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Retro-gaming and so on

スーパーリアル麻雀PVパラダイス オールスター四人打ち

ビデオゲーム機が無い家で育ったが、一方、ってワケでもないが、麻雀は大好きで良くやってた。
やっぱ麻雀が上手くなりたい、と思って本とかも読んだが、一番衝撃を受けたのは次の本だった。


1982年にリリースされたこの本。当時、PCはおもちゃみたいで大した事なんざ出来ないマシンだったわけだが、何とこの本は、当時の朝日新聞社に備え付けられてたミニコンを使って、麻雀を確率的に解き明かそう、としたメチャクチャな本である(笑)。今で言う「デジタル打ち」の源流である。
例えば、同じ役満でも四暗刻は一番作りやすい、とか、まあ人によっては感覚的にそうなんだろうな、って思う事もあるだろうが、「セオリー」と言われるモノをコンピュータ・シミュレーションで解き明かそうとした本だ。
原始的ではあるが、随分役に立った。
例えば統計的に見ると、リーチをかけた人間が同じ種類の牌(例えば萬子とか)を5枚以上(確か?うろ覚え)捨ててると、その種類で当たる確率は低くなる、とか、色々と面白いノウハウが書かれていた。
いずれにせよ、経験則に科学的アプローチでメスを入れよう、とした最初の本なのは間違いない。

まあその辺の「麻雀のノウハウ」はさておき。この本には大変面白い事が書かれていた。いわゆる「コンピュータ麻雀」の話である。
1981年にジャンピューターと言われるビデオゲームが登場してる。いわゆる二人打ち麻雀スタイルのテーブル型筐体で、当時だとサラリーマン用の暇つぶしなのか、あっちこっちの喫茶店なんかに良く置かれていた。


スペースインベーダーがビデオゲームブームを起こしたが、1981年になると表面的にはどのゲームも、当時の大人の間では「ブーム」と言う程話題にはのぼってない。ただし、ジャンピューターの喫茶店なんかでの普及率を考えるとこれは当時の実は隠れた大ヒット商品なんじゃないだろうか。
麻雀は当時の大人の嗜み、つまりある意味「プレイできて当たり前」なので、特に騒ぐような話でもなかった。子供はギャラクシアンだパックマンだ、と新しいゲームに目移りしてはいたが、使える金は限られている。しかしジャンピューターをプレイする大人は資金力が違う。よって多分、この機械は相当稼いでたんじゃないか、と思われる。静かにね。
そして、話を聞くトコによると、このジャンピューター、結構強いらしいのだ。当然「どうすれば勝てる?」と言う話になる。件の本はそこにメスを入れたのだが・・・・・・。

多分、件の本では、朝日新聞社の記者が要するにメーカーに取材したんだろう。結果ジャンピューターの強さのカラクリは

相手は初めから聴牌してる

と言うモノだった・・・・・・。強さ、と言うのは単純に

いつリーチしていつ上がるのか

調整してるだけだ、と。要するに相手はイカサマだったわけだ。
そりゃ簡単に勝てねぇよな、と。
まぁ、当時の技術的な問題があったんだろう。別に今の麻雀、あるいはネット麻雀のプログラムがイカサマだ、とか言う気はない。ただ、恐らく黎明期のコンピュータだと、「マトモな麻雀を打つプログラム」を書くよりイカサマ前提のプログラムの方が実装するのはラクだったろうな、とは思う。そもそも4人打ちでもないし、2人打ちと言う限定された設定でスピーディに打ち、客をそれなりに楽しませなければならない。
いずれにせよ、僕は個人的には全然ジャンピューターなんざ触った事がなかったが、件の本を読んで、このテのコンピュータ麻雀には決して触らない事にしようと誓ったのだった・・・・。

しかし触ってしまったのだよ。ご存知脱衣麻雀の登場である。クソ、イカサマだとアタマでは分かってるのに、しかし対戦相手の女の子を脱がす為についつい夢中になってしまって・・・・・・。男ってバカだぁ。
1987年に登場したスーパーリアル麻雀PII。決して家庭用ゲーム機にはそのまま移植されないゲームセンターの徒花。この登場は衝撃的だった。


クソ、じっくり家で脱がしてやりてぇ・・・と燃えたモンなんだが、生憎そういう機会も機械もなかった。そして、そういう野望はスーファミを手に入れても成し遂げられなかったのである・・・・・・。

余談だけど、このテの脱衣麻雀は、例えばこの後、アダルトビデオを中に仕込んだ筐体なんかも出てきて、結構カオスな事になっていく。あがった役によってヌードを拝める秒数が変わる、とかワケの分からん脱衣麻雀なのだ。結構それは、ゲーセンで夢中になってやったかもしれない。男ってバカ・・・・・・。俺だけか(笑)?
冷静に考えてみると、アダルトビデオ借りてそれ観れば溜飲は下がるんだよな(笑)。でも家にビデオデッキもなかったんだ(笑)。なんせボンビー家だったからなぁ。

まぁ、そんなわけで、スーパーファミコンでやっとスーパーリアル麻雀の名を冠したソフトが出た時、やっぱ買っちまったんだよね。もちろん、脱衣無しに変更されてたんだけど、往年の恨みを晴らすため、と(笑)。インチキだって分かってるけどしょーがない。ちなみに、新品じゃなくって中古品だったけどな(笑)。
麻雀自体はどーせマジメにプログラムされてないのだ。でも暇つぶしには丁度良い。要するにジャンピューターなんかも暇つぶしに丁度良かったから、インチキである、とか無い、とか関係ないトコで楽しめるわけだ。スーファミのスーパーリアル麻雀もそれで良い。そしてそのテの暇つぶし麻雀ゲームとしてはある種最高峰だろう。相手がマジなキャラクタでも萎えるだけだしな。あと、スーチーパイなんかも買ったけど、出てくる女の子の可愛さはスーパーリアル麻雀シリーズの方が上だと思ってる。
ところで、このテの麻雀は二人打ちが基本で、やっぱ四人打ちをやりたい、となると物足りない。しかし、スーパーファミコンでスーパーリアル麻雀シリーズでは最高傑作と言って良いソフトがリリースされた。それがここで紹介するスーパーリアル麻雀PVパラダイス、である。それまではゲーセン仕様で二人打ちばっかだったんだけど、どうせ脱衣は任天堂チェックでダメになるのだ。だからその辺、フツーの麻雀にした方が良い、って判断は正しかったと思う。


このゲームでは、スーパーリアル麻雀PIIからPVまでの全女性陣が集結して、四人打ち麻雀が出来る。やっと如意棒持った猿や織田信長とかプロ雀士のムサイオッサンやサングラスのデフォルメキャラやさいばらりえこ相手に麻雀を打たなくて良くなったのだ。やっほい!
脱衣が無くても美少女と麻雀が出来るだけで充分なのだ。四人打ち麻雀でもいまだプログラムがインチキだろうと構わないのだ。
美少女と麻雀。それだけで天国なのである。
そして男の業とはそういうモノなのである。




まぁ、でも本音言うと、やっぱ脱衣してくれりゃあよかったなぁ・・・(爆
そういう人はPC-FX版で(謎!



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