのセットがいちばんよろしいと言っていました。

そして 触診ですが。これまたTドクターが。

「触診もね ばかにできないんだよ~。ベテランになると 触診で あっこれはまずい。

ああ これは乳腺の炎症だなって わかるんだよねぇ」って。

でも今のご時世。触診はどうしますか? って聞くようにしてるみたいです はい。

 

婦人科外来もそうですが。

「恥ずかしいから」となかなか検診に行かない方が多い気がします。

でもね。

今なにもなく元気でいるのは 偶然 奇跡みたいなもので 明日は我が身 どうなるかなんて

誰にもわからないのです。

大変の状態になってから嘆くより ちょっとの時間 恥ずかしいとか 痛いとか。

我慢するほうが全然いいと思うんですよ。なんてことはないと思うんです。

今はほとんどの病院で マンモグラフィやエコーを撮る技師さんは女性です。

女性のドクターがいる病院もあります。

触診だって ドクターが変な気持ちを持って 触るわけではございません。

そんな気持ちでやってたから 長年ドクターは勤まりませんよ~(笑)

なので。

どうか女性のみなさん。

ご自分の体を大切に思って。

ご自分だけでなく 周りの大切な方々も 悲しまないように。

検診を受けてくださいね。

乳がんだけでなく 他の病気も同じです。

異常や不安を感じたら ずっと抱え込まずに 診療を受けること

お願いします。

 

まずは ピンクリボン月間に 乳がん検診にいきませんか?