見出し画像

Retro-gaming and so on

「弱キャラ友崎くん」は不快なアニメ

いや、第一期は流してた。
しかし第二期になるや、不快度が一気に増してしまった。
クソアニメ度から言うとアイドリッシュセブンとイイ勝負だ。
既に僕の中では二大クソアニメの一つ、となってしまってる。
何だこれ?ってなカンジだ。

そもそもこの話、コンセプトがおかしい。いや、ある意味あまりにフツーなのか。
つまり世界観としては「リア充サイコー」であり、その価値観が唯一絶対無二、として存在する世界観だ。
要は「現実世界がベスト」って話なんだよな。
まず、「物語として考えた時」そんな話が面白いのか、って事がある。
主人公の友崎某、ってのはゲーマーでゲームが上手くて、ゲームランキングの上位者である、と言う「バーチャル世界で」の有名人だ。
じゃあ、それでいいだろ、とか思うんだけど(笑)。
ひょんな事から、ゲームで知り合ったゲーマーが、自分の高校の同期の、学校のマドンナ、の何とか、って美少女だと言う事を知る。
ごめん、なんて名前なのか知らん(笑)。なんせ流してただけだからな。
んでまずこのメインヒロインが性格がいい、とかとても思えなくて、そもそもヒロインとして成り立ってない。学校じゃリア充なんだけど、実は隠れゲーマーで、性格が悪い、と。
んでこのバカ(笑)がリア充の素晴らしさを説いて、友崎をリア充化しよう、って話になるわけだな。
いわば「マイ・フェア・レディ」の逆バージョンなんだよ(笑)。確かにコンセプトは「たった一行」で書ける。
そういう意味では優秀な話なのかもしれんが。
で、別に僕はオタクではないんだけど、言い換えるとこの「絶対的に正しい価値観が一つあり」、それに従う、ってのがそもそも「正しい」事なんか?と言う疑問がある。どう考えてもおかしいだろ、としか思えないわけだ。
友崎、って主人公がランカーになるまでゲームが上手くなった、ってのはそこに時間を費やしたからだよな?当然「パンピーの価値観」に合わせてたらそんな事は出来ないわけだ。
例えば大谷翔平だって「一般的な幸せ」ってのを求めなくて「野球での幸せ」を追求してきたからああなってるわけじゃない?一般的な意味で「リア充」なのかそうじゃないのか、ってぇのは保証の限りじゃねぇんだよ。
音楽家だって「友達が出来ないくらい」音楽に時間を費やした人も山ほどいる。音楽に時間費やしすぎて「常識を知らん」って奴らまでいるくらいだ(笑)。でもそんなの本人には関係なくって、「音楽に人生を捧げてきたのを」無駄とも思ってないだろうし、多分本人はそれはそれで幸せなんだろう。
じゃあ、友崎とそれらの「極めた人」との違いはなにか、と言うと、本人にはその差を作る原因はないんだ。野球は有名なスポーツで、音楽は「文化」と言う後ろ盾がある。一方、ビデオゲームにはまだそれがない。違いはそれだけ、なんだ。
仮に友崎が、ビデオゲームじゃなくって将棋をやってたらそうはならかなかった、ってだけの話であって、そこがまさしく「他人の評価」なんだよ。他人の評価が無いと産業的な意味が成り立たない、ってそれだけの話なんだ。
そういう「構造」があるにも関わらず、このアニメは「現実世界のリア充が一番価値がある」と言うトコに重きを置いている。異論は認めない、ってわけだな。
いや、だから「おかしな話」なんだって。

一期の時点で極めて不可解に思っていて、「いや、このアニメ、オタクに支持されてんの?」ってアタマの中が疑問符だらけ、だったんだ(笑)。
いや、別に俺はオタクじゃないけど、オタクにとっては「自分を否定されている」アニメなわけじゃん?これを観てる奴らは「オタク」なんだけど「実はリア充に憧れている」とか、そういうのがあるんか、とか。ひっじょーに評価しづれぇな、とか思ってたわけ。
だってさ、例えばだぜ?「クラシック音楽が至上の価値がある」って世界観の話を考えてみろよ。主人公はロッカーだとする。知り合った女の子は隠れロックファンなんだけどクラシックピアノバリバリの女だ。

