例によって中学2年生の時の話、早めに帰宅したらサンテレビでホラー映画の日替わりロードショーやってまして、そこで「ローズマリーの赤ちゃん」らしき映画を見たんです。なんで「らしき」かと言うと「悪魔に妊娠させられる」「周りの連中が結託して儀式を行う」なんかのシチュエーションはそっくりなので勝手に「ああ、これはローズマリーの赤ちゃんって映画だ」と思ってて、その後大学生になってレンタルで見たら映像が全然違うんですよ・・あれはなんだったのか・・と。
うん、そのあれが多分これだ。
確かヒロインが妊娠させられるのはデカい十字架型の柱の上で、旦那はかなり後半まで味方だと思ってたのに最後の最後で悪魔側だというのが明かされるって感じだったと思うんだけど・・
こういうカンジじゃねーの?
多分この、「アサイラム・オブ・サタン」(1971年)と言う映画が観た映画なんじゃないか。
ヒロインは結構綺麗どころ
実は僕もこの映画は観た事がないんだけど、「ローズマリーの赤ちゃん」そっくりのストーリーってぇんでピンと来た。
監督はウィリアム・ガードラー。そう、「マニトウ」の監督の、しかもデビュー作である。
ストーリー: ローズマリーの赤ちゃんと同じ(爆
唯一違う、と言うのは主人公女性がピアニストで、冒頭から、いつの間にやら怪しい精神病院に軟禁されている、って設定だけ、だ。
マニトウの項でも書いたが、このウィリアム・ガードラー、死の直前に撮った「マニトウ」以外では殆どオリジナリティなんつーものがある映画は撮った事が無くって、パクリだらけ、って事で有名だったんだ。
従って、テレビ放映向けで(笑)、恐らく二束三文で権利を購入出来て、晴れてテレビ放映が出来たんだと思われる(多分、日本の劇場では未公開作品?)。
恐ろしい事に、カルトな会社が近年DVDを発売したらしく、今ならDVDで観れる筈だ。
まぁ、DVDを買ってまで観る価値があるかどうかは知らんが(笑)。