見出し画像

Retro-gaming and so on

俺は全てを【パリイ】する 〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜

原作は例によってなろう掲載。面白いんだけど、更新頻度は高くない。
いわゆる「鈍感系主人公」の話だが、女性に対して、ではなくって「最強なんだけど本人は最強だと気づいてない」と言う話だ。これもなろうで一定数ある話だ。
さて、こういう設定の話だと原則、話のベースの雰囲気はどうしても「コメディ」になる。原作も結構際どいんだけど(笑)、やっぱベースはコメディだと思っている。主人公も勘違いしてるし周りも勘違いしてるし・・・ってなカンジなんだが、どうもアニメになるとこの辺コメディ色が薄れてシリアスに寄ってく気がするんだよな・・・・・・その辺がどうなるか。

初回放送だと、原作だと「回想部分」を大真面目に捉えるカンジにしてて物語の導入にしたので、ちとかったるくって「スロースターター」な印象。
主人公ノールは「冒険者になる才能がない」、つまり「役に立たないスキルしか得られなかった」男で、冒険者としては最低のFランク、つまり、街の外でのモンスター討伐依頼や採取依頼が受けられない「冒険者とは呼べない冒険者」だ。
実はそれら「役に立たない」スキルが「虚仮の一念、岩をも通す」で、10年にも渡る訓練で、メチャクチャ役に立つ、と言うより「最強レベル」に昇華してるわけだが(題名の「パリィ(Parry): 受け流し」もその一つだ)、本人はそれに気づいてない。
ノールは愚直なまでに愚直な男で、・・・要はかなり「アホ」なんだが(笑)、これを見ても分かると思うが、やっぱベースは「コメディ設定」なんだよ。訓練所で「才能がない」と言われてる事も原作では割にアッサリと書かれている。
一方、アニメだとそれを最初に持ってきてしまった・・・つまり齢12歳の少年が「才能がない」と言われても努力し続ける「根性話」にしてしまった、っちゅーこっちゃ。果たしてこれは「話の解釈」として妥当なのか否か・・・・・・。
いや、原作は面白いんで、話の面白さは一応保証はするんだけど、初回放送を見た限り、演出が「カッコ良さ激フリ」と勘違いしてんじゃねぇの、とちと不安視してる、って話だ。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「アニメ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事