「貴方をクラシック好きにするわ!」

とか言われて・・・って話を考えてみろよ(笑)。どう考えても「余計なお世話だろ」って事になんだろ(笑)。
大体ロック好きがさ、「ロック全否定してる」コンセプトの話読んで喜ぶか、って事なんだ。
だから実は世の中のオタクが「リア充に憧れている」ならこの話は成り立つだろう。そうじゃなかったら「一体誰に向けて書いてる話なのか」さっぱりわからん、と。
だから一期流してた時にも「なんだこれ」としか思えなかった話なんだ。

でもまぁ、一期やってた時には「なんだこれ」とは思ったけど、不快、までには行かんかったのね。
ところが二期入って不快度が急上昇したの。それはだな。
ヒロインのクソ女が

「彼女を作れ」

って友崎に命令したから、なんだよな(笑)。
「なんだそれ」度が急上昇して不快指数が上がった、と(笑)。
そもそも「作れ」って言われて作るモンなのか(笑)?
いや、この思考回路がキモい、っつーかクソ女ここに極まれリ、と(笑)。
リア充 = 彼女がいなければならない。
まぁ、そうかもしれん。でも「命令されて作った彼女」とかさ、彼女の方が可愛そうだろ、とか思うんだよな〜。
友崎は「現実世界を神ゲーとしてクリアする」ってアタマのおかしい事言ってクソ女の計画に乗るわけだけど、ここまで来るとそりゃ別問題だろ?
「彼女」には人格があるわけだ。人格を好きになるから彼女にしたい、って思うわけじゃん?
でもここであるのは「形式だけ」なんだよ。なんだこの話、とか、思ってこの辺りから超耐えられない「クソアニメ」認定になったわけだ。
友崎にしてもここでクソ女の計画に乗る、ってなった時点で「クズ男」決定やん(笑)。もう全然主人公に共感する、とか何とかいうレベルじゃねーだろ、と(笑)。
不純も不純、不快も不快だ。
ハッキリ言うけど、眼の前でそんな指令を出す女を強姦してやってもいいと思うわ(笑)。そしたらエロ漫画ストーリーへ入っていき、俺でも納得するわ(笑)。
「彼女を作れ」とか全女性の人格を「無いようなモノとして扱う」ような女には天罰が当たって然るべきだ。
なんでこんな性格が悪い女が、学校で人気者なの(笑)?
どう考えてもおかしいだろ、っての。

いやさ、これに比べると「ヤりたいから彼女が欲しい」とかさ(笑)?獣のような事言ってる現実の男子生徒の方が余程「純粋」だと思うんだよな(笑)。いや、俺自身が過去そうだったかどうかはともかくとして(笑)。だってまだ対象を「同格の生物」として見てるわけやん?
一方、ここで既に友崎とクソ女は「相手を同格の生物」として見てない、って事になるんだよ。あくまでゲームの攻略対象、でしかない。全く「なんだそれ」が積み上がる。
結果、物語上でどう何を友崎が発言しようと、薄っぺらくしか聞こえんのだわ。全部が「リアルと言う名前のゲーム攻略」の為の布石やん?
2期が直面したのはそういう「薄っぺらいキャラ」が「気持ち悪い思考回路で」「薄っぺらに行動する」話なんだよ。
マジで、この話、そんなに人気あるの?観てる人は一体何を考えてるのか。ホンマサッパリわからんのだ。
でも俺はこのアニメは「最も不快なアニメのうちの一つ」と認定する。2024年度神クソアニメ賞にしよう。

なーんか、角川くせぇなぁ、とか思ったらさにあらず。なんと小学館だった(笑)。
小学館ェ・・・・・・
小学館ラノベ弱いからなぁ・・・でももっとマトモな作品をアニメ化しろよ(笑)。いくら深夜アニメはCMだ、っつーっても限度があるだろ(笑)。
ホント、これ推した編集のセンスを疑うわ(笑)。
勘弁してくれ(苦笑)。
やっぱ小学館は漫画だな。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「アニメ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